漏れるを防ぐ!生理用布ナプキン
生理中に最も不安に思うことのひとつは、経血が漏れることではないでしょうか。 学生の頃や大人になってから、誰もが一度は経験したことがあるはずです。 伝い漏れによる不快感や、洋服についてしまったときの動揺。 出先などで「あっ」と気づいたときには、どうしようかと困ってしまいますよね。できればもう、繰り返したくはない体験です。
ナプキンをつけているのに経血が漏れることがあるなら、その原因を見つける必要があります。 そして布ナプキンに関しても、「紙ナプキンに比べて漏れるリスクは高いの?」などといった疑問を持っている方もいます。
今回は、生理用ナプキンをしていても経血が漏れる原因や、その対策について紹介します。 布ナプキンの漏れるリスクや選び方のポイントについても解説するので、経血量が多い方や伝い漏れに悩む方は、ぜひ最後までご覧ください!
ナプキンをしていても起こる?
経血が漏れる原因
毎回の生理で経血が漏れるようでは、仕事や生活に支障をきたしてしまいます。まずは、ナプキンをしていても経血漏れが起こりやすくなる原因について見ていきましょう。
原因1.
ナプキンのズレ
まず考えられるのは、ナプキンのズレによる経血漏れ。前後や左右にナプキンが動いてしまうことにより、うまく経血がキャッチできないパターンです。 とくに運動やストレッチなど、身体をよく動かす場面や横になる就寝時は、ナプキンのズレに注意が必要です。
使い捨てナプキンの粘着力の弱さや、ショーツとのサイズや素材の相性が原因であることも考えられます。
そして、そもそもナプキンをつける位置が、前後のどちらかに偏ってしまっていることもあるかもしれません。 ナプキンを交換する際に、経血がどのあたりに吸収されているかを確認しましょう。ナプキンの中央あたり、表面が少し膨らんだ部分に多く吸収されているのが正しい位置です。
原因2.
経血量が多い
個人差はありますが一般的には、生理が始まってから1.2日目に最も経血量が多くなります。 とくにこのときには経血漏れがしやすいため、注意が必要です。 できるだけこまめなナプキン交換や、経血漏れが気になる場合は生理用品のサイズの見直しをしてみるといいでしょう。
また、1時間程度でナプキンを交換しないと漏れてしまうという人は、経血量が多い「過多月経」の可能性があるかもしれません。 経血量があまりに多い場合や、急に増えたと感じる場合は念のため病院を受診しましょう。
原因3.
すき間ができている
ナプキンやショーツが大きい場合やゆるい素材の場合、デリケートゾーンとナプキンの間にすき間ができてしまうことがあります。 寝ているときやしゃがんだときなどに、すき間から漏れることもあるかもしれません。
しかしこのパターンは、デリケートゾーンのかぶれや湿ったナプキンの不快感によって、あえてピッタリとフィットさせていない方もいるかもしれません。 その場合は生理用品の吸水性やムレにくさ、下着の素材を見直す必要があるでしょう。
経血漏れを防ぐためにできること
経血が漏れる原因について先述しましたが、考えられる原因への適切な対策を取ることで、経血漏れの心配はグンと軽減できることがあります。ここで紹介するポイントと、普段使っているナプキンの状態を照らし合わせながらチェックしてみてくださいね。
対策1.
羽つきのナプキンを選ぶ
ナプキンのズレによって経血が漏れているように感じるなら、ナプキンの形を見直してみる必要があるでしょう。 羽なしタイプを普段使用している場合は、下着にしっかりと装着できてズレにくい羽つきのナプキンを試してみることをおすすめします。
折り返した羽がショーツの外側に見えるのが気になる場合は、羽部分の布が二重になっていて羽を隠せるタイプのショーツを選ぶと気にせずに済みますよ。 羽の粘着部分によってショーツが傷むのを気にしている場合は、生理用ショーツを使用したり、粘着テープではなくスナップボタンで固定する布ナプキンを選んでみてもいいかもしれません。 お気に入りのショーツが傷むのは避けたいですよね。そんなニーズにもピッタリのアイテムがきっと見つかるはずです。
対策2.
経血量に合わせたナプキンを選ぶ
経血量に合わせてナプキンを選ぶことも、経血漏れの対策に効果的。ナプキンは「昼用・夜用」や「多い日用・少ない日用」などの種類に合わせて、 大きさや長さが異なります。経血の吸収量やギャザーの有無がメーカーによっても違うため、いつも同じナプキンばかりを選んでいる場合は、 ほかのものを試してみてもいいかもしれませんね。
数時間ナプキンを交換できないときに不安になる場合や、漏れていなくてもナプキンが重くなるくらいにたくさんの経血を吸収しているようであれば、 ひとまわり大きいサイズを使ってみると、安心感が増すはずです。
対策3.
オーバーショーツを履く
ナプキンや下着がピッタリとフィットしておらず、しゃがんだときなどに脚のつけ根などにすき間ができる場合、経血漏れがしやすくなっている状態です。 少しピッタリめの下着に替えるか、ショーツの上に重ねてオーバーショーツを履くといいでしょう。
ボクサーパンツやスパッツのような形をしていて、漏れが気になる方の不安を軽減してくれるアイテムです。
デリケートゾーンが経血やおりもので湿った状態が続くと、かぶれなど肌荒れの原因にもなります。 デリケートゾーンとナプキンが密着することで起きるムレを防ぐため、布ナプキンや吸水ショーツの使用、こまめなナプキン交換を行うとより安心です。 オーバーショーツは通気性の良い綿素材のものを選ぶといいでしょう。
布ナプキンは漏れやすい?
布ナプキンを使ったことのない方の中には、「紙ナプキンよりも漏れやすそう」というイメージを持っている方もいるかもしれません。しかし、布ナプキンも紙ナプキンと同じように自分に合ったサイズを選べば、出先などでも十分快適に過ごせます。肌にやさしくあたたかい使い心地で、ムレの予防にも役立ちますよ。ここでは、布ナプキンが経血漏れに悩む方へおすすめのポイントについて解説します。
さらっとした使い心地が続く
デリケートゾーンにナプキンがピッタリと密着している方が経血漏れがしづらいとわかっていても、ひんやりとした不快感が苦手な方も多いのではないでしょうか。 ナプキン交換の直後はさらっとしていても、時間とともに冷たくなり、湿った感覚も気になりますよね。 使い捨てナプキンに使われる素材は、経血を吸収すると冷たくなってしまう性質があるものもあります。 デリケートゾーンが冷えると骨盤周りや内臓も冷えやすく、生理痛がつらくなることも。
布ナプキンであれば経血を吸収しても冷たくならず、さらっとした使い心地を持続します。
デリケートゾーンとナプキンが密着していても快適に過ごせるので、すき間漏れだけでなく冷えを防ぐことにも役立ちますよ。
布を重ねて
吸収量を調節できる
布ナプキンは、一般的なナプキンと同様にサイズが豊富にあります。経血量に合わせて選びましょう。
布ナプキンが経血を吸収する仕組みは、いくつも重ねられた吸収体の布によるもの。多い日用はそれだけたくさんの布を重ねてつくられているということです。
もちろんただの布だけというわけではなく、nunonaの布ナプキンには吸湿防水布という素材も使われています。 しっかりと経血をブロックしながらも、ムレの原因になる湿気は逃がしてくれますよ。
ほかの生理用品と
併用するのも便利
生理のときに経血が漏れるのを防ぐには、生活スタイルに合わせた対策が重要です。 デスクワークが続くのか激しい運動をするのかによっても、その人にピッタリの生理用品は異なりますね。
漏れる心配を軽減させるために、月経カップやタンポン、といった生理用品の選択肢もあります。 これらのような膣の中に挿入して使用する生理用品は、念のためにナプキンと併用することの多いアイテム。
月経カップの交換時や、もしものときのために使い捨てナプキンを毎回使うのは、あまり経済的ではありません。 経費の削減やゴミの排出を減らすためにも、布ナプキンを併用するのがおすすめですよ。経血がほとんどついていない場合は、ネットに入れて洗濯機で洗濯OK。 手洗いする手間も必要ありません。
布ナプキンはほかの生理用品との相性がとてもいいため、いくつか持っておくとさまざまな場面で便利です♪
漏れを徹底ガードするには
吸水ショーツも
ナプキンのズレや伝い漏れが気になる場合、ナプキンの種類や使い方を工夫するのも大切です。 しかし、そのほかに吸水ショーツという選択肢を検討するのもひとつの方法です。
ショーツと布ナプキンが一体になったような吸水ショーツであれば、ナプキンとショーツがズレる心配はありません。 すき間漏れなどに気をつければ、とても快適に過ごせるアイテムです。
経血量が多い場合は吸水ショーツに、さらに布ナプキンや紙ナプキンを重ねて使うこともできるので、とても便利ですよ。 忙しくてなかなかトイレに行くタイミングがない方や、運動量の多い方は試してみるのがおすすめです。
布ナプキンを始めてみよう!
ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に始められるのもうれしいポイントです。
布ナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、『布ナプキンの基礎知識』で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
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