出産後の排卵痛、その痛み緩和できる?
出産をする前には排卵痛を感じたことがなかったのに、出産してから痛みがひどい…とお悩みの方はいませんか?
出産後の排卵痛に悩む人は意外に多いのです。出産後に排卵痛がひどくなる理由と、緩和する方法についてご紹介します。
排卵痛が起こるしくみ
排卵痛とは、生理と生理の間に起こるお腹や腰などに起こる痛みのことです。痛みを起こす原因は、卵胞が破れて卵巣の表面に傷ができるためです。
卵巣の表面に傷がつくと、傷の部分から血液などの分泌液が腹腔内に流れてしまうことがあります。流れ出した分泌液が周りを刺激することで痛みにつながるのです。
排卵痛の症状
針でチクチク刺すような痛みやお腹や腰が重怠かったり、下腹部に違和感があったりする場合があります。痛みの強さや発症部位には個人差があり、周期によっても違いがみられます。通常であれば、2~3日ほどで排卵痛が落ち着くことが多いようです。
排卵痛以外にも、おりものに血が混ざる、強い眠気、倦怠感、胸の張り、便秘、吐き気などの症状がみられることもあります。排卵が終わると痛みも鎮まるのが特徴です。とはいえ、出産を重ねる度に排卵痛が強くなるという人もいます。
排卵痛が起こる時期と痛み
- 排卵前…腫れを伴う痛み
- 排卵の瞬間…卵胞を突き破るため痛みを伴う
- 排卵後…痛みと共に出血を伴う場合も
どの痛みでも個人差があり、中にはまったく感じない人もいます。
出産後に排卵が始まる時期
一般的には、産後しばらくは無月経の状態が続きます。母乳育児の場合、母乳の分泌を促進するホルモンが排卵を抑制するため、生理の再開が遅くなることが多いです。生理の再開は個人差があり、母乳育児とミルク育児によっても開始時期に差がみられます。
授乳期間の長さによって生理の再開時期が異なり、授乳期間が短いと生理が早めに再開し、授乳していない場合は、産後2~3ヶ月で生理が再開するといわれています。
産後6~10ヶ月ほどすると、授乳している場合でも生理が開始されることが多いそうです。ただし、授乳を継続している場合はホルモンの影響で卵巣機能が抑えられるため、1年ほど無排卵の状態の人もいるのだとか。産後しばらくは、ストレスや体重減少などから無排卵や周期が整わないこともあります。
出産後に排卵痛がひどくなる原因
出産は女性の体が大きく変わるきっかけとなります。出産後に排卵痛がひどくなる原因としては、出産によって体質が変わることや、卵巣の働きが落ちホルモンバランスに変化が出ることによるもの。今まで排卵痛がなかった人も排卵痛を感じるようになる場合があるようです。
排卵痛がひどいときは病院を受診しよう
出産後の排卵痛は、骨盤のゆがみやホルモンバランスの変化が原因といわれていますが、ひどい排卵痛は病気のサインとして現われることがあります。
例えば、腹痛が強い場合は卵管炎などが発症しているケースもあるようです。卵管炎が悪化すると不妊の原因になる可能性もあるため注意が必要です。
排卵痛が耐えられないほどつらかったり、不正出血がみられたりする場合は、迷わず婦人科を受診しましょう。病院へ行くほどではないけれど排卵痛がつらいという人は、以下の方法を試してみてください。
排卵痛を緩和するには?
排卵痛は排卵が起こる女性にとってはごく自然な現象なので、完全になくすことは難しいものです。しかし、生活習慣や食習慣を変えることで痛みを緩和することができる場合があります。
骨盤や股関節のゆがみを治す
排卵痛の原因のひとつとして骨盤のゆがみや股関節のズレがあります。
ゆがみは・・・
- 整骨院などで骨盤のゆがみを整える
- 日々の姿勢に気をつける
これらで解消できる可能性があります。
ポイントはなるべく骨盤を立てること。骨盤が地面と垂直になるように真っ直ぐ保つ姿勢です。
赤ちゃんを抱っこするときは猫背になりやすいので注意しましょう。また、ソファなどにもたれかかるように座ると骨盤が後傾してしまい、ゆがみやすくなってしまうので、意識して骨盤を立てるようにしてください。
また、横座りをしたり足を組んだりという姿勢は、骨盤のゆがみの原因になる場合があるため、気をつけたほうが良いでしょう。椅子や厚みのあるクッションを活用すると、骨盤を立てて座りやすくなります。
ホルモンバランスを整える
出産後にホルモンバランスが変化し排卵痛が起こっている場合があります。
この場合、ホルモンバランスを整えることが重要です。規則正しい生活、適度な運動や、大豆製品・ナッツ類を多く取り入れた食生活などがホルモンバランスを整えるカギです。偏った食生活に心当たりがある人は、栄養バランスを意識した食生活を目指しましょう。
また、適度にリフレッシュをしてストレスをためないように心がけましょう。ストレス解消のためにお風呂タイムを充実させることもひとつの方法です。
好きな香りが漂う浴室はリラックス空間に変わり、日々の疲れを癒やしてくれますよ。お風呂にゆっくり入ってストレス解消できれば、睡眠の質も上がりホルモンバランスに良い影響が期待できます。
体を冷やさないようにする
子宮や卵巣などの器官は冷えに弱く、冷えてしまうことで機能が低下してしまうこともあります。冷えを改善することで血流が良くなり、排卵痛が緩和するそうです。
冷たい飲み物は避け温かい飲み物を飲む、足湯や手浴を行う、紙ナプキンから布ナプキンに変えるなど、毎日の中で少し気をつけるだけで冷えが改善することがあります。
体の中から温めるために、根菜類や温かいものを食べることも大切です。具沢山のお味噌汁やスープなどを献立に加えてみましょう。
出産後に布ナプキンがおすすめの理由
出産後は布ナプキンを用意しておくと日常的に使えて便利です。生理期間はもちろん、排卵痛対策や尿漏れ対策としても使えるので一石二鳥です。なぜ、布ナプキンがおすすめなのか解説します。
ふんわり温かい
布ナプキンは、重ね着している感覚で使用できるため、排卵痛対策もなるんです。その理由は排卵痛を和らげるには、体を温めることが大切だからです。
布ナプキンはコットンやガーゼなどで作られているので、つけるとふんわり温かいと感じられるでしょう。
nunonaの布ナプキンは、100%オーガニックコットンを使用しているので、お肌に気を遣っている人に選ばれています。
排卵出血があっても大丈夫
排卵前後に排卵出血がみられる人もいるでしょう。鮮血や茶色、おりものに血が混じるなど個人差があります。
排卵出血のために、おりものシートを使うのはもったいない、ムレが気になるという人は布ナプキンがぴったりです。
少量の排卵出血であれば、おりものシートのような感覚で布ライナーを使用することで快適に。着ぶくれせず、通気性や肌触りが良いのでオールシーズン対応できますよ。冷えが気になる人は、重ね着のように使ってみるのもおすすめです。
デリケートなお肌に優しい
出産後は心身ともにデリケートな時期。だからこそ、布ナプキンで体を優しく守ってあげませんか。
布ナプキンは通気性が良くムレにくい設計なので、肌トラブルの対策にもなりますよ。
通気性が良く、湿気がこもらないのでかぶれ対策にも。下着と同じような着け心地なので、紙ナプキンに比べてお肌への負担が少ないところも魅力です。
尿漏れ対策になる
分娩時の負担や子宮が膀胱を圧迫することで尿漏れが起こりやすくなります。出産により骨盤底が緩んだ状態だと、尿道の絞まりが悪くなることが原因です。
布ナプキンは排卵痛対策としてや尿漏れ対策にもなるので、生理期間以外でも幅広く活用できるでしょう。
布ナプキンを始めてみよう!
ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に始められるのもうれしいポイントです。
布ナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、『布ナプキンの基礎知識』で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
nunonaのおすすめ商品
-
おすすめ特集
-
布ナプキン
-
布ナプキン吸水ショーツ
-
その他グッズ