「布ナプキンをやめた」その理由は?
使い心地の良さや環境へのやさしさから布ナプキンや布おりものライナーを選ぶ人は年々増えています。
ですがその一方で、布ナプキンや布おりものライナーの使用をやめてしまう人がいるのも事実です。実際に布ナプキン・おりものライナーの使用をやめた人に話を聞いたところ、やめたのには大きく3つの理由があることがわかりました。
そこで今回は、実際に寄せられた「布ナプキンをやめた理由」を紹介するとともに、使うのをやめてしまう前に知ってほしい「布ナプキンのメリットとデメリット」をご紹介します。
布ナプキン・ライナーの使用をやめた理由は?
布ナプキンや布おりものライナーは、ふんわりとした肌触りで使い心地が良いものです。しかし、なかには「自分には合わない」と使うのをやめてしまう人もいます。まずはその理由を見ていきましょう。
洗うのがめんどうくさい
布ナプキンや布おりものライナーの使用をやめる理由として最もポピュラーなのが「洗うのがめんどう」という理由です。たしかに、市販の使い捨てナプキンに比べると、持ち帰って浸け置き・洗濯しなければならない布ナプキンは、少しめんどうに感じられますよね。
特に疲れて帰ってきた日や生理痛がひどい日などは、経血をきれいに落とすワンステップがめんどうだと感じるでしょう。布ナプキン・ライナーを使うのをやめた人のなかには、「経血が付着した布ナプキン・ライナーを手作業で洗うのに抵抗がある」という人も少なくありません。
確かに、体の外に出てから時間が経った血液の中では雑菌が繁殖していることもあります。気になる場合はゴム手袋を使ったり、直接触れずに済む方法で洗濯するなどの工夫はした方が良いかもしれませんね。
布ナプキンの洗濯は意外と簡単
めんどうだと思われがちな布ナプキン・ライナーの洗濯ですが、コツをつかめばラクに素早くきれいにできるんです。基本的な洗い方は「予洗い」「浸け置き」「すすぎ」の3ステップといたってシンプルです。
経血で汚れた布ナプキンに直接触れたくない人は、ジップ付きの密閉バッグなどを使うと簡単に予洗い・浸け置きができます。
汚れた布ナプキンやライナーを密閉バッグに入れたら、水とセスキ炭酸ソーダを入れ、上下に振ります。洗剤が混ざったら、袋の上から揉んで経血の汚れを押し出すようにして洗いましょう。
汚れがある程度落ちたら、そのまましばらく浸け置きし、水気を絞って洗濯機で洗濯すれ入れればあっというまにきれいにできます。洗い終わった後は、風通しの良いところに干して、中までしっかり乾かしましょう。生乾きの状態で使うのは衛生的でないだけでなく、いやな臭いや肌トラブルが発生しやすくなります。
しばらく使って黄ばみが気になってきたら、酸素系の漂白剤を使ってきれいにしましょう。ぬるま湯に酸素系漂白剤を溶かしてしばらくつけておくと、血液残りの黄ばみもしっかり落とせます。
このとき塩素系漂白剤は強すぎるので使わないように気をつけましょう。
かわいい柄を漂白してしまうだけでなく、布ナプキンの風合いも悪くしてしまうからです。
モレてしまいそうで不安
布ナプキンや布ライナーは、使い捨てナプキンに比べて経血がモレそうで不安……という人も多いですよね。特に、なかなかトイレに行けない日や経血の量が多い日は、モレてしまうんじゃないかと気が気じゃないですよね。
布ナプキンの場合、吸水ポリマーなどを使っている使い捨てナプキンと異なり、布そのものが持つ力で経血を吸収しています。そのため、「使い捨てナプキンよりも吸水量が少ないのでは?」「経血を引き込む力が弱いのでは?」と不安になる人がいるようです。
透湿防水布がついた
布ナプキンなら安心!
確かに、コットン生地だけで作られた布ナプキンであれば、あっという間に経血が染みてモレてしまいます。しかし、一番外側のショーツに接する面に「防水布」が張られた布ナプキンであれば、水分を外に通さないので、こまめに交換すればモレる心配がぐっと減るんですよ。布ナプキンを選ぶ際は、防水布が使われているかどうかを忘れずにチェックしましょう。
ちなみに、nunonaが販売するすべての布ナプキンには、湿気は通すのに水分は通さない「透湿防水布」がつけられています。そのため、コットン本来の吸水性を保ちながら、漏れにくくムレにくい作りになっているんです。
そしてサイズや幅が普通の紙ナプキンよりも大きめに作られているところが安心できるポイント。
それでもモレが気になる場合は、布ナプキンと吸水ショーツを組み合わせて使ったり、厚み・長さのある布ナプキンを使ったりするのがおすすめです。nunonaでは様々な厚み・長さの布ナプキンを販売していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
値段が高い
1パックあたり数百円で買える使い捨てナプキンに比べると、布ナプキンは高いように感じますよね。ですが、使い捨てナプキンは生理のたびに買い足す必要がある一方で、布ナプキンは洗ってくりかえし使えるので、長い目で見るとコスパが高いんです。
1人の女性が3年間に使う使い捨てナプキンの枚数は約1,300枚と言われています。1パック20個入りの使い捨てナプキンであれば、65パック必要です。1パック数百円とはいえ、3年間で65パックも購入することを考えると、その金額はかなりの額になりますよね。当然環境への負荷も高く、サステナブルとは言えません。
布ナプキンは経済的で
環境にも優しい!
布ナプキンは、適切にお手入れしながら大切に使えば、1枚3年程度は使い続けられます。導入コストは確かに高くなりますが、くりかえし使えるという点でとても経済的な生理用品といえるでしょう。
そして布ナプキンはきちんとお手入れをすることで長く愛用できます。
そのため使いはじめて長くなると、使い捨ての紙ナプキンよりも結果コストがかからなかった、ということもよくあります。
また、使い捨てナプキンのように交換の度にゴミが出ることもないので、環境にもやさしいんですよ。
布ナプキンの
メリット・デメリット
ここからは、布ナプキンのメリットとデメリットをご紹介しましょう。今後も使い続けるかどうかを決める参考にしてくださいね。
布ナプキンのメリット
- デリケートゾーンのムレやかゆみが起きにくい
- ふんわりとした肌触りで肌トラブルが起きにくい
- 経血のにおいが気になりにくい
- 交換のときに個包装フィルムをはがす音がしない
- 繰り返し使えて経済的で環境にやさしい
- 下着が傷みにくい
布ナプキンには、上のようなメリットがあります。環境にやさしい生理用品、経済的な生理用品を選びたい人には特におすすめです。
布ナプキンのデメリット
- 使い終わったら洗ってよく乾かす必要がある
- 交換用の布ナプキンを持ち運ぶとなるとかさばる
- 実際に触れたり、試したりできるお店が少ない
- 1枚あたりの価格が高い
布ナプキンにはメリットもある一方で、「価格が高い」「お手入れの手間がかかる」というデメリットもあります。家で過ごす日や量が少ない日は布ナプキン、お出かけする日や量が多い日は使い捨てナプキン……など自分のライフスタイルに合わせて使い捨てナプキンと使い分けるのも良いでしょう。
布ナプキンをやめたくなったら・・・
布ナプキンをやめたくなったら、一度その理由がなんなのか考えてみましょう。
「使い心地が想像と違った」「とにかく洗うのがめんどう」などいろいろとあるかと思います。
その嫌な理由に勝る良い点はありませんでしたか……?メーカーによっても形や素材など様々なので、できればいろいろなメーカーも試してから考え直してみましょう。
布ナプキンのごわつきが苦手なら、パンツタイプの吸水ショーツも最近では人気があるので試してみましょう。
1枚で経血をしっかり吸収してくれるので、布ナプキンとはまた違う心地よさを感じられますよ。
また、ナプキン以外にも、生理用品はたくさんの種類があります。
月経カップやたんぽんなどがあるので、状況や生活に合わせて選んでみるのもおすすめです。いろいろなアイテムを試していく中であらためて布ナプキンの良さも実感してもらえるのでは、と思います!
布ナプキンのデメリットを
払拭したオリジナル布ナプキン
布ナプキンを使ってみて「やっぱり私には合わない」「使い続けられそうにない」と、使うのをやめてしまった人におすすめしたいのが『nunona』の布ナプキンです。
洗いやすい・ムレにくい!
nunonaオリジナル3D布ナプキン
nunonaオリジナル3D布ナプキンは、布ナプキンの中央部が縫い合わされていない、ユニークな形をした布ナプキンです。中央部分が縫い合わされていないことで、裏返してラクに洗えるだけでなく、洗濯後の乾きも良くなっているんです。
形は1枚で使える一体型と同じでズレにくいのに、ホルダータイプのような洗いやすさ・乾きやすさを兼ね備えた3Dナプキンは、これまで「布ナプキンは使いづらい」「布ナプキンはお手入れがめんどう」と感じていた人にこそ使ってほしいアイテムです。
また、吸収体が大きく、2層に分かれていることで通常の布ナプキンより吸収力がアップしているのもポイント。
実際に装着してみると、中央部のステッチが防波堤の役割を果たすので、体にフィットしてモレにくいんです。布ナプキンのフィット感に不安がある人や伝いモレが気になる人は、まず布おりものライナーでその快適さを確かめてみてください!
3D布ナプキン使用者レビュー
「経血量が減りました」
初めて使用してから2年経ちます。経血量が多いので漏れが心配でしたが漏れもせず、無意識の中で意識してるためかナプキンにつく経血量が減りました。洗濯も思ったよりすごく簡単で今では愛用してます。尿漏れと冷えを気にしてる祖母にもおりもの用プレゼントしました。気に入ってくれてます。
経血が多い人でも安心して使えているというnunonaの布ナプキン。
2年使用したら、無意識でも経血コントロールができるようになったとのことです。
経血コントロールは普段はあまり経血を出さずに、トイレにいったときに経血を出す、というコントロールのこと。
布ナプキンにすることで自然と身につくのならありがたいですよね。
「解放されました!」
紙ナプキンの特に夜用で蒸れることと、紙ナプキンを捨てることの環境への影響も考えて、夜用布ナプキンを購入しました。経血も汗も吸収してくれて、蒸れる気持ち悪さから解放されました!洗濯は少し大変ですが、付け心地と、ごみが出ないことを考えると、紙ナプキンには戻れません。
経血の吸収はもちろん、なんと寝汗までも吸収してくれるとの喜びのコメントも届いています。
寝ているときの夜用ナプキンは大きいのでムレそうですが、しっかりと水分を吸収し通気性はよい状態に保っているのでムレる気持ち悪さも軽減したとのこと。
こうなってしまうと、もう使い捨ての紙ナプキンには戻れないですよね。サステナブルな取り組みにも貢献できるでしょう。
お洗濯がしやすい
3D布ナプキン
3D布ナプキンを実際に使用した人のレビューを見てみると「お洗濯がしやすい」「部屋干しでも乾く」「厚みがあって暖かい」といった声が目立ちます。
お洗濯がしやすい、というのは3D布ナプキンのクロッチ部分が開く構造になっているからです。パカット開いて洗えるので、奥に入り込んだ経血汚れをしっかり洗い流せるほか、干すことで乾きやすくしてくれます。
nunonaでは、3Dタイプの他にスリムな着け心地のノーマルタイプも取り扱っておりサイズも豊富。色々な種類を試すことで、自分にぴったりの布ナプキンを見つけられる可能性もありますよ!
布ナプキンをやめる前に、メリットとデメリットを考えた上でもう一度だけ布ナプキン生活にチャレンジしてみませんか?
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