女性の身体は、生理が近づくと女性ホルモンの「プロゲステロン」の分泌量が増加します。 プロゲステロンは、子宮を温めたり、妊娠に備えて必要な栄養や水分を蓄える働きを持つホルモン です。

生理に備えて子宮を温めるためには、子宮周辺の血管を広げて身体中の血液を子宮周辺に集めます。そのため、手や足など子宮から離れた部位の血流が悪くなり、冷えやすくなるのです。

また、妊娠に備えて身体に水分を蓄えることも冷えの原因になります。

生理が始まると、「プロスタグランジン」という女性ホルモンが分泌されます。 プロスタグランジンは、経血を排出するために子宮を収縮させる働きがあるホルモン です。

血管をギュッと収縮させるため、血流が滞りやすく、冷えの原因になります。

さらに、経血が排出されたぶん全身の血液を子宮に集めようとするため、身体が冷えやすくなります。

尿漏れパッドは、生理中の冷え対策ができるものではありません。 あくまで尿漏れによる水分やにおいを吸収するもの で、冷え対策ができるわけではないのです。

「身につけると温かい」など、冷え対策に期待ができる機能も特にありません。

生理中の冷え対策として、尿漏れパッドはおすすめできないと言えます。

尿漏れパッドはあくまで尿漏れ対策のための製品です。尿漏れと生理では用途が異なります。似ているように見えますが、吸収する物質や構造は異なるため、 生理中の使用には向いていません 。

もし、生理中に尿漏れパッドを使用すると、経血をうまく吸収できずに表面のベタつきが気になるでしょう。使用中に不快感を感じやすいです。

また、経血をうまく吸収できないことで子宮が冷えやすくなる可能性もあります。

布ナプキンは、コットンやガーゼといった自然由来の布素材でできています。 通気性が良く、ムレにくいことが特徴 です。

コットンやガーゼは、素材本来の吸水性・放湿性によって経血を吸収し、ムレにくい状態を保ちます。ムレは冷えの原因になるため、ムレにくいナプキンは嬉しいですね。

一般的な使い捨ての紙ナプキンは高分子ポリマーという化学素材でできており、経血を固めて冷却ジェルと同じ状態にするため、冷えの原因になることも。布ナプキンに変えるだけで、冷え対策に期待ができますよ。

布ナプキンは肌触りがやわらかく、使い心地が良いことも特徴です。 肌着を一枚重ね着したようなあたたかさ を感じられます。

実際に布ナプキンを使い始めた方の感想としても「あたたかい！」という声は多いです。

紙ナプキンのようにゴワゴワせず、ふんわりとしたぬくもりを感じる使い心地で、冷え対策ができますよ。