布ナプキンと紙ナプキンの違い
「布ナプキン」とは、布製で洗って繰り返し使えるナプキン(月経布)のことです。布ナプキンは、 生理中のデリケートゾーンのムレやかぶれの予防効果や、女性のお肌に寄り添った優しい着け心地で人気を集めています。
しかし、布ナプキンになじみがない方からすると「紙ナプキンとの違いは?」「布ナプキンと紙ナプキンならどっちがいいの?と疑問を感じることも多いでしょう。
そこで今回は、素材や吸収力、使い方、費用などあらゆる面から徹底比較した「布ナプキンと紙ナプキンの違い」を詳しくご紹介します。
布ナプキンと紙ナプキン
違いを比較しよう!
布ナプキンと紙ナプキンにはそれぞれ違った良さがあり、どちらが使いやすいと感じるかは個人差があります。そこでここからは、布ナプキンと紙ナプキンの違いを5つの項目で徹底比較します。ぜひ、ご自身に合った生理用品選びの参考にしてみてください♪
布ナプキンと紙ナプキンの違い
01.素材
布ナプキンと市販の紙ナプキンでは、使われている素材が大きく異なります。まずはnunonaの布ナプキン。一般的に布ナプキンは肌にあたる「肌面」、経血を吸収する「吸水布」、下着側にくる柄面の布に、経血の漏れを防止する「防水布」という構造になっています。
吸収面の布の枚数が多くなればなるほど、経血吸収量が多くなるのが布ナプキンの特徴です。肌面はデリケートな部分に触れる場所であるため、オーガニックコットンなど素材にこだわったものを使う場合が多いです。吸収した経血が下着側に漏れないように、nunonaの布ナプキンには漏れを防ぐ「透湿防水布」も使われています。
一方、紙ナプキンは高分子ポリマーやポリエチレンフィルムなど、石油を原料とした化学的な素材が多く含まれていることが特徴です。肌触りにこだわるメーカーは肌面にオーガニックコットンを採用している場合もありますが、その分通常の紙ナプキンよりも高価です。
また、経血漏れを防ぐためにフィルム素材や撥水性の不織布、さらに下着からズレないように粘着テープが使われています。ズレやすいといわれている布ナプキンよりはしっかりナプキンを固定できますが、この粘着テープなどがムレの原因にもなるといわれています。
一方、オーガニックコットンなどの天然素材でできた布ナプキンは、敏感なデリケートゾーンへの刺激が少なく肌触りも良いので、素材の面では布ナプキンのほうが紙ナプキンより多くのメリットがあると言えるでしょう。
nunonaの素材についてはまた最後に詳しく説明いたします。
布ナプキンと紙ナプキンの違い
02.吸収力と防水性
布ナプキンが布本来の吸収力を活かして経血を吸収する一方、紙ナプキンはポリマーやフィルム、不織布など化学的な素材で吸収力と防水性を高めていることが特徴です。
そのため吸収力と防水性の面では、布ナプキンよりも紙ナプキンのほうが安心して使えるという方も多いでしょう。ただし吸水ポリマーは水分を吸収すると膨張して付け心地が変化します。そのためたくさん経血が出る日はすぐにごわつくことも。
水分が蒸発しにくいので経血分の重みと膨張した吸収ポリマーが不快感につながります。
布ナプキンは膨らむことはないのですが、2~3時間ごとに交換する必要があるんです。きちんと交換頻度を守れば十分な吸収力を保てますし、透湿防水布を使用しているため、布といっても経血が簡単に漏れる心配はありません♪
経血がたくさん出る日は多い日用や夜用を使用することになるのですが、そういった多い日に使う布ナプキンは吸収面の枚数が多くなっており、たくさん経血が出たとしてもしっかりキャッチしてくれます。
また、布ナプキンの形も様々で、横漏れや後ろ漏れが気になる人は立体的になっているタイプを選ぶと安心感が違います。
nunonaにも3D立体タイプというものがあるのですが、ノーマルタイプと比べると吸収量が多い他、伝い漏れ防止のステッチや立体的な構造で漏れをしっかりガードします。
布ナプキンと紙ナプキンの違い
03.使い方
布ナプキンと紙ナプキンの使い方には、実はほとんど違いはありません。布ナプキンも、紙ナプキンと同じようにショーツの上に固定して使います。
紙ナプキンの粘着シール部分が、布ナプキンではスナップボタンやマジックテープに変わるだけなので、固定するときもとても簡単です。むしろ、布ナプキンはトイレで交換するときにピリピリと音がしないぶん、周りに気付かれることなく快適に交換ができるんです。
布ナプキンには紙ナプキンと同じ形のタイプ以外にも、ハンカチタイプや吸収パッドと本体が分解できるタイプなど様々です。
ハンカチタイプは経血で一回汚れても交換せずにおり方を変えて新しい面を出すことで交換せずに清潔な状態が保てます。
2つに分解できるホルダータイプは汚れた吸収パッドのみの交換で済むので、持ち運ぶ荷物がコンパクトになります。
布ナプキンと紙ナプキンの違い
04.使用後の処理
使用した後のナプキンの処理は大きく異なります。紙ナプキンはそのまま処分しますが、布ナプキンは繰り返し使うため軽く洗ってつけ置きしておきます。
そのため布ナプキンの場合、つけ置きバケツと洗剤を用意する必要があります。
毎回洗うのはちょっと面倒そう、と心配になりそうですが、実際使用してみると「つけ置きすることで意外と簡単に汚れが落ちるから苦にならない」「自分の経血の量を把握できるから体調管理に役に立つ」との声もあるんです。
外出先では汚れた面にアルカリウォッシュなどの洗剤を溶かした液をスプレーして、においが漏れないチャック袋などにいれておきましょう。
経血汚れが乾いてしまうと、その後の汚れ落としに時間がかかるので外出先では汚れた面にアルカリウォッシュを溶かしたスプレーをすることが大事です。
あらかた汚れが落とせていれば、その後は通常通りにつけ置きした後に軽く洗い、洗濯機でOK。特別大変な手間があるわけではないので、慣れると気になりません。
布ナプキンと紙ナプキンの違い
05.費用
費用の面では、布ナプキンのほうが紙ナプキンより長期的に見て安く済むケースが多いです。ここでは、生理が平均6日間続き、1日あたり昼用ナプキンを6枚使う場合を想定して、3年間で費用にどれくらいの差が出るかを見ていきましょう。
1枚20円程度の紙ナプキンと比較して、1枚1,000円前後する布ナプキンは割高に感じられることも多いでしょう。しかし、上記の画像からわかる通り、紙ナプキンは昼用だけでも3年間で約1,300枚使用します。枚数の多さにびっくりしたのではないでしょうか。
一方布ナプキンは、丁寧に使えば3~5年間程度同じ製品を使い続けられるため、初期費用はかかるものの、長い目で見ると経済的なのです。アルカリウォッシュなどの洗剤代を入れてもかなり費用は抑えられるのがわかります。
長く使えば使うほど経済的、そしてエコなのも布ナプキンの魅力です。
nunonaの布ナプキン詳細
紙ナプキンと布ナプキンの違いがおわかりいただけたでしょうか?
一番の違いは素材でしたね。布を使っている布ナプキンはほとんどのメーカーで肌面に特にこだわりをみせているのですが、nunonaも例外ではありません。
nunonaでは使用するオーガニックにこだわることはもちろん、その中でもさらにこだわり抜いたオーガニックコットンを採用しているんです。
オーガニックコットンのこだわり
一般的に布ナプキンは肌面にオーガニックコットンを使用しているとお伝えしましたが、nunonaも例外ではなく使っています。
地球環境や社会に配慮した「サステナブルな社会」への取り組みに賛同、オーガニックであることはもちろんのこと、 環境的・社会的に配慮した世界基準認証のオーガニックコットンを採用しているんです。
透湿防水布へのこだわり
nunonaが採用している防水布は、しっかりと水分はキャッチするのに湿気は逃す「透湿防水布」です。
経血量が多い日は特に布ナプキンは厚めで大きなサイズを使うので湿気やすいものですが、湿気を逃がす透湿防水布のnunonaのものだとムレにくくなります。
ムレにくいと、肌荒れなどのトラブルも起きにくく、不快感が軽減されるため快適に。通気性にこだわりを持つことでデリケートなお肌をいたわることにもつながります。
布ナプキンを始めてみよう!
ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に始められるのもうれしいポイントです。
長く使うほどに経済面でも助かることになるので、使いはじめるなら早めがおすすめです。もし興味を持ったなら、初心者でも始めやすいセット販売もご用意しているのでチェックしてみてくださいね。
布ナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、『布ナプキンの基礎知識』で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
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