生理用ショーツ（サニタリーショーツ）のメリットのひとつは、汚れが落としやすいことです。

一般的なショーツと異なり、クロッチ部分に水を通さない「防水布」という布が使われているため、漏れても経血が表にしみにくく、経血の汚れも楽に落とせます。

また、通気性も考慮して作られているため、ムレにくいのもポイントです。生理中、ショーツの中のムレが気になる人は、通気性の良いコットン製の生理用ショーツ（サニタリーショーツ）を選んで使ってみましょう。

生理用ショーツ（サニタリーショーツ）は、ナプキンを固定する前提で作られています。

ナプキンの粘着面が剥がれにくく、接着剤で傷みにくい素材を使った生理用ショーツは、ナプキンがズレにくいです。

なかにはクロッチ部分にギャザーを入れるなどしてよりフィット感を高めたものもあるので、チェックしてみましょう。

就寝中の後ろモレ・伝いモレが気になる時は、ウエストまで防水布が伸びているナイト用のものを選ぶと良いでしょう。

経血が漏れてしまったとしても、パジャマや布団まで汚しにくいです。

後ろモレや伝いモレを気にしなくてよくなれば、朝までぐっすり眠れますよね。

クロッチ部分が二重になっているウィング用もあります。羽根付きナプキンの羽を隠せるので、すっきりと着用できるのが魅力です。

脚口からの伝いモレを防いでより安心感を高めたいのであれば、ボクサータイプのものもあります。

ただし、ボクサータイプのもののなかには羽根付きナプキンに対応していないものもあるので、購入する際によく確認するようにしましょう。

生理中の腰回りの冷えが気にある人や、ナプキンをポーチに入れて持ち運ぶことに抵抗がある人には、ポケット付きの生理用ショーツがおすすめです。

ポケットにカイロを入れれば冷えが和らぎますし、わざわざポーチを持ち運ばなくても良いので身軽です。

ナプキンを個別に持ち歩くことに抵抗がある小中学生も、ポケット付きのショーツなら抵抗感が少ないのではないでしょうか。

生理中の悩みのひとつに「経血の臭い」があります。経血そのものに臭いはほとんどないのですが、経血が酸化したり、ナプキンの表面で雑菌が増えたりすると、嫌な臭いがしてしまうのです。

そんなときは、防臭機能付きの生理用ショーツ（サニタリーショーツ）を使ってみましょう。

使われている防水布に防臭加工が施されているので、臭いが気になりにくく、快適に過ごせます。