自分で簡単にできる布ナプキンの作り方
布を重ねて作られた布ナプキンは通販などで購入するものというイメージがありますが、意外と簡単に自分で作れるものでもあります。
好きな肌触りの記事を自由に選んだり、好きなデザインにできるのは、布ナプキンを自作するメリットです。
この記事では、自分で簡単にできる布ナプキンの作り方をご紹介します。裁縫初心者の方におすすめのタイプもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
布ナプキンの種類をおさらい
布ナプキンといっても、いくつか種類があります。布ナプキンを自作する前に、まずは布ナプキンの種類をおさらいしましょう!
初心者でも使いやすい一体型
使い捨てナプキンのような形をしているのが「一体型」と呼ばれる布ナプキンです。一体型の布ナプキンはそれ1枚で使えるのが特徴で、ショーツに固定できるためズレたりヨレたりしにくいというメリットがあります。
使い捨てナプキンと同じ感覚で使えるため、布ナプキン初心者さんでも使いやすいのがポイント。
ただし、奥までしみこんだ経血が落としづらい・乾きにくい・持ち運ぶときにかさばるというデメリットもあります。
シンプルなプレーン型
ハンカチのような1枚布でできているのが「プレーン型」です。プレーン型の布ナプキンは、自分の体に合わせて折畳んで使います。一体型に比べて体と布ナプキンの間に隙間ができにくいのがメリットです。
一枚布なので洗いやすい・乾きやすいのもポイント。持ち運ぶときもかさばりません。
一方、ショーツに固定できるわけではないので、ズレたりヨレたりしやすいのがデメリットです。
一体型とプレーン型の良いとこ取り「ホルダータイプ」
ショーツに固定できる「ホルダー」に折りたたんだプレーンタイプを装着して使う「ホルダータイプ」もあります。
ホルダータイプのメリットは、交換が簡単なところと、フレキシブルに使えるところです。交換のときは汚れた吸収体だけ交換すればよく、体型や経血量に合わせて折方を変えることで体にぴったりフィットします。
ホルダー・吸収体ともに厚みがあるものではないので、簡単に洗えて乾きが早いのも魅力です。
初めて手作りするのにおすすめの種類は?
初めて布ナプキンを手作りするのであれば、プレーン型のものがおすすめです。なぜなら、プレーン型はそれ1枚で使うこともできれば、ホルダータイプに装着することもできるからです。
一体型の布ナプキンは、型紙が必要・縫う場所が多い・用意する布の枚数が多い ため、初めて手作りするのは少し難しいでしょう。プレーン型・ホルダーを作って慣れてきたらチャレンジしてみましょう!
プレーンタイプの布ナプキンの作り方
布ナプキンを作るのに、手縫いで簡単にできたらうれしいですよね。ここからはハンカチを利用したシンプルなプレーンタイプの作り方を紹介します。
プレーンタイプなら手縫いで作れる!
四角い形のプレーンタイプなら、直線縫いだけでできるので手縫いでもそれほど難しくありません。好みの布を四角に切って縫い合わせるだけなので、初めて布ナプキンを自作する人はプレーンタイプから始めてみると良いでしょう。
プレーンタイプの場合、タオルハンカチやハンドタオルを使えば型紙要らずでできるのも魅力です。
ショーツの幅に合わせて折って縫うだけなので、特に難しいこともありません。
フィット感を高めるためにひと工夫!
プレーンタイプは、一体型タイプに比べてズレたりヨレたりしやすいのがネックです。でも、少し工夫するだけでそれも解消できます。
ズレにくいプレーン型を作りたいのであれば、クロッチに対して布が菱形(◇)になるように置きましょう。そして、羽根のように出た部分にスナップボタンを付ければ、クロッチを包むように装着できるので、ズレにくくなりますよ。
菱形に置くと前モレや後ろモレも防げます。クロッチに対して横(□)に置くのと違って前と後ろに長さが出るため、モレが心配な時にぴったりです。
自分で布ナプキンを作ると、自分の体型や経血量に合わせて自由にアレンジできます。中央部分だけ厚みを出す、スナップボタンの数を増やす、など自分が使いやすい形で作ってみてくださいね。
ホルダーの作り方
プレーンの布ナプキンを装着して使うホルダーは、透湿防水布を使えば自分でも作れます。
ホルダーは透湿防水布を使って作るのがおすすめ
ホルダーは、万が一経血が吸収体(プレーン型)を通過してしまったときのために、透湿防水布で作るのがおすすめです。
透湿防水布は水を通さない一方で湿気は逃がしてくれる布なので、経血が服にまでしみてしまうのが防げます。
ホルダーにも菱形タイプとナプキンタイプがあるので、自分が作りやすい方を選んで作りましょう。
初心者さんは菱形ホルダーが作りやすい
ナプキンタイプのホルダーを作るには型紙が必要です。ネットには無料で公開されている型紙もあるので、利用してみるのも良いでしょう。
もし初めてホルダータイプを自作するのであれば、縫うのが簡単な菱形タイプをおすすめします。
一体型布ナプキンの基本の作り方
一体型の布ナプキンは、型紙・布の枚数が増えるので、プレーン型・ホルダータイプに慣れてきてからチャレンジしてみましょう!
一体型布ナプキンを作るにはミシンが必要
一体型の布ナプキンを作るには、ミシンが必要です。
手縫いで作れないこともないですが、強度に不安が残る・縫う部分が多いので、ミシンを使ったほうがラクにキレイにできますよ。
型紙を作り生地をカットする
布ナプキンを作るうえで欠かせないのが「型紙」です。型紙は、ネットで専用の型紙をダウンロードするほか、作りたい形のナプキンを紙にあてて型を取りましょう。
必要な型紙の種類は3種類です。
- ①肌にあたる側の布用
- ②内側の吸収体用の布用
- ③ショーツ側の布用
もし型紙代わりに使い捨てナプキンを使うのであれば、ナプキンより一回り大きく型を取ってください。布ナプキンは少し大きめサイズのほうが体にフィットしやすく、快適に装着できます。
型紙ができたら、縫い代分を考えて少し大きめに布をカットしましょう。
布の枚数は、作りたい布ナプキンの厚みによって異なります。吸収力をアップさせたい場合は、吸収体用の布の枚数を増やしてください。肌にあたる面はオーガニックコットンなどなるべく肌にやさしい素材を使いましょう。肌面・ショーツ面どちらも、好きな素材・デザインの布を選んでみてくださいね。
カットした生地を
重ねて縫い合わせる
パーツが用意できたら、順に重ねて塗っていきます。このとき、裏表にして縫いましょう。パーツを重ねる順番は次のとおりです。
- 表を上側にした肌面の布
- 吸収体用の布
- 柄面を下側にした外側の布
この順番に重ねたら、クリップなどで固定して縫い合わせます。後で裏返すので、すべて縫い合わせてしまわないように注意してください。
縫い終えたら、裏返してアイロンをかけ、最後にスナップボタンを付ければ布ナプキンのできあがりです。nunonaで販売している布ナプキンのように、スナップボタンを2つ付けてショーツのクロッチの幅に合わせて調節できるようにするとより使いやすくなりますよ。
手作りと併用して使いたいnunonaの布ナプキン
手作りの布ナプキンは自分の好きなデザインで気軽に作れて魅力がいっぱい。ですが経血量が多いときには対応しきれない場合も……。そんなときは、信頼できるメーカーの布ナプキンと併用するのがおすすめです。
nunonaの布ナプキンならはじめてさんも使いやすい!
nunonaの布ナプキンは、肌面にオーガニックコットンを使用したやさしい肌触りが特徴です。はじめて布ナプキンを使う人でも使いやすいように一体型を採用しているため、使い捨てナプキンと同じ感覚で使えるんですよ。
また、使い捨てナプキンに比べて幅広・長めに設計されているのもポイント。
小さいナプキンはどうしてもモレが心配になりますよね。その点nunonaの布ナプキンは後ろモレ・横モレの心配がなく、生理中も快適に過ごせます。
厚みや長さも様々!
nunonaの布ナプキンは、厚みや長さのバリエーションが多く、自分に合ったものを選びやすいのもポイント。軽い日・おりもの用の薄いものから、しっかりたっぷり吸収してくれる厚みのあるタイプまでいろいろな種類があるので、自分の体や経血量に合わせて選んでみましょう。
初めてnunonaの布ナプキンを利用する人におすすめしたいのが「3Dタイプ」の布ナプキン。吸収体の中央部分が縫いつけられていないので、簡単に裏返して内側にしみこんだ経血もしっかり洗える点が好評を博しています。
中央部を風が通るので、ノーマルタイプに比べて乾きやすいのも嬉しいですね。
多い日も頼もしいnunonaの布ナプキン!
布ナプキンそのものは、シンプルな材料で簡単にできるものなので、ぜひ手作りにチャレンジしてみましょう。
とはいっても、多い日や長時間交換できないときは、どうしてもモレてしまわないか気になりますよね。そんなときは、既成の布ナプキンを併用すると安心して過ごせます。
この機会にnunonaの布ナプキンもチェックしてみてくださいね。
布ナプキンを始めてみよう!
ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に始められるのもうれしいポイントですよね。
布ナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、『布ナプキンの基礎知識』で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
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