吸水ショーツが乾かないときのポイント

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最終更新日:2023/03/22(水)

吸水ショーツを使っていると気になるのが、洗濯時に「なかなか乾かない」ということ。他の洗濯物に比べて乾きが遅い、取り込んだらまだ少し湿っていた、という経験がある方もいるのではないでしょうか。吸水ショーツは、洗って繰り返し使えるのが魅力ですが、乾きが十分でなければ気持ち良く使い続けられません。近年は「乾きやすさ」がうたわれている吸水ショーツもありますが、吸水ショーツである以上一定の乾きにくさは避けられません。特に湿気が多い季節は乾きにくく、気分が下がってしまう方もいるでしょう。せっかく使うならしっかり早く乾かすポイントを知って、快適に使い続けたいですよね。

そこで今回は「吸水ショーツが乾かないときのポイント」について詳しくご紹介します。

吸水ショーツが乾かない理由

吸水ショーツが乾かない理由

吸水ショーツが他の洗濯物と比較して乾くのに時間がかかるのは一体なぜなのでしょうか。まずは、吸水ショーツがなぜ乾きにくいのかを知っておきましょう。実は、吸水ショーツが乾かない理由は、吸水ショーツならではの構造にあります。詳しくご説明します。

多層構造になっているため

吸水ショーツが乾かない理由

吸水ショーツは経血を吸収する部分が多層構造になっており、「肌面布」「吸水布」「防水布」といった複数の種類の布が重なってできています。吸水性が高くたっぷりの経血を吸収できる吸水ショーツほど、重なっている布の数は多い傾向にあります。

たくさんの布が重なり合っていると、吸収された水分が外に逃げにくいため、しっかりと乾くまでに時間がかかるのです。吸水ショーツによっては独自の構造によりナプキン何枚分もの吸水力を持つものもあります。多重構造で吸水力が高いことは大きな魅力ですが、そのぶん水分を逃しにくく乾きにくいという側面が生まれやすいです。

水分を吸収・保持する素材のため

吸水ショーツが乾かない理由

吸水ショーツはそもそも経血などの水分を吸収・保持する素材が使われています。近年の「吸水布」は改良が進み、驚くほどたくさんの水分を吸収・保持できるようになりました。「吸水布」は吸水ショーツの最も重要な要素といっても過言ではありません。どれだけ水分を吸収・保持できるかが吸水ショーツの機能の高さにつながっています。

しかしその一方で、洗濯時に乾かすときにはその機能性が裏目に出やすくなっています。水分を吸収・保持する力が高いということは、洗濯時にも水分をたっぷり吸収・保持してしまいやすいということになります。もちろん洗濯機の脱水である程度の水分は飛びますが、他の洗濯物と比べるとかなり多くの水分を保持したまま干されているのです。「他の洗濯物は乾いているのに、吸水ショーツはまだなんとなく十分に乾いていないように感じる」というのは、このような理由があったのです。

吸水ショーツを早く乾かすポイント

吸水ショーツを早く乾かすポイント

吸水ショーツはその構造と機能性が理由で他の洗濯物よりもずっと乾きにくいことがわかりました。でも、せっかく吸水ショーツを使って生理期間を快適に過ごそうとしているのに、なかなか乾かず思うように使えない状態では憂鬱ですよね。「吸水ショーツはもうやめようかな」なんて考えている方もいるかもしれません。しかし、ちょっと待ってください。実は吸水ショーツを早く乾かすポイントをおさえれば、なかなか乾かないストレスから解放され、気持ち良く使い続けられるようになるのです。ここでは、吸水ショーツを早く乾かすポイントについて見ていきましょう。

内側を表にして広げて干す

吸水ショーツが乾かない理由

吸水ショーツを干すとき、どのように干しているでしょうか?もし、物干しにかけるだけ、1個の洗濯バサミで吊るすだけ、だとしたらもったいありません。吸水ショーツを早く乾かすには、内側を表にして広げて干すことがとても大切です。吸水ショーツが水分を多く吸収・保持しているのは、内側のクロッチ部分になります。そのため、吸水ショーツを裏返して内側を表にし、クロッチ部分をしっかり乾かすようにしましょう。

さらに、しっかりと広げて干すことも大切です。濡れた布同士が重なり合えば、それだけ水分が飛びにくくなり乾くまでに時間がかかります。吸水ショーツが重ならないように、しっかり広げて干すと風通しが良くなって乾きやすくなりますよ。おすすめは、内側を表にして複数の洗濯バサミで広げて吊るす干し方です。「吸水ショーツを裏返してデリケートゾーンに触れる部分が見えるように干すことに抵抗がある」という方は多いでしょう。吸水ショーツを干すときに周囲からの目や景観が良くないことが気になる場合は、目立ちにくいところに干したり吸水ショーツを隠すように他の洗濯物を干したりといった工夫をしてみてください。

サーキュレーターや除湿機を活用する

吸水ショーツが乾かない理由

吸水ショーツをより早く乾かすには、サーキュレーターや除湿機を積極的に活用することがポイントです。サーキュレーターとは部屋の空気を循環させるためのもので、直線的な強い風を起こせます。扇風機に比べて風が強く、左右だけでなく上下にも方向を変えられるので、洗濯物に向けて風を当てることで早く乾かすことができ便利です。エアコンなどの機械よりも電気代が安いことも嬉しいですね。

除湿機は部屋を設定した湿度に保ってくれます。特に湿度が高い梅雨の時期などは、洗濯物を干しても部屋の空気がジメジメしていてなかなか乾きません。そんなときに除湿機を使えば、部屋の湿度を下げて洗濯物が乾きやすい環境にできます。空気の湿度が低ければ、吸水ショーツもしっかりと水分が飛びやすいです。サーキュレーターと組み合わせることで、さらに乾きやすくなりますよ。

吸水ショーツが乾かないときの注意点

吸水ショーツが乾かないとき、「まだ十分に乾いてないけどいいか」と取り込んでしまうことはありませんか。また、干してもなかなか乾かないからといって、乾燥機にかけたくなることもあるでしょう。しかし、吸水ショーツの乾燥には大きな注意点があります。注意点を守らなければ、吸水ショーツを快適に使い続けられなくなるので、しっかり覚えておきましょう。2つの注意点について解説します。

生乾きのまま放置するのは不衛生

吸水ショーツが乾かないときの注意点

吸水ショーツは生乾きのまま放置すると、雑菌が繁殖しやすくなりニオイやカビの原因になります。デリケートなところに着用するものなので、不衛生な状態にしてしまうと使いたくないですよね。一度ニオイやカビが発生してしまうとなかなか取れないため、処分しなければならなくなることもあります。洗濯後は湿気を残さないよう、風通しの良い場所で十分に乾燥させてください。

干し終わった吸水ショーツを取り込むときは、しっかり乾燥しているか良く確認することが大切です。吸水ショーツの表面や他の洗濯物が乾いていても、内側は湿気が残っている可能性もあります。乾燥時は早く乾かすためのポイントをおさえ、生乾きに気をつけましょう。吸水ショーツを清潔に保ち、安心して使用できるようにしてくださいね。

毎日乾燥機にかけるのは避ける

吸水ショーツが乾かないときの注意点

もし乾燥機を使用すると、吸水ショーツに使用されている生地が縮んでしまう可能性があります。

吸水ショーツをなるべく長持ちさせるためには、使用後に手順を守って洗い、きちんと自然乾燥させることがおすすめです。 吸水ショーツによっては、お手入れ方法が異なることもあるので、洗濯表示や説明をしっかり確認しておきましょう。 正しいお手入れをして吸水ショーツを長く使ってくださいね。

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この記事を書いた人
きのしたまい
きのしたまい

文筆家。北海道小清水生まれ、現在は東京で暮らしています。世界を知り、より心地良く生きることを題材に執筆。Webメディア『knstmi』、note『視点』運営。あらゆる世界やカルチャー、生活に目を向けて、日々考えています。趣味はいい香り探し、自分の身体に合った食研究です。

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