軽失禁を経験したことがあるという人はなんと20代～60代まで幅広く、6割の人が経験しているそうです。

軽失禁を起こしやすい場面は日常的にあり、重いものを持ち上げたときや、咳・くしゃみをしたときなど、ふとした瞬間にちょっと漏れてしまうことが多く見られます。

ちょっぴり漏れは女性に多く、それは身体の構造とライフステージに関係があります。

・尿道が短い

男性は尿道が長く、S字にカーブしている構造に比べ、女性は尿道が短く直線であるため、お腹に力が入ると漏れてしまいやすいのです。

・出産経験によって骨盤が開いてしまう

お子さんがいるお母さんは軽失禁が起こりやすい傾向にあります。

出産で産道と一緒に骨盤も開き、骨盤を支えている骨盤底筋が傷ついて伸びてしまうので、膀胱などの臓器を支えづらくなるため失禁しやすくなるのです。

・筋肉がつきにくい

加齢や運動不足が原因で骨盤底筋が弱ってしまっても、軽失禁しやすい原因になります。

そもそも男性に比べ、女性は筋肉がつきにくいので、骨盤底筋が鍛えずらく衰えやすいのです。

尿失禁には種類があり、女性に多くみられる尿失禁は、「腹圧性尿失禁」「切迫性尿失禁」「混合型尿失禁」の3つです。

軽失禁の経験がある人は、自分がどのタイプなのか確認してみましょう！

・腹圧性尿失禁タイプ

お腹に力が入った瞬間に尿漏れしてしまう人。

例）咳やくしゃみをしたとき、笑ったとき、重いものを持ち上げたとき

・切迫性尿失禁タイプ

急な尿意があったときに、トイレまでもたず尿漏れしてしまう人。

例）朝起きたときにトイレに行くが間に合わない

・混合タイプ

「腹圧性尿失禁」と「切迫性尿失禁」のどちらもある人。

女性の軽失禁に一番多いのは《腹圧性尿失禁型》です！あなたはどのタイプだったでしょうか？

【寝る前に5分！骨盤前後体操】

1.仰向けになり、膝を曲げます。

2.おへそにボールを乗せているイメージで、まずは顔のほうにボールを転がすようにお尻だけ少し浮かし、5秒キープ！

3.次はボールをお尻のほうに転がすように、おへそをつき出し、腰を浮かして、5秒キープ！

4.2～3を無理のない程度に、5分ほどゆっくり繰り返します。

→この体操で骨盤を前後に動かし、骨盤底筋を正しい位置で鍛えられるようになります。

【テレビを見ながら！枕はさみ体操】

1.立ったまま枕を膝の間に挟みます。

2.太ももが少しきついところまで膝を曲げます。（無理しないように！）

3.枕が落ちないように気をつけながら、腰をそらせて、お尻を後ろへ突き出しながら、5秒キープ！

4.3～4を無理のない程度に、5分ほどゆっくり繰り返します。

→骨盤底筋をさらに鍛えていく体操です。最初はちょっとキツく感じられるかもしれませんが、空き時間に少しずつやってみましょう！

いつも歩いているその歩き方、座り方が骨盤底筋が緩んでしまう原因になっているかもしれません！

日常的にやってはいけない動作を意識して過ごしてみましょう♪

ポイント01.片足によりかからない

片足に重心をかけて立つのは、骨盤底筋が緩む一因になると言えます。

待ち合わせしているときや、携帯を見ているときに重心が左右どちらかに傾いてしまう人は要注意です！

ポイント02.歩いているときの「ひざ」に注意

歩くときにひざから前に出るような歩き方をしている人は、本来歩行時に使われるべき筋肉が十分に使われません。

必ずひざより先につま先が前に出るように意識しましょう！

ポイント03.ひざを閉じて座ろう

リビングで一息ついたときや、電車に座ったときなど、ひざを閉じて座るようにしましょう。

これは男女関わらずやっていただきたいことです！ひざを閉じて座るようにするだけで骨盤底筋の強化に繋がります。

スーパーなどでも多く見かける「尿漏れパッド」。

生理用ナプキンのような形から、オムツのような形まで色々なタイプがあります。

尿漏れパッドは安価で吸収力もあるところから、お使いの人が多い商品ですが、私には合いませんでした。

《 不満があったところ 》

・ニオイが強いゴミが出る

・ムレてデリケートエリアに肌トラブルが起きる

・尿漏れしたときにベタッとした密着感がある

・お店などで恥ずかしくて買いにくい