生理痛の原因は、主に4つ考えられます。1.プロスタグランジンの分泌過多、2.子宮の出口が狭い、3.冷えからくる血行不良、4.ストレスです。

市販の痛み止めなどで対処している人も多いと思いますが、日常生活に支障が出るほどひどい場合は、一度婦人科を受診して原因をはっきりさせましょう。

ひどい月経痛の背後に婦人科系の大きな病気が隠れていることもあります。

生理痛は、市販薬を飲むだけでなく、体を温める・リラックスする・軽くストレッチをするなどして対処するのがおすすめです。

体を温める際は、下腹部や腰回りを温めるようにしましょう。特に、冷房が効いた部屋などにいると知らず知らずのうちに冷えて血行が悪くなり、生理痛が引き起こされることがあります。

ひざ掛けを活用したり、積極的に温かい飲み物を飲んだりして、体を冷やさないことが大切です。

「布ナプキンに変えたら生理痛が和らいだ」という口コミを見かけることがありますが、布ナプキンそのものに生理痛を軽減させる機能や効果はありません。また、布ナプキンが生理痛を軽減させるという科学的根拠も今のところありません。

布ナプキンは肌触りの良い布を重ねただけのものなので、痛み止め成分が配合されているわけでもなければ、体をリラックスさせる効果などはないからです。

しかし、布ナプキンには、一般的な使い捨てナプキンにはない特徴があります。

一般的な使い捨てナプキンは、吸水性ポリマーという樹脂を使って経血を吸収しています。吸水性ポリマーは、非常に多くの水分を吸収しても逆戻りしにくいのが魅力です。

一方で、経血を吸収した吸水性ポリマーは、気化熱によって少しひんやりします。また、透湿性が低い素材を使っているため、人によってはムレやすい・イヤなニオイがすると感じることもあるでしょう。

その点布ナプキンは使い捨てナプキンとは全く異なる着け心地です。布ナプキンにしたことで、使い捨てナプキンをつけていた時のストレスが和らぎ、生理痛の軽減につながったことは考えられます。

布ナプキンは、肌触りの良い布を重ねて作られているため、肌あたりがとてもソフトです。

使い捨てナプキンだとかぶれてしまう・肌がヒリヒリしてしまうという人でも、布ナプキンなら快適に使えることも珍しくありません。

オーガニックコットンやリネンなど、素材にこだわって作られている布ナプキンもたくさんあります。

布ナプキンは、使い捨てナプキンに比べて通気性が良いのも特徴です。

通気性が良いためムレにくく、経血のイヤなニオイも気になりにくいです。

洗って干す手間はありますが、ナプキンのムレやニオイにストレスを感じている人は一度使ってみてください。