漏れないナプキンの付け方は?
生理中、気が付くと経血が漏れていた……すごくショックですよね。人に知られたら恥ずかしいし、着替えや洗濯などの後始末も大変なので「生理中は漏れないか気が気じゃない!」という女性も多いのではないでしょうか?
でも、経血漏れはナプキンの付け方を工夫したり、漏れ対策アイテムを使ったりすれば、ほとんど心配がなくなるんですよ。
そこで今回は「経血が漏れにくい使い捨てナプキン・布ナプキンの付け方」や「簡単にできる漏れ対策」をご紹介します。
経血を漏らさない
ナプキンの選び方・付け方
どんなに性能が良いナプキンでも、付け方を間違うと経血が漏れてしまいます。まずは経血が漏れにくいナプキンの選び方と付け方をマスターしましょう!
経血が漏れにくいナプキンの
選びのポイント
正しくナプキンを付けていても経血が漏れてしまう場合は、ナプキンのサイズが体に合っていないことが考えられます。「ナプキンの長さにはあまりこだわりがない」という人も、一度ナプキンのサイズ・長さを見直してみましょう。
使い捨てナプキン・布ナプキンのサイズの目安は、昼用が20~27cm・夜用が29~40cm程度で、メーカーや種類によって異なります。量が少ない日や、まめにトイレに行けるときであれば小さめのものでも構いませんが、経血が多い日や長時間交換できないときは夜用を使うのもおすすめです。経血漏れが不安な時は、少し長めのナプキンを選んでおくと安心感がありますよ。
経血漏れが気になるのであれば、まずは普段使っているナプキンを見直してみましょう。羽根なしのタイプを使っていませんか?羽根がないタイプは下着の上でズレたりヨレたりしやすく、その分経血が漏れやすくなってしまいます。経血漏れを防ぎたいのであれば、羽根があるタイプのナプキンを選びましょう。どんなナプキンが適しているかは人によって異なります。自分の体に合うナプキンがわからないときは、いくつか長さの異なるナプキンを購入して、付け比べてみると良いでしょう。
ナプキンの付け方にひと工夫
ナプキンを付けるときは、ナプキンとショーツのクロッチを重ねるようにしてナプキンを置き、羽根をしっかりショーツに巻き付けて固定しましょう。これは一体型の布ナプキンでも同じです。布ナプキンの場合はテープの代わりにスナップボタンが付いているので、ナプキンの位置を調整したうえで留めましょう。
ただし、体型や普段の姿勢によっては、前漏れ・後ろ漏れが起こることもあります。トイレでナプキンを交換する際に、ナプキンの中央に経血が吸収されているかどうかをチェックして位置を微調整することが、経血漏れを防ぐには重要です。
サニタリーアイテムや
他の生理用品も活用しよう
生理中の経血漏れを防ぐためには、自分に合ったナプキンを正しく付けるだけでなく、サニタリーアイテムや他の生理用品と併用するのがおすすめです。
サニタリー用ショーツやスパッツで
ナプキンを体にフィットさせよう!
もしあなたが生理の時にサニタリーショーツを使っていないのであれば、サニタリーショーツを使うだけでもナプキンのフィット感が良くなる可能性があります。ナプキンメーカーの調査によると生理中にサニタリーショーツを使わない人も2~3割いるそうです。しかし、通常のショーツはサニタリーショーツに比べるとフィット感が緩く、ナプキンが体に密着しにくいため、隙間から経血が漏れやすいと言わざるを得ません。
その点、サニタリーショーツであれば体にぴったりフィットするので、ナプキンが体に密着しやすくなります。クロッチ部分や前・後ろ部分に防水布が付けられているものは、万が一経血で汚れた時も簡単に汚れが落とせるのでおすすめです。製品によっては股上を深くする・クロッチ部分を長めにするなど、ナプキンがより体にフィットする作りになっているものもありますので、いろいろなサニタリーショーツを履き比べて、お気に入りを見つけてくださいね。
「絶対漏れを防ぎたい!」という場合は、サニタリースパッツを使うのもひとつの手です。サニタリースパッツはクロッチ部分はもちろん、おしりをすっぽり覆うように防水布が付けられているので、万が一ナプキンから経血が漏れても服にまでしみるのを防いでくれますよ。一分丈・三分丈など長さがあるサニタリースパッツなら横漏れしにくく、万が一横漏れしたときも服が汚れません。
他の生理用品と併用するのもあり!
ナプキンだけで経血を吸収しきれないというときは、タンポンや月経カップなど他の生理用品と併用するのも良いでしょう。購入しやすいのはタンポン、長時間交換する必要がないのは月経カップです。どちらも膣の中に挿入して使うので少しハードルが高いですが、使い慣れると快適ですよ。
最近は、経血を吸収してくれる「吸収型サニタリーショーツ」もあります。吸収型サニタリーショーツは普通のショーツと同じように身に着けるだけで、ショーツが経血を吸収してくれる便利なアイテムです。吸収できる量には限界がありますが、ナプキンと違って漏れを気にする必要がないので、よりラクに、より快適に生理期間中を過ごせます。
ただし、頻繁に生理用品を交換しないと漏れてしまう、貧血になるほど経血量が多い場合は、早めに医療機関を受診しましょう。重たい生理の背後には、なんらかのトラブルが隠れているかもしれません。まずは婦人科できちんと診察を受けて、原因をはっきりさせましょう。婦人科では生理以外の悩みも相談できるので、気になることがあれば気軽に足を運んでみてくださいね。
前漏れ?後ろ漏れ?
経血漏れの対策方法
ひと口に経血漏れといっても、前に漏れる人もいれば後ろに漏れる人、横漏れが多い人、量が多くないのに漏れてしまう人など様々です。繰り返し経血漏れが起こるようであれば、次の方法を試してみてください。
自分の体の特徴を知ろう
経血の漏れ方は、前漏れ・後ろ漏れ・横漏れなどさまざまです。どうして個人差があるのかは、普段の姿勢や膣の位置が関係しています。膣が前気味についている人は前に経血が漏れやすく、後ろ気味についている人は後ろに経血が漏れやすくなります。横漏れしやすい人は、ナプキンが体にフィットしていない・隙間ができることが原因であることが多いです。サニタリーショーツなど体にぴったりフィットするショーツを使うと、ナプキンと体の間に隙間ができにくくなりますよ。
経血漏れが起こりやすい人は、どの方向に漏れることが多いかをチェックして、ナプキンの位置を調節してみましょう。ただし、一般的な長さのナプキンを使っている場合、位置を調整すると逆側の長さが足りなくなって、今度はそちらから漏れてしまうことも……。前後の漏れが気になる場合は、少し長めのナプキンを使うのがおすすめです。
防水布付き『nunona』の
布ナプキンを使ってみよう
漏れを防止するためには、布ナプキンを活用するのも良い方法です。布ナプキンとは、生理用品の代替品として使われている布でできたナプキンのこと。ふんわりとした肌心地で蒸れにくくかぶれにくいのが特徴です。漏れが心配な人は、普段使いの紙ナプキンの上に布ナプキンを着けてみましょう。肌心地は優しいままで、万が一布ナプキンから経血がズレて漏れてしまっても、紙ナプキンがしっかりキャッチしてくれます。
布ナプキン専門店『nunona』の布ナプキンは、しっかり厚みがあるため漏れにくく、水分を通さない「透湿防水布」がついているので、布でできていても経血が染みることもないんです。厚みがあるだけでなく、吸収面にステッチが入っているのもポイント。装着するとステッチが盛り上がって防波堤の役割を果たすので、横漏れ・隙間漏れが起こりにくいんです。
羽根に2つのスナップボタンが付いているのでクロッチの幅に合わせて留めるボタンを変えれば、よりしっかり固定できます。さらにnunonaでは17~40cmまで様々なサイズを揃えているため、軽い日はもちろん多い日も自分の体と経血量に合ったものが選べるんですよ。
『nunona』の布ナプキンは
漏れ対策以外にもメリットがたくさん!
nunonaの布ナプキンは、サイズや種類が豊富なので、使う人に合わせて選べます。漏れ対策になる透湿防水布が使われていることのほかにも、布ナプキンを使うメリットはたくさん!ぜひチェックしてみてくださいね。
温活になる
使い捨てナプキンを使っていて、漏れたときにヒンヤリした経験はありませんか。使い捨てナプキンは、冷えピタと同じ素材でできているため、経血を吸収するとヒンヤリすることがあります。
その点、nunonaの布ナプキンはオーガニックコットン100%の生地を使用しているためお肌にやさしく、経血を吸収してもヒヤッとすることはありません。まるで重ね着しているようなふんわりとした布ナプキンは、冷えやすい人にもぴったりです。
寒いときは、インナーを重ね着したり、コートを羽織ったりしますよね。布ナプキンも重ね着と同じ感覚で下着に装着できるため、温かさを感じられるでしょう。
かぶれやかゆみ対策になる
かぶれやかゆみが気になる方には、布ナプキンがおすすめです。経血が多い日は、気をつけないと漏れやすくなってしまいます。ただでさえ経血が多い日では、ナプキンがムレやすくなり、かぶれやかゆみの原因にもなり兼ねません。
使い捨てナプキンは、ズレないように下着にナプキンを固定するための粘着テープが使用されています。そのため、ナプキンの素材や粘着テープなどのビニールシートは、湿気がこもりやすくムレやすい状態になりやすいのです。
nunonaの布ナプキンには、湿気は逃して、水分は伸ばさない、透湿防水布が使われています。経血漏れを防ぐことに加えて通気性も良く、かぶれやかゆみ対策につながります。
洗濯も簡単
使い捨てナプキンは、交換すればゴミとして捨てられますが、布ナプキンは繰り返し使用するため洗濯が必要です。とはいえ、洗濯は『もみ洗い』『つけ置き』『すすぎ』の3ステップだけなので、とても簡単です。
まず、40℃以下のぬるま湯に布ナプキンを浸してもみ洗いをしましょう。汚れを押し出すようにしっかり行うことがポイントです。ただし、ゴシゴシ洗いをしてしまうと生地が傷みやすくなるため、汚れをやさしく押し出すようにしましょう。
次に、水またはぬるま湯1.5リットルに対してアルカリウォッシュ大さじ1の割合で溶かしたつけ置き液を作ります。アルカリウォッシュを使うことで、汚れが落ちやすくなりますよ。もみ洗いした布ナプキンは、つけ置き液に3時間~半日程度つけてから汚れをすすぎ、しっかり水気を切ってから普段通りに干してください。
お風呂に入るついでにつけ置きまでの工程を済ませておけば、あとはすすぐだけなので、それほど手間もかかりません。経血の状態をみられるようになるので、日々の体調チェックにも活用できます。
布ナプキンを始めてみよう!
ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に始められるのもうれしいポイントです。
布ナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、『布ナプキンの基礎知識』で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
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