排卵後の尿もれの原因と対策

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最終更新日:2023/03/22(水)

排卵後の尿もれや頻尿に悩んでいないでしょうか。意外と多くの女性が「排卵後の尿もれが気になる」「排卵後は頻尿になる」と感じています。

排卵後の尿もれは、40代〜50代頃から増える女性の悩みというイメージがあるかもしれません。しかし、実際には若い女性で悩んでいる方も多いのです。

今回は、排卵後の尿もれの原因や対策についてご紹介します。

排卵後の尿もれの原因

排卵後の尿もれの原因

尿もれの原因には、大きく分けて「腹圧性尿失禁(ふくあつせいにょうしっきん)」と「切迫性尿失禁(せっぱくせいにょうしっきん)」の2つがあります。女性に多いのは「腹圧性尿失禁」です。詳しく見ていきましょう。

ふとしたときに尿が漏れてしまう
「腹圧性尿失禁」

「腹圧性尿失禁」は、お腹に力が入ったときに尿もれしてしまうことです。

くしゃみをしたとき、笑ったとき、立ち上がったときなどに尿もれがある方が当てはまります。

原因は、骨盤底の筋肉が弱り、膀胱や尿道を支えられないことです。 筋肉が弱っているので、尿道を閉じられず、尿が漏れてしまいます。

排卵後はホルモンの影響で
筋肉がゆるみやすい

排卵後はプロゲステロンというホルモンが分泌されることで、膀胱の筋肉がゆるみやすくなります。

プロゲステロンは黄体ホルモンとも呼ばれ、身体の体温を上げて妊娠しやすくする働きがあります。一方で、 子宮の周りの筋肉を柔らかくして、利尿作用を高める働き もあるのです。

排卵後のプロゲステロンの働きにより、膀胱の筋肉が柔らかくなることから、ふとしたときに尿もれしやすくなります。



排卵後の尿もれの対策

排卵後の尿もれの対策

排卵後の尿もれはどうすればいいのか、悩む方も多いでしょう。ここからは、排卵後の尿もれの対策をご紹介します。

普段から骨盤底筋を鍛える

尿もれの原因は、筋肉の衰えであることが多いです。骨盤底筋を鍛え、尿もれしにくい身体をつくりましょう。

骨盤底筋は、骨盤の内側にある膀胱や子宮、直腸などの臓器を正しい位置に保ち、尿道を締める働きがあります。

普段からお尻を締めることを意識する だけでも、骨盤底筋は鍛えられますよ。

尿もれシートなどを活用する

尿もれするときは、尿もれシートを活用しましょう。

尿もれシートは、尿を吸収してくれるナプキンのようなものです。生理用のナプキンとは異なり、 尿を瞬間的に吸収する機能に優れています。

尿もれシートは、適切なサイズや消臭機能などがあるので、自分に合ったものを選びましょう。



排卵後の尿もれには
布ナプキンもおすすめ

卵後の尿もれには布ナプキンもおすすめ

尿もれシートを使用して、「肌触りが気になる」「肌がかゆい」と感じる方もいます。尿もれ対策をしながら、できるだけ快適に過ごしたいですよね。つけ心地が気になる方は、布ナプキンもおすすめです。

肌触りがやわらかい

布ナプキンは、コットンなどの素材でできており、肌にやさしいことが特徴です。

肌着と変わらないふんわりとした触り心地で、つけている間も快適に過ごせます。

尿もれシートなどを使って「ゴワゴワする」「違和感がある」と感じたことがある方は、布ナプキンを使ってみてはいかがでしょうか。

布で包み込まれる
ぬくもりがある

布ナプキンは、 肌着を一枚重ね着するようなぬくもり を感じられます。

尿もれは、身体が冷えていると余計に起こりやすいものです。布ナプキンを使えば、デリケートゾーンの冷え対策もできますよ。

「身体が冷えやすい」「冷え性に悩まされている」という方におすすめです。

この記事を書いた人
きのしたまい
きのしたまい

文筆家。北海道小清水生まれ、現在は東京で暮らしています。世界を知り、より心地良く生きることを題材に執筆。Webメディア『knstmi』、note『視点』運営。あらゆる世界やカルチャー、生活に目を向けて、日々考えています。趣味はいい香り探し、自分の身体に合った食研究です。

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