吸水ショーツの洗濯法とお手軽ポイント
今話題の生理用品である吸水ショーツ。快適さやコストの削減などにとてもたくさんのメリットがある反面、デメリットとして挙げられがちなのはその洗濯についてではないでしょうか。 吸水ショーツの洗濯をするときの悩みには、「経血汚れをきれいに落とすにはどうやって洗ったらいいのか」「数枚しか持っていないのに、なかなか乾かない」などといったことが挙げられます。
吸水ショーツは経血を受け止めるナプキンの機能を兼ね備えているため、普通のショーツと同じような時間では乾かないことが多いでしょう。毎月のことなのでなるべく手軽に洗濯をして、長く清潔に使いたいもの。
そこで今回は「吸水ショーツの洗濯の方法」について詳しくご紹介します。吸水ショーツの適切な洗濯方法がイマイチわからない方や、初めての使用を検討している方はぜひご覧くださいね。
吸水ショーツの洗濯方法
吸水ショーツの洗濯方法は、基本的には布ナプキンと同じです。普通のショーツと同じ形をしていても、経血を吸収しているので洗濯の方法には注意が必要です。ここではまず、布ナプキンや吸水ショーツを使ったことのない方に向けて基本の洗濯方法を紹介します。
吸水ショーツの洗濯は3ステップ
汚れた吸水ショーツをそのまま洗濯機に入れると、経血の色がほかの下着や洋服に移ってしまう恐れがあります。布ナプキンと同じように、必ず「もみ洗い」「浸け置き」「すすぎ」の3ステップで洗濯しましょう。はじめに行う「もみ洗い」は、大まかな経血汚れを落とします。吸収した経血を押し出すように、水の中でやさしく吸水ショーツを握って・開いてを繰り返します。布同士を強くこすり合わせると、ショーツの劣化の原因に繋がるので注意しましょう。
次の「浸け置き」は、内側に入り込んだ経血を浮かせて落とします。洗面器やバケツに水を張り、洗剤を溶かした水に吸水ショーツを浸けて3時間ほど放置します。洗剤の量の目安は、アルカリウォッシュであれば水1.5Lに対して大さじ1程度です。数枚まとめて浸け置きする場合は、大きめの器を準備しましょう。浸け置きが終わったら「すすぎ」の工程です。浮かせた汚れと洗剤を、しっかりとすすぎます。
これで吸水ショーツの洗濯の3ステップは完了です。大まかな汚れを落としてから浸け置き、最後にすすぐだけなので慣れるとそれほど手間に感じない方も多いですよ。吸水ショーツの洗濯は大変そうと感じていた方の中にも、「これなら自分にもできそう!」と思っていただけた方がいるのではないでしょうか。このあと、さらにしっかりと洗濯したい場合は洗濯ネットに入れて洗濯機で洗います。
nunonaの吸水ショーツは洗濯機の使用OKですが、メーカーによっては手洗いのみを推奨している場合もあります。吸水ショーツを洗濯機で洗う前には、必ず確認しましょう。脱水が終わったら、風通しの良いように筒状に干して中までしっかりと乾かします。吸水ショーツがなかなか乾かないという方には、効率的に乾かす方法を後述しているので、ぜひチェックしてくださいね。
経血汚れを効率よく落とす
セスキ炭酸ソーダ
経血汚れは、吸水ショーツについてから時間が経ったり、空気に触れて乾いてしまうことで落としづらくなります。効率よく掃除や洗濯を行うには、汚れと洗剤の相性を知ることがとても大切です。タンパク質汚れである経血の洗濯に効果的なのが、セスキ炭酸ソーダです。
セスキ炭酸ソーダには、タンパク質汚れを溶かして落としやすくするはたらきがあり、布ナプキンや吸水ショーツの洗濯とも相性が抜群です。nunonaでも「アルカリウォッシュ」という名前で取り扱っているので、普段の洗剤では汚れ落ちがイマイチと感じている方はぜひチェックしてみてくださいね。もみ洗いの後の浸け置きのほかにも、洗濯槽やシンクの皮脂・油汚れの掃除にも効果的です。
布ナプキンや吸水ショーツの浸け置きは、長時間浸ければ浸けるほど汚れが落ちやすくなるわけではありません。むしろ、浮かせた汚れがショーツに逆戻りしてしまう可能性もあるので、3時間以上浸ける場合は一度水を交換するなど、ひと工夫加えるのがおすすめです。
吸水ショーツの洗濯には
こんな工夫も
吸水ショーツの洗濯の方法について紹介してきました。そして基本の洗濯方法以外にも、ちょっとしたポイントをおさえておくだけで、汚れが落ちやすくなります。繰り返し使うことで経血の吸水性を下げることや、余計な手間を省くことにも役立ちます。吸水ショーツをより長く愛用するためにも、次の2つのポイントを実践してみるのがおすすめです!
お湯の温度に気をつける
吸水ショーツの汚れがなかなか落ちないときは、もみ洗いやすすぎのときのお湯の温度が原因かもしれません。頑固な汚れは、お湯で洗う方が落としやすそうだと感じますよね。しかし、経血汚れの場合は反対です。
血液をお湯に浸けると、血液中のたんぱく質が固まって、かえって汚れが落ちにくくなる性質があります。そのため水、もしくは30℃以下のぬるま湯を使用して洗濯するようにしましょう。
柔軟剤や漂白剤は使わない
吸水ショーツを繰り返し使っているうちに、なんとなく吸収力が下がったような気がすると感じる方もいるかもしれません。そんなときには、使っている洗剤や柔軟剤を見直してみましょう。バスタオルなどにも同じことが言えますが、柔軟剤や漂白剤の使用は吸水ショーツの機能を弱めてしまう可能性があります。
柔軟剤には、繊維をコーティングして滑りを良くするような成分が含まれている場合があります。タオルや布ナプキン、吸水ショーツのような水や経血を吸収するためのものにはあまり向きません。洗濯洗剤のみを使って洗濯するようにしましょう。
また、乾燥機も吸水ショーツの生地を傷めてしまうリスクがあるため、使用は控えるようにしましょう。
お風呂タイムをうまく活用
吸水ショーツの洗濯を面倒に感じたり、洗濯のタイミングに迷う方も多いですよね。効率的に吸水ショーツを洗濯したいときは、お風呂タイムを上手く活用しましょう。面倒に感じる吸水ショーツの洗濯も、ご自身がお風呂に入るタイミングで一緒に浴室で洗ってしまえば楽ちんです!
シャワーの使い始めはお湯が出るまでの間、しばらく水を出しっぱなしにしている方も多いのではないでしょうか。その水や時間を利用して、吸水ショーツの洗濯をしてみませんか?服が濡れる心配もなく、洗面所での洗濯に抵抗のある方にもおすすめです。数枚まとめての洗濯も、素早くできますよ。
布ナプキンや吸水ショーツのお手入れではできるだけ余計な手間を省くことで、無理なく継続しやすくなります。時間や水道代の節約にもなるのでぜひ試してみてくださいね。
吸水ショーツが「乾かない!」
悩みを防ぐ方法
洗濯方法のほかにも、吸水ショーツがなかなか乾かないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。特に梅雨の時期や夜に洗濯した場合、乾くまでに時間がかかってしまいがちです。湿った状態が続くと雑菌が繁殖しやすくなり、においの原因にもなります。ここでは、吸水ショーツを速く乾かしたい!という方に向けて、効率的な乾かし方を紹介します。なるべく少ない枚数で使いまわしたいと考えている方にもおすすめです。
水分をしっかりと飛ばしておく
まずは洗濯が終わったら、干す前に水分をしっかり飛ばしておくことが大切です。手でしっかり絞るのがむずかしい場合は、洗濯機の脱水機能を活用しましょう。
さらに、吸水ショーツを乾いたバスタオルなどで挟んでギュッと握るようにすると、吸水ショーツの水分がタオルに移って乾きやすくなります。あとは吸水面が外側にくるように裏返して、風通しの良い場所で干しましょう。
デリケートゾーンに直接当てて使う吸水ショーツは、とくに清潔に保っておきたいもの。雑菌の繁殖を防ぐためにも生乾きは防いで、完全に乾かすことが重要です。
干し方にひと工夫
濡れた布同士がくっついている状態では、吸水ショーツが速く乾かない原因になります。ショーツの間を風が通り抜けられるよう、形を整えて干しましょう。洗濯ばさみなどで吊って干す場合、複数の洗濯ばさみを使って風通しを良く保つことがポイントです。
室内干しの場合はサーキュレーターや、エアコンのドライ機能もうまく活用するといいでしょう。生理期間には、生理用品以外にも生理痛や眠気など、人によってさまざまなことに悩まされます。吸水ショーツが乾かないなどの悩みも、生理のときには小さなストレスになります。ここまでで紹介したちょっとした工夫を参考にして、より快適に過ごせる方法を見つけてみてくださいね!
布ナプキン専門店が開発した
布ナプキン吸水ショーツ
お客様の声を実現した
新しい吸水ショーツ
品質が高い製品をリーズナブルな価格で提供するために、お客様の声を元に、1年以上かけ製品開発に尽力したnunonaの「布ナプキン吸水ショーツ」がついに登場!
布ナプキンとショーツが一体型になったnunonaオリジナルの「布ナプキン吸水ショーツ」は、布ナプキンの肌触りや着け心地はそのままに、履いて使える生理用ショーツという新しいタイプの布ナプキンです。
nunonaの布ナプキン吸水ショーツは、ゆったりとした履き心地と経血をしっかり吸収してくれる機能性が特徴。吸収面の生地には世界基準のオーガニックコットン100%を使用し、ふんわりとしたやさしい着け心地です。
ショーツ面の生地は締め付けすぎないような伸縮性を持たせ、オーガニックコットンをメインで使用。生理の日でもストレスフリーに過ごせるよう、履き心地が軽やかなショーツを目指しました。
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