布ナプキンお洗濯のよくあるQ&A
布ナプキンのお洗濯の中で「事前に何を準備すればいい?」「汚れがなかなか落ちない…」「乾燥機って使っていいの?」など、布ナプキンの洗い方についてよくある質問をまとめました!
布ナプキンの洗い方について知りたい人は、「布ナプキンの洗い方」を事前にチェックしてくださいね♪
よくあるQ&A
お洗濯道具について
布ナプキンを洗うとき、事前に「何を揃えればいいの?」と思っている人も多いはず。そこで、事前に揃えておくと便利なお洗濯グッズをご紹介します。
浸け置きバケツ
はじめに揃えておきたいのが布ナプキンのお洗濯に必要な、浸け置きができるサイズの『ホーローバケツ』。
浸け置きの際には布ナプキンが水に浸るくらいが目安なので、夜用サイズなどの大きい布ナプキンもしっかり浸け置きできる、底が深いものがぴったり。
お風呂場にある洗面器や湯桶などでも問題ありませんが、衛生上の観点から浸け置き用のものを別で用意していただくのがおすすめです。
あったら便利なホーローバケツですが、実際は置き場所や収納に困ったり、蓋がないものだと浸け置き中の中身が見られてしまって使いづらいと思う人も多いかと思います。
nunonaでは、そんな浸け置き中のお困りごとをすべて解決できる『浸け置き用防臭チャック袋』をご用意しています。
自立するスタンド式のチャック袋なので、ホーローバケツの代わりにはもちろん、布ナプキンを最大24枚収納できる優れもの!チャックを閉めれば浸け置き中の見た目も臭いも気になりません。
お洗濯ネット
もみ洗い⇒浸け置き⇒すすぎの後、さらに洗濯機で洗う場合は色落ちや型崩れが起きないように『お洗濯ネット』を使用しましょう。
布ナプキンは洋服と同じように布作られているので、傷みや劣化の進行を防ぐためにもお洗濯ネットに入れてから洗濯機にかけていただくことをおすすめしています。
お洗濯洗剤
経血を落とすには水洗いだけではどうしても限界があるため『お洗濯洗剤』は必須。
布ナプキン専用の洗剤以外にも、一般の市販洗剤でもお洗濯は可能です。お洗濯洗剤については、次の「洗剤について」で詳しくご紹介します。
洗剤について
「洗剤はなにを使えばいいの?」「市販の洗剤でも大丈夫?」など、布ナプキンのお洗濯に使う洗剤について詳しくご紹介します。
おすすめの洗剤は『アルカリウォッシュ』
布ナプキンのお洗濯洗剤でおすすめなのは、セスキ炭酸ソーダ100%でできた『アルカリウォッシュ』。お肌への負担が少ない重曹と、洗浄力が高い一方でお肌への負担がかかる炭酸ソーダの中間にあたり、別名『セスキ炭酸ソーダ』と呼ばれ、お肌にも優しく洗浄力が高い洗浄剤です。
粉末状タイプでかるくかき混ぜるだけで水に溶けてくれるのが特徴で、重曹の10倍の洗浄力効果があるといわれています。また、界面活性剤不使用で温和な弱アルカリ性なので、もみ洗いや浸け置きの際に手洗いをしても安心です。
さらに、環境に配慮した無機物洗浄剤という点から、環境への負荷が少なく地球にも優しいお洗濯洗剤なんです。
市販の洗剤は使っていいの?
市販の洗剤には石鹸や液体洗剤、粉末洗剤などたくさんの種類がありますが、市販の洗剤をお使いいただく場合は経血を落としやすい「アルカリ性」洗剤がおすすめです。
一般的な合成洗剤や中性洗剤でもお洗濯は可能ですが、経血が落としきれなかったり布ナプキンの肌心地や色落ちの原因になる可能性があるので、できる限り経血を落としやすいアルカリ性洗剤を選びましょう。
ランジェリー用のお洗濯洗剤や、固形石鹸などもお使いいただけますが、メーカーによっては布ナプキンのお洗濯に合う合わない等があるため、様子を見ながらお洗濯してみてくださいね。
柔軟剤は使っていいの?
普段のお洗濯で柔軟剤を使用する人も多いかと思いますが、そもそも柔軟剤とは繊維をコーティングし、いわゆる油膜を張って摩擦を防止することで衣類をふんわりとさせるものです。
布ナプキンは経血を吸収しなければならないので、このコーティング作用によってどうしても本来の吸収力よりは弱くなってしまいます。ただし、柔軟剤を1度でも使ってしまうとまったく吸収しなくなってしまうというわけではないので、おすすめはしませんが様子を見ながらお使いいただくことは問題ありません。
漂白剤は使える?
漂白剤は大きく分けて酸素系・還元系・塩素系の3種類に分類されます。布ナプキンのお洗濯にももちろんお使いいただけますが、がんこな経血などを落とすことができる洗浄力の高い漂白剤に関しては、かならず「酸素系」漂白剤を選びましょう。
酸素系漂白剤の場合、液体と粉末どちらでも問題なく使えますが、粉末タイプの方が洗浄力が高いので、経血を落とすのにはぴったりです。よくある市販の「塩素系」漂白剤は、生地の傷みや色落ちの原因となるので、間違って使用しないように注意しましょう。
アルカリウォッシュと同じ分量を目安に、水1.5Lに対し大さじ1程度の酸素系漂白剤で浸け置き水を作り、浸け置きをしていただくと効果的です。酸素系漂白剤とアルカリウォッシュを混ぜても問題ありませんが、洗浄力が若干弱くなってしまうので、どちらかを使うことをおすすめします。
洗濯機でのお洗濯について
基本的に布ナプキンは「もみ洗い⇒浸け置き⇒すすぎ」の3ステップで十分ですが、経血残りやニオイが気になった場合は、洗濯機にかけて洗うことができます。
洗濯機を使う場合は、浸け置き後の布ナプキンを軽くすすいだ後に、生地が傷むのを防ぐためにお洗濯ネットに入れてから、いつも通りの設定で洗濯機にかければOK。
その際、市販のお洗濯洗剤はなるべく「アルカリ性」のものをお使いいただくことをおすすめしています。もちろん、普段のお洗濯物と一緒に回しても問題ありません。
経血がなかなか落ちないとき
布ナプキンは使っていくうちにどうしても経血が落としきれなくなったり、1度使ってしまうと新品のときのような真っ白な肌面に戻すことは難しいですが、お洗濯してもなかなか経血が落ちないときに使える、3つのお洗濯方法をご紹介します。
長めに浸け置きする
生理の終わりかけ頃の経血は粘が高くて落ちづらく、いつも通りに洗っても落ちにくい場合があります。そんなときは、。浸け置き前のもみ洗いをいつも以上にしっかりして、浸け置き時間を長めにとりましょう。その際、浸け置き水をこまめに交換することで、汚れが落ちやすくなります
また、高温のお湯で洗うと経血が固まってしまい落ちづらくなってしまうので、水の温度は40℃以下のぬるま湯を目安にしてくださいね。
交換時に布ナプキンを湿らせておく
布ナプキンを交換した後すぐにお洗濯ができないときや外出先で使用したときなどに、使用済み布ナプキンにお洗濯洗剤やアルカリウォッシュを溶かした水をスプレーなどで湿らせておくと、洗濯の際に汚れが落ちやすくなります。
100均などで購入できる小さいスプレーボトルなどに、水300mlに対しアルカリウォッシュなどの洗剤を小さじ1程度の割合で作った水を携帯しましょう。布ナプキンの交換後、肌面に3~4プッシュすればOKです。
酸素系漂白剤で浸け置きをする
なかなか落ちない頑固な経血には『酸素系漂白剤』での浸け置きが効果的です。アルカリウォッシュの代わりに、水1.5Lに対し酸素系漂白剤を大さじ1程度で浸け置き水を作り、浸け置きを行ってください。
浸け置き水の温度を40℃以上にすると、漂白成分が一気に出すぎて空気中に逃げてしまい、かえって漂白の効率が悪くなってしまうので、水温は40℃くらいを保つようにして、浸け置きをしましょう。
酸素系漂白剤は塩素系漂白剤と違って、ツンとしたきついニオイがなく布ナプキンなどの繊細な素材や、色柄物にも安心してお使いいただけるのが特徴です。
nunonaがおすすめしている酸素系漂白剤は、天然成分の過炭酸ナトリウム100%でできており、経血を落とすだけではなくお洗濯後にニオイが気になるときにも活躍してくれます。
お洗濯後のニオイが気になるとき
お洗濯後でもまだニオイが気になる場合は、汚れがきちんと落ちていないか、乾燥が不十分な可能性があります。
汚れがきちんと落ちていない場合は、再度すすぎをしっかり行い、染み込んだ経血をきちんと洗い流しましょう。その後、こまめに水を交換しながら再度浸け置きをしてください。
布ナプキンは天日干しをすることで、日光による殺菌効果がありますが、乾燥が不十分なときや雨の日や湿気の多い時期は、浴室乾燥やエアコン・サーキュレーターなどの空調機器を利用して乾かしましょう。
特に雨の日や湿気の多い梅雨の時期は、風通しのいい場所でいつもより1日長く干すことをおすすめします。
また、浸け置き水に精油(エッセンシャルオイル)を数滴入れることで、浸け置き中とお洗濯後の気になるニオイを対策できます。
特に、ラベンダーは殺菌・抗菌作用、オレンジなどは消臭作用に優れているので、布ナプキンの浸け置きとの相性は抜群です。
脱水機・乾燥機について
洗濯機に内蔵されている脱水モードであれば、乾燥機はご使用いただいても問題ありませんが、性能によっては生地が傷んでしまう可能性があるため、様子を見ながらご使用ください。
また、乾燥機も問題なくご使用いただけますが、布ナプキンが縮んでしまう場合もあるので、頻繁なご使用はお控えください。
オーガニックコットンなどの天然素材で作られた布ナプキンを、極力傷ませずに乾燥時間を短縮するのにおすすめなのが、アイロンを使った乾燥方法です。
湿った布ナプキンの上から乾いたタオルを当てて、肌面を低温(80~120℃)でゆっくりアイロンをかけることで、肌触りの質を保ちながら、効果的に水分を飛ばすことができます。
煮洗い・アイロンについて
nunonaの布ナプキンは、色落ちや生地が痛む可能性があるため、煮洗いはしないようにしてください。
アイロンについては、肌面にのみ乾いたタオルを当てて低温(80~120℃)で軽くかける分には問題ありませんが、アイロンの温度を上げすぎないように、様子を見ながらかけてくださいね。