布ナプキンを衛生的に使う方法
使い捨ての紙ナプキンは一度使用したら捨てて、新たに新しいものを装着するのが普通です。しかし布ナプキンは洗って乾かして、再び使うことが基本に。「繰り返し洗って使うのって……大丈夫のなの?」布ナプキンを使いたいと思っている人の中には、そんな不安がぬぐえない人もいるかもしれません。
でも、きちんとお手入れをすれば布ナプキンは衛生的に使い続けられます。
そこで今回は「布ナプキンの衛生面」について詳しくご紹介します。
布ナプキンって不安……
くり返し使うとしても上手に洗えるか不安、経血が残っていないか気になる……という人は少なくありません。布ナプキンを一度も使ったことがないなら、心配するのも仕方がないことかもしれません。衛生面が不安、という人に布ナプキンについてご説明します。
布ナプキンって
衛生面は大丈夫なの?
布ナプキンは、ふんわりとしたやさしい肌触りと紙ナプキンにはない通気性が魅力です。洗ってくりかえし使えるため、経済面や環境面にもやさしいのがポイント。
使い終わった後は毎回洗う手間がありますが、一度使うと紙ナプキンには戻れないという人もたくさんいます。
その一方で、「衛生面は大丈夫なの?」「ニオイや経血が落ちないんじゃないの?」と心配する人が多いのも事実。でも、正しい手入れの方法を知っておけば、長く衛生的に布ナプキンを使い続けられるんですよ。
衛生的な使い方
経血が少ないと、まだまだ大丈夫だと交換しないでいるのは危険です。吸水量がいっぱいにならなくても、経血が付いたまま長く過ごしているのは衛生的ではありません。
経血はナプキンに付いたままだと、経血の湿気によってデリケートゾーンがムレたり匂いの原因にもなるんです。
そのためには、洗剤を使って洗う前に「セスキ炭酸ソーダ」を溶かした水に浸けて、血液のたんぱく質を落としやすい状態にしておきましょう。ちょっとしか経血がでないからといっても3時間に1回程度は交換する方がいいでしょう。
大切なのはしっかり
経血を落とすこと
布ナプキンを衛生的に使い続けるうえで最も大切なことは、経血をしっかり落としきることです。そのためには、洗剤を使って洗う前に「セスキ炭酸ソーダ」を溶かした水に浸けて、血液のたんぱく質を落としやすい状態にしておきましょう。
外出先で交換したときも、内側にセスキ炭酸ソーダ水をスプレーしておくと、帰ってからの洗濯がラクになりますよ。
使うたびにしっかりと経血を落としていれば不衛生になることも、ナプキン自体に匂いがついてしまうこともありません。経血残りがあると雑菌の繁殖の原因につながるので衛生的とはいえず、肌トラブルも起きかねません。必ず経血残りのないようにしましょう。
衛生的に使うための洗い方
1回1回すっきり洗うことが衛生的に保つポイントになります。洗い残しがあると蓄積されていくので、見た目が汚いだけでなく不衛生な状態になってしまうんです。ちょっとしたポイントで経血がすっきり落ちるので衛生的に長く使いたいなら意識してやっていきましょう。
まずはつけ置き
布ナプキンは基本的に2~3時間程で交換します。経血が多くなれば多いほど変える頻度も多くなり、洗う枚数も増えることに。たくさん経血を吸収できるタイプは厚みもあるので、しっかりと洗う必要があります。
使い終わった布ナプキンは家であればつけ置きバケツに入れておきます。このバケツにはアルカリウォッシュを溶かしたつけ置き液をいれておきましょう。
経血をかなり吸い込んでいる布ナプキンの場合は、バケツに入れる前に軽く経血を流水で流しておくのがポイントです。このとき完全に取れなくても大丈夫!残った経血はつけ置き中に水に溶け出てきます。
洗い方
つけ置きが終わったら洗います。経血がもう完全にとれているようなら、軽くすすいでネットに入れて洗濯機で洗うことも可能に。まだが残っていそうなら、一度つけ置き液をきれいなものに変えてもう一度つけ置きしましょう。
使うのは最初と同様、アルカリウォッシュでいいですが、しつこい経血残りの場合、酸素系漂白剤でつけ置きしてもいいかもしれません。
つけ置きを頑張ってもとれない、というときは手洗いで揉み洗いします。そのときぬるま湯を使うのがポイントです。経血は熱すぎるお湯で洗うと固まって取れにくくなるので、必ず40度以下のぬるま湯で洗いましょう。経血がある程度とれたらすすぎして乾かします。
外出先でのお手入れは?
外出先で布ナプキンを交換する場合にも衛生的に使うポイントがあります。交換頻度を守ることももちろんなのですが、使い方で布ナプキンをすっきり洗えるようになるんです。
そのポイントとは、布ナプキンについた経血を乾燥させないこと。経血は乾燥してしまうと、布にしっかりこびりついて落ちにくくなります。
外出先で交換するときは、経血が乾燥しないように、付着したところにセスキ炭酸ソーダ水をスプレーしておくといいでしょう。使用済みの布ナプキンはしっかりと口の締まるチャック袋に入れて持ち帰り、家でつけ置きしてくださいね。
よく乾燥させて衛生的に!
経血を落とすことも大切ですが、しっかり乾燥させることも同じくらい大切です。布ナプキンは布の枚数が重なれば重なるほどにたくさん経血を吸収しますが、その分乾きにくくもなります。布の内側が乾かないままにしておくと、気付かないうちにカビが生えたり生乾きの匂いで臭くなることもあるんです。そうなれば不衛生になってしまうので、きちんと乾かすことも衛生的に使うポイントになるでしょう。
しっかりと乾かすために
布ナプキンを衛生的に使い続けるためには、洗った後しっかりと中まで乾燥させることも大切です。乾燥が不十分だと繊維の中で雑菌が繁殖し、いやなニオイがしたりします。
カビやニオイを防ぐためにも、できるだけ天日に干して殺菌しましょう。「乾いたかな?」と思っても内側は濡れていたりするものです。もし少しでも不安な場合は、数時間長めに乾かすことをおすすめします。
乾きにくいときは
空調機器も利用して
布ナプキンを衛生的に使い続けるためには、洗った後しっかりと中まで乾燥させることも大切です。乾燥が不十分だと繊維の中で雑菌が繁殖し、いやなニオイがしたりします。カビやニオイを防ぐためにも、できるだけ天日に干して殺菌しましょう。
雨の日や湿気の多い日は1日長く干しておくか、エアコンやサーキュレーターを活用して乾かすのがおすすめです。
空気中の水分が多いとそれだけで洗濯物は乾きにくくなってしまいますよね。空気清浄機で除湿したりエアコンやサーキュレーターの風を使ってしっかりと内側まで乾かしていきましょう。干すときに一枚一枚間隔を開けて押すこともしっかりと乾かすポイントです。
急いでいるときは乾燥機や
アイロンの使用も
nunonaの布ナプキンは、乾燥機も使用できます。ただし、布ナプキンが縮んでしまうこともあるので頻繁に使用するのは避けましょう。
乾燥機を使う際の注意点として、強いモードで乾燥をかけてしまうと布ナプキンが型崩れしたりしわしわになったりといったトラブルもあるのでなるべく穏やかなモードを選びましょう。ネットがある場合は入れておけば安心です。
さらに、急いで布ナプキンを乾かしたいときにおすすめしたいのが、アイロンを使う方法。湿った布ナプキンの上に当て布をして、低温でゆっくりアイロンをかけると効率的に肌ざわりよく乾かせますよ。
しかし布ナプキンの内側までカラッと乾かそうと思ったら何度も何度もアイロンを当てなければいけません。薄手のタイプならアイロンでも比較的スムーズに乾かせますが、多い日用や夜用などはあまり向いていないでしょう。
衛生的に使える
布ナプキンを選んで
布ナプキンとひと口に言ってもかたちは様々。洗いやすいもの乾きやすいもの、厚みまでバリエーションがたくさんあります。衛生的に使っていきたいなら、お手入れのしやすい商品を選ぶことが大切です。
経血量にあった厚みを選ぶ
布ナプキンの乾きにくさは、布を何層にも重ねているという構造上ある程度仕方がない面もあります。
しかし、なかには洗いやすく乾きやすい構造の布ナプキンもあるので、試してみましょう。
3D構造の布ナプキンなら
通気性が良い!
洗いやすく乾きやすい布ナプキンを探しているなら、nunonaの「3D布ナプキン」がおすすめです。紙ナプキンと同じように使えるのに、中央部分が縫い合わされていないので裏返して洗うことができるのが特徴の布ナプキンです。
裏返すことで、奥の方の経血まで落としやすく、乾かすときに開いて乾かせば時短でしっかりと乾燥ができます。nunonaでは基本的にノーマルタイプと3D立体タイプの2種類が選ぶことができるので、多くて漏れが心配なときじゃ特に3D立体タイプを選ぶと安心です。
経血吸収量も多く、お手入れがしやすいのではじめての人にもおすすめです。布ナプキンの衛生面が気になる人は、ぜひnunonaの3D布ナプキンを試してみてくださいね。
布ナプキンを衛生的に使うなら
衛生的に使う秘訣は、こまめな交換と1回1回洗いきるということ、さらに乾燥は布の内側までしっかり、ということがわかったと思います。
まずは交換頻度を意識してみましょう。きちんと意識すれば長く衛生的に使えるので、買い替えも少なく経済的にも。洗う時のポイントも忘れずに、大切に布ナプキンを使っていきましょう。
布ナプキンを始めてみよう!
ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に始められるのもうれしいポイントです。
布ナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、『布ナプキンの基礎知識』で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
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