布ナプキンで経血量が減るのは本当?
ネットなどで布ナプキンのことを調べると「布ナプキンで経血量が減る」という評判を目にすることがありますが、実際はどうなのでしょうか?
そこで今回は「布ナプキンで経血量が減ると感じる要因」についてご紹介します。
一般的な生理とは
突然ですが、あなたは生理と向き合ったことがありますか?体の状態を知るために、基準を知っておくと目安になります。まずは、一般的な生理期間と経血量についてチェックしてみましょう!
生理期間は3~7日
日本産婦人科医会では、正常な生理は25~38日周期で訪れ、生理期間は3~7日以内と判断しています。また、平均すると5日ほどの方が多いようです。
同じ生理でも、3日でスッキリ終わる人や少量の生理がダラダラと続く人など、生理には個人差があります。
3日より短いと過短月経、7日より長いと過長月経といわれているため、気になる方は病院で相談してみてくださいね。
生理の量
一般的な生理の量は20~140gです。経血量は、2日目あたりが一番多く、次第に減っていく傾向にあります。
3日目までに経血はほぼ排出され、4日目からはあまり気にならなくなる方が多いのではないでしょうか。
子宮の出入り口はとても小さく、経血が完全に排出されるまでに時間がかかるため、出血量が減っても生理期間が続くそうです。
要因01.
見え方の違い
まずはじめに断言できるのが布ナプキン自体には経血量が減るという効果はないということ。医学的な根拠はないんです。
ですが実際には経血量は同じでも量が減ったように感じる場合があります。どういうことなのでしょうか?最初に、布ナプキンで経血量が減って見える理由を考えてみましょう。
ポリマー不使用で
膨張しない
市販の紙ナプキンの多くは、経血を吸収するためのポリマーが使われており、経血を吸うとゼリー状に膨張することが特徴です。
一方布ナプキンは、何層にも重ねた布が経血を吸収します。厚みはあるものの、ポリマーが入っていないため、経血を吸収しても膨張しない作りになっています。
この使用後に膨張しない性質により、紙ナプキンでは使用後パンパンになっていたにも関わらず、布ナプキンだとパンパンにならない。そんな使用感の違いで布ナプキンを使うと、経血量が減ったように感じる場合があるんです。
布ナプキンは
経血が横漏れしにくい
紙ナプキンはサイドの羽が吸収力のない素材で作られているので、一気に大量の経血が出ると、吸収が追いつかず横漏れすることがあります。
一方布ナプキンは、羽の部分に経血がついたとしても、布が経血を漏らさずキャッチ。経血が横に広がりにくいため、布ナプキンを使うと経血量が減ったように見えるのです。
要因02.
生理に対する意識が変わる
布ナプキンの使用をきっかけに、生理に対する意識や向き合い方が変わり、実際には経血量は同じでも、量が減ったように感じる場合があります。自分の身体の変化にも気づきやすくなるメリットもあるんですよ。
生理と向き合うきっかけになる
布ナプキンは使用後に洗濯をするため、洗濯を通して自分の経血量や体調を把握しやすくなるというメリットがあります。
経血量や体調を意識して生理と向き合うことで、生理中の失敗やストレスが減り、快適に過ごしやすくなるのです。
今まで紙ナプキンだと量が把握できていないせいで経血漏れや不快感を持っていた人でも、自分の経血量を自然に意識できる布ナプキンに変えることで多い日でも心の準備ができるようになります。
生理を快適に過ごせるようになると、同じ経血量であっても、量が減ったように感じることがあるんですね。
トイレで経血を排出する
意識が生まれる
布ナプキンユーザーの中には、ナプキンを汚したくないという気持ちから、経血をできるだけトイレで排出する「経血コントロール」に挑戦する人もいます。
経血コントロールとは、トイレに行ったタイミングで経血を排出するというもの。ナプキンを汚すことが少なくなるので不快感を減らせる魅力があります。
また経血コントロールができなくても、大量の経血が出そうになったらトイレに行くなどの工夫をすることで、布ナプキンが汚れにくくなり、経血量が減ったように感じることもあるでしょう。
「布ナプキンで経血量が減る」
口コミの噂は…?
最後に、布ナプキンを実際に使っている人の口コミを通して「布ナプキンで経血量が減る」という評判について確かめてみましょう。
「伝い漏れしない」
通常の紙ナプキンは伝い漏れになったりするので昼用のサイズを使うのを躊躇してしまいますけど、布ナプキンはコットンがすぐに吸収してくれるので安心して使えました。
紙ナプキンでは伝い漏れするほどの経血量でも、布ナプキンならすぐに吸収してくれるので安心という口コミです。活発に動くお昼に安心して使えるようになれば、長時間かえない夜にも挑戦しやすそうですね。初心者は徐々に段階を追って布ナプキンを取り入れていくといいでしょう。
「ほぼ不要になった」
張り切って多い日の夜用を多目に購入しましたが、コントロールができるようになったので多い日用を外出以外で使わなくなりました。
布ナプキンをきっかけに、経血コントロールができるようになったという口コミです。多い日の夜用はかなり大きめで厚みもあるので安心して熟睡したい人にはぴったりですが、経血量を把握できるようになって外出以外で多い日用を使わなくなったとのこと。
経血コントロールができるようになるかどうかは個人差がありますが、コントロールできれば生理中も快適に過ごせますね!経血量を減らすことを目的とせず、自分自身の身体と向き合うために布ナプ生活にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
布ナプキンのメリット
素材にこだわって作られた布ナプキンは、着け心地の良さが大きな魅力です。最初に、布ナプキンのメリットを4つご紹介します。
デリケートゾーンの
肌トラブルを予防できる
布ナプキンは、体に優しいオーガニック素材を使っていることが多く、デリケートな肌をいたわってくれます。中でも、nunonaの布ナプキンの肌面は100%オーガニックコットン素材!
オーガニックコットン素材の布ナプキンは、紙ナプキンよりも肌触りが優しく通気性も良いので蒸れやかぶれが起きにくいことがメリットです。
体の冷え予防・温活に役立つ
布ナプキンは、体の冷え予防・温活にも役立つ便利なアイテムです。布を何枚も重ねて作られている布ナプキンは、着けている間まるで服を重ね着しているかのようにじんわりと体を温めてくれます。子宮の冷えを防止しやすくなることから、妊活の一環として布ナプキンを使用する方もいますよ!
おりものシートとしても使える
布ナプキンは、生理中の経血を吸収するだけでなく、平常時のおりものシートとしても使えます。nunonaではおりもの用のコンパクトな布ライナーを販売しており、ごわごわしないスリムな着け心地で人気を集めていますよ!
おりもの用の布ライナーももちろん肌に優しいオーガニックコットンで作られているので、おりものシートによるかゆみやかぶれが気になるという方にもおすすめです。
長く使えて経済的
布ナプキンは、1度買えば平均3年程度は同じ製品を使い続けられます。そのため、布ナプキン1枚当たりの価格は紙ナプキンと比べて高めですが、何度も買い足す必要がない分、長期的に見てコストが安く済みやすい点が魅力です。
また、使用後に洗って繰り返し使うことで、ゴミの排出量を減らせるというメリットもあります。
布ナプキンのデメリット
たくさんのメリットがある一方で、布ナプキンにはいくつかのデメリットもあります。最後に、布ナプキンを使うことで感じることがあるデメリットを2つご紹介します。
洗濯が面倒
布ナプキンは、使い捨ての紙ナプキンとは異なり、使用するたびに洗濯をする必要があります。そのため、毎回の洗濯を面倒に感じるという声も。
でも実は、布ナプキンの洗濯の手順は「もみ洗い・浸け置き・すすぎ」の3ステップ。慣れないうちは時間がかかったり手間を感じたりすることもありますが、使い方に慣れて自分なりのコツをつかめれば、手早く洗濯を終えられるようになりますよ!
持ち運びに手間がかかる
布ナプキンを出先で交換した際は、使用済みのナプキンを袋などに入れて家まで持ち帰らなくてはなりません。そのため、布ナプキンを持ち運ぶのに抵抗を感じるという方もいるでしょう。
ただし布ナプキンの持ち運びは、nunonaでも販売している「防臭チャック袋」などの密封ができるアイテムを活用すれば、それほど手間がかかるわけではありません。
また、どうしても持ち運びたくないという方は、家にいるときだけ布ナプキンを使用し、出先では紙ナプキンを使うといった使い分けもおすすめですよ!
布ナプキンを始めてみよう!
ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に始められるのもうれしいポイントです。
布ナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、『布ナプキンの基礎知識』で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
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