布ナプキンのお洗濯で大切なもみ洗い。ここで布ナプキンに吸収された経血をしっかり落とすのがポイントです。もみ洗いをするときの温度は水か40度以下のぬるま湯で洗いましょう。血液は温度を上げ過ぎるとタンパク質が凝固し、落ちにくくなってしまいます。

経血を押し出すように揉みながら経血を押し出し、布ナプキンから出てくる水が透明になったらOKです。肌面をごしごし強く擦り付けると傷みの原因になるので、できるだけ優しくもみ洗いをしてください。

ステップ1のもみ洗いで落としきれなかった経血を落とすのに重要なのが浸け置きです。まずは水1.5Lに対してアルカリウォッシュ（お洗濯洗剤）を大さじ1杯程度溶かし、浸け置き容器に混ぜ入れます。布ナプキンを浸けて3時間～半日ほど浸け置きをしてください。

半日経った後でも経血がなかなか落ちない場合は、水を新しいものに変えて再度浸け置きを行ったり、アルカリウォッシュの代わりに『酸素系漂白剤』を使って浸け置きをしてみてください。

ただし、浸け置きのしすぎは雑菌発生の原因にもなるので注意が必要です。酸素系漂白剤も、直接生地にふりかけて使うと生地が傷んでしまうので控えましょう。

浸け置き容器から取り出してみて経血がとれていれば、後は軽くすすいで乾かすだけでOK！経血残りがまだ気になる時は少しもみ洗いをし直したり、お洗濯ネットに入れて洗濯機で洗うとほとんどの経血残りは落ちてくれますよ。

お洗濯後は天日干しでしっかり乾かせばお洗濯完了。天日干しには紫外線による殺菌効果もあるのでおすすめです。天日干しができない場合は、風通しのいいところで充分に干して乾かしましょう。

布ナプキンのお洗濯がめんどうな人やうまくいかない人におすすめなのが、nunonaオリジナル『3D布ナプキン』。

3D布ナプキンは肌面の吸収体が2層に分かれているので、経血を吸収した部分をめくることができ、表裏両面からもみ洗いをすることができます。簡単に内側と外側の両方から洗えるので、面倒に思われがちな布ナプキンのお洗濯も、とっても簡単にできちゃいます。

煮沸洗浄は消毒効果がありますが、熱湯での煮沸洗浄は色落ちや素材を傷めることがあるので煮沸洗浄はお控えください。

アイロンはお使いいただいて大丈夫です。アイロンをかける場合は高温だと生地を傷める可能性がありますので、肌面にのみ乾いたタオルを当てて低温（80～120℃）で軽くかけてください。

洗濯機に内蔵されている脱水モードなど、乾燥機や脱水機もご使用いただけます。頻繁に使用すると布ナプキンが縮んでしまう場合もあるので様子を見ながらお使いください。

ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に始められるのもうれしいポイントですよね。

布ナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、『布ナプキンの基礎知識』で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね！