不妊の検査って何をするの?
日本産婦人科学会では、「性交渉をして1年間妊娠しない場合、不妊と判断する」としています。
しかし、35歳以上なら結婚してすぐに検査を受けたほうが良いでしょう。「不妊の検査って何をするの?」と不安になるかもしれませんが、知ることで気楽に受けられるかもしれません。
まずは予約

女性の不妊検査は、婦人科で行います。「ブライダルチェック」「不妊治療」を掲げた病院なら検査できます。まずは予約しましょう。
不妊治療ができる病院は、男性も検査できることが多いのが特徴。不妊の原因は男女とも同じだけ可能性があるので、できれば夫婦で受けましょう。
基礎体温を付けましょう
来院前1~2周期分の基礎体温を記録すると、スムーズに検査結果が出ます。なくても検査は受けられますが、できれば基礎体温表を用意しましょう。
いざ検査!

検査は月に数回病院に通い、検査結果が出るのに1ヶ月以上かかります。病院によって調べる内容は異なりますが、これはある不妊治療の病院の例です。
- 採血(月に数回。生理周期3日目くらい、排卵期前、黄体期)
- 通水検査(または通気検査)と子宮卵管造影検査
- 膣の分泌物検査
- 子宮頸管粘液検査
- ヒューナー検査(フーナーテスト)
男性は、精液検査を行います。
採血をして感染症や女性ホルモンの値を調べます
特に最近注目されているのは、AMHという数値。卵巣の卵子予備軍の在庫がわかる数値で、あとどれだけの間妊娠できるのかの目安になります。
通水検査と子宮卵管造影検査

月経周期7~12日くらいに行います。通水検査は卵管に水を流して、卵管に詰まりがないか確認します(空気を通す「通気検査」もあります)。
子宮卵管造影検査は、子宮と卵管に造影剤を入れてレントゲン撮影をします。子宮の奇形や卵管の詰まりなどがわかります。
人によっては痛みが強いですが、耐えられないときはすぐに中止してもらいましょう。卵管の詰まりが取れるので、これだけでも妊娠しやすくなる場合もあります。
子宮頸管粘液検査とヒューナー検査

排卵期に行います。子宮頸管粘液というのは、精子を子宮に導く架け橋のようなものです。排卵期になると量が増えるため、採取して量や質などを調べます。
ヒューナー検査は、性行を行って9~24時間後に行う検査です。子宮頸管粘液を採取し、中に精子がいるかを確認します。精子の数が極端に少ない、またはいない場合は、精液検査と抗精子抗体検査(精子を外敵と判断し、攻撃してしまう抗体がないかの検査)を行います。
もし問題が見つかっても、治療方法はたくさんあります。むやみに心配しなくても大丈夫。若ければ若いほど妊娠の可能性は上がるので、できるだけ早めに検査を受けてみましょう。
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