生理中は日によって経血の量が異なるため、その日の量に合わせて交換のタイミングを調整しましょう。

多い日は、漏れの心配を考えると1～2時間で交換するのが望ましいでしょう。大丈夫と思っても、できれば2時間に1度はチェックするのがおすすめです。

少ない日であれば、そこまで神経質になる必要はありません。ですが、布ナプキンをあまり長く付けているとムレや異臭の原因にもなってしまうので、なるべく3時間程度で交換するのが無難です。

日中、オフィスで仕事をしていたり、長時間の外出の予定が入っていたりすると、なかなか自分のペースでナプキンの交換ができませんよね。

そのような場合は、トイレに行くタイミングで新しい布ナプキンに取り替えるようにしましょう。

「まだ替えなくても平気そう」と思っても、次にいつトイレに行かれるかわからない状況では、早めのタイミングで交換しておくのが安心です。

布ナプキンの漏れを防ぐには、「サイズ選び」がポイントになります。

布ナプキンも使い捨てナプキンと同様に、「昼用」「夜用」「おりもの用」のほか、「多い日用」「少ない日用」など、サイズ展開がとても豊富。

サイズによって布の長さや厚みはさまざまなので、経血量やその日の状況に合わせてサイズをうまく使い分けるようにしましょう。

外出の予定がある日は、少し多めに布ナプキンを持っていくのがおすすめです。必要な分にプラスして、1～2枚多く用意していくと、万が一のときも慌てずに済みます。

外出する日は、少し大きいサイズを選んだり、布ナプキンの下に紙ナプキンを敷いたりするのもおすすめ。

「使用感は気に入っているけど、漏れが不安で……」と布ナプキンを敬遠している方は、ぜひこのような対策をしてみてくださいね。

「一体型」一体型は、羽根つきの紙ナプキンと似た形やひし形をしているものが多く、スナップボタンの付いた土台部分と吸収体が一体になっている布ナプキンです。交換のときは本体をそのまま取り外し、新しいナプキンを下着に当てて、裏側でスナップボタンをしっかりはめて固定しましょう。

「プレーン型」

プレーン型は、少し大きめの四角形をしており、三つ折りにして使うのが一般的です。ボタンの付け外しの必要がなく、そのままサッと新しいナプキンに取り換えるだけなので、交換もとても手軽。ただ、ショーツに固定できないため、交換時にトイレでうっかり落とさないように気を付けましょう。

「ホルダー型」

ホルダー型の布ナプキンは、本体にベルトやボタンが付いており、吸収体の布を取り付けて使用します。交換の際は、上の吸収体のみを取り外し、新しい吸収体をふたたび本体に固定します。外出時は吸収体だけを持ち運べばよいので、荷物がかさばらないというメリットがあります。

使用済みの布ナプキンは、経血が付着している面を内側にして小さく折りたたみます。スナップボタンが付いているタイプは、折りたたんだあとにボタンをしっかり留めておきましょう。

その後、漏れやニオイを防ぐために、密閉チャックの付いた防水の袋に入れてしっかりチャックを閉めましょう。中の見えない色付きの袋なら、なお安心ですね。

また、血液は時間が経つと乾いてしまい、洗い落しにくくなってしまいます。洗濯するまでに時間がかかる場合は、ミニボトルにアルカリウォッシュを水で薄めて入れておき、使用後の布ナプキンにサッとスプレーしておきましょう。このひと手間で、後の洗濯がぐっとラクになりますよ♪