尿漏れケア製品を販売する某大手企業が行った実態調査によると、20代では2人に1人、どの世代でも約6割前後の人が尿漏れを経験しているといいます。

20代の尿漏れ経験者のうちには出産経験がない人も70%近くいるなど、年齢や出産経験に限らず、女性の多くに起こりうる問題なんですね。

とはいえ、若い世代の尿漏れの原因には妊娠・出産が関わる場合も多いようです。しかしそれ以外にも、運動不足による筋力の低下や加齢、そして肥満によっても尿漏れをしやすくなることも。これは、骨盤底筋と呼ばれる筋肉が弱ってしまうことで、グッとこらえる力が弱くなっていることが考えられます。

クシャミや重い物を持ち上げるときのようなふとした瞬間に尿漏れが起こりやすくなることもありますよね。そして尿漏れだけでなく頻尿や、夜中にトイレのために起きる、などといったことが頻繁に起こることも考えられます。

尿漏れの対策には、「骨盤底筋」を鍛えることが役立つ場合があります！この筋肉を鍛えると、経血が出るのをグッとコントロールできる場合も。昔の人はナプキンがない環境で、骨盤底筋を使ってトイレで経血を出すということができていたようです。しかし現代では生理用品の発達や洋式トイレの普及により、骨盤底筋が弱くなりやすい傾向にあります。運動不足以外にも脚を組んで座る方や、猫背、椅子に深く腰掛けたときに、膝をくっつけてまっすぐ座るのがしんどいと感じる方は要注意です！経血のコントロールができるようにする必要はあまりないかもしれませんが、骨盤底筋を鍛えておくことで尿漏れの予防や、冷えや便秘の予防、インナーマッスルを鍛えることにもつながりますよ。

骨盤底筋を鍛える方法はいくつもありますが、まずはトイレで用を足す際に、おしっこを途中で何度か止めることを繰り返してみましょう。それだけでもデリケートゾーンや腹筋に力が入るのを感じられるはずですよ。どこに力を入れればいいのかがだんだんわかってきたら、歯磨きやお皿洗いなどのちょっとした時間に、グッと力を入れてみるなどの簡単なトレーニングから行っていきましょう。

骨盤底筋やインナーマッスルを鍛えながら、尿漏れ予防だけでなく太りづらい身体を手に入れることにも役立ちます。

尿漏れの原因には、骨盤底筋が緩むこと以外にも神経の機能の低下などが考えられる場合があります。 この場合はトレーニングをしても防ぐことがむずかしいでしょう。

薬などの治療で改善することもありますので、尿漏れが続く場合やトイレに行くまでに我慢できないことがあるなどの場合は、 泌尿器科などで早めに相談してみましょう。急激に太ったなどの肥満が原因の場合は、ダイエットなどが必要なこともあります。

生理用であれば月に1週間程度ですが、尿漏れ対策となると、ほぼ毎日使用することになります。摩擦やムレによって起こる肌トラブルのリスクも、その分高くなります。毎日、そして長時間使用するものだからこそ、生理用ナプキン以上に慎重に選ぶ必要があります。

使い捨てのナプキンや尿漏れパッドでムレによる不快感、肌のかゆみやかぶれを経験したことのある方は、肌面が100％オーガニックコットン素材でできているnunonaの布ナプキンを試してみてください。

多くの生理や尿漏れに悩む女性の声に応えて、通気性や肌当たりにこだわってつくられています。初めて使う方は、デリケートゾーンをやさしく包む感覚に、きっと驚くはずですよ。

布ナプキンは、身体の冷えを防ぐことにも役立つ便利なアイテムです。布を何枚も重ねてつくられていていて、ムレは起こりづらいのに自然に身体が温まるような感覚。子宮の冷えを防ぐことは身体全体の冷えを防ぐことにもつながります。生理痛の軽減を目指したり、温活・妊活の一環として布ナプキンを使用する方もいますよ！

一般的にはおりものや経血を吸収するようにつくられた布ナプキンですが、すべての人が生理のために使う必要はありません。それぞれの必要なときに便利なアイテムとして、使用するのがおすすめです。

温活や尿漏れパッドとして使用する以外にも、妊娠後の悪露対策にも。布ナプキンは繰り返し使えるだけでなく、身体に寄り添いサポートしてくれる心強い味方です。