吸水型サニタリーショーツは、クロッチ部分に吸収体が入っていて、経血を吸収してくれるサニタリーショーツです。ナプキンを当てる必要がなく、軽い日であればそれ1枚で過ごせることから、大きな注目を集めています。

現在は大手衣料品チェーンでも売られていますが、まだまだ商品の種類は少なく、主に通信販売で売られており、価格も決して手ごろではありません。

吸水型サニタリーショーツは、生理が始まりそうな時に履いておくと安心できるのが魅力。一方で、吸水型サニタリーショーツだけで生理期間を過ごそうと思うと、洗い替えのためにある程度の枚数を揃える必要があり、枚数を揃えるとなるとコストがかかるのがネックです。

吸水型サニタリーショーツは洗って繰り返し使えるエコな生理用品でもあります。お手入れの仕方はかんたんで、水で経血をすすいだ後、洗濯機に入れて洗えばOK。

布ナプキンのようにアルカリ性の洗剤に浸け置きする必要はありません。

ただし、クロッチ部分に厚みがあるため、通常の生理用ショーツに比べると乾きにくいです。生乾きの状態で着用するのは、臭いや雑菌の繁殖の原因になるので、必ず中までしっかり乾かしてから履くようにしましょう。

吸水型サニタリーショーツだけで生理期間をすごすのは、正直現実的ではありません。多い日は漏れやすくなるだけでなく、吸収体の表面に残った経血が肌に長時間触れることで、かぶれやかゆみといったトラブルも起きやすくなります。

しかし、軽い日に月経カップやタンポンと併用するのであれば、万が一漏れた時も服まで経血が染みる心配がありません。

生理になりそうな日に前もって履いておく・会社や学校のロッカーに入れておくのも良いでしょう。終わりかけの日に履けば、ナプキン要らずで快適に過ごせますよ。

吸水型サニタリーショーツを使うときは、次のことに注意しましょう。まず気をつけたいのは、サイズ選びです。大きいサイズのものを選ぶと、体にフィットせず、隙間から経血が漏れることがあります。少し窮屈な感じはしますが、体にぴったりフィットするサイズのものを選んでください。

次に、長時間履きっぱなしにしないことも大切です。吸水型サニタリーショーツは、経血を吸収する都合上クロッチ部分がムレやすいので、長時間履き続けているとムレて肌トラブルが起こりやすくなります。また、臭いも気になってくるので、12時間を目安に履き替えましょう。

最後に、多い日を吸水型サニタリーショーツだけで乗り切ろうとしないでください。吸水型サニタリーショーツは経血を無限に吸収できるわけではありません。特に粘度の高い経血はすぐに吸収されず、動いた拍子に漏れてしまうことがあります。多い日は通常のサニタリーショーツ+ナプキンなど、自分の経血量に合わせた生理用品を選んで使用しましょう。

「いきなり吸水型サニタリーショーツを使うのは不安・ハードルが高い……でも、エコ＆サステナブルな生理用品を使ってみたい！」という人は、手始めに布ナプキンを使ってみてはいかがでしょうか？

布ナプキンは、文字通り布でできたナプキンで、使い捨てナプキンと同じような形をしています。使い終わった後に洗う手間はかかりますが、使い捨てナプキンと同じ感覚で使えるのが魅力です。

慣れないうちは、生理期間外に試してみましょう！nunonaでは、おりもの用や軽い日用の布ナプキンも販売しています。

吸水型サニタリーショーツは、使い捨てナプキンや布ナプキンに比べると、どうしても通気性が悪いです。そのため、長時間履いているとムレが気になることもあります。特に暑い時期はムレと熱のこもりがひどく、長時間履き続けるのがキツいと感じることもあるほどです。

そんなときは、ムレにくい布ナプキンを使ってみましょう。通気性がよく、ゆったりと履けるサニタリショーツに布ナプキンの組み合わせは、暑い時期でも快適に過ごせるおすすめの組み合わせです。

nunonaでは、さらにムレにくくお手入れも簡単な「3Dタイプ」の布ナプキンも販売しています。気になる人は、ぜひチェックしてみてくださいね。