布ナプキンのつけおき時間を解説!
布ナプキンを使用するときには、つけおき洗いが必須です。
「布ナプキンのつけおき洗いってどうして必要なの?」「どれくらいの時間つけおきしたらいいんだろう?」「つけ置き容器を選ぶときのポイントは?」と疑問に思う方もいるでしょう。
今回は、布ナプキンのつけおき時間とつけ置き容器の選び方について、わかりやすくご紹介します。
布ナプキンの
つけおきはなぜ必要?
布ナプキンのつけおきは何のためにするのか、ご存知でしょうか。「つけおき洗いって本当に必要?」という方のために、まずはつけおき洗いがなぜ必要なのかを確認しましょう。
経血が落ちやすくなる
布ナプキンをつけ置き洗いすることで、経血汚れが落ちやすくなります。経血は汚れのなかでも落としにくい成分で、落とすには時間がかかります。もみ洗いや洗濯機洗いだけではなかなか落とせません。
アルカリウォッシュなどの洗剤を溶かした水でつけおき洗いすることで、経血を分解して汚れを落としやすくする効果があります。
つけおきしないと
色が残る原因に
もし、つけおき洗いをしなければ、経血の色が布に残ってしまうこともあります。布ナプキンは繰り返し使用するものなので、色残りがあると使いにくいですよね。できれば毎回きれいに洗濯して使いたいもの。
経血の着色汚れをしっかり落とす ためにも、つけおき洗いをすることが大切です。
ただし、熱すぎるお湯でつけ置きすると、タンパク質が凝固してしまい、血液が布ナプキンの繊維に固まって落ちにくくなってしまいます。
タンパク質は50~60度の熱で凝固してしまうため、洗うときの温度にも気を配りましょう。目安は40度以下のぬるま湯です。
布ナプキンの
つけおき時間の目安は?
布ナプキンのつけおきの必要性をお伝えしました。では実際に、どれくらいの時間つけておくのがいいのでしょうか。布ナプキンのつけおき時間の目安をご紹介します。
通常はおよそ3時間〜半日
通常時の生理の経血なら、布ナプキンをおよそ3時間〜半日ほどつけおきします。
洗剤を溶かした水か40度以下のぬるま湯に、布ナプキンの全体が浸るようにつけおきましょう。
洗剤を入れすぎると、布ナプキンの色落ちが目立ちやすくなる場合があります。そのため、ぬるま湯1.5リットルほどに対して、アルカリウォッシュを大さじ1ほどの量を守って入れることが大切です。
経血が落ちにくいときは
半日〜1日
生理の終わりかけなど、経血の粘度が高くて落ちづらいときには、布ナプキンをおよそ半日〜1日つけおきします。
つけおき前にはしっかりともみ洗いをして経血を落とすと効果的です。長時間のつけおきになるため、水は途中で変えるようにしましょう。
また、経血は時間が経つと落ちにくくなってしまうので、布ナプキンを長時間装着したままにせず、こまめに取り替えるようにしてください。
外出中に布ナプキンを取り替える場合は、洗剤やアルカリウォッシュを溶かした水をスプレーしておくと、経血が落ちやすくなります。
スプレー液は、水300mlに対してアルカリウォッシュなどの洗剤を小さじ1ほどの割合で作りましょう。スプレーボトルは、100均などでも手に入りますよ。
布ナプキンの
つけおき時間のポイント
布ナプキンのつけおき時間には、簡単にきれいに洗うためのポイントがあります。布ナプキンのつけおき時間のポイントを見ていきましょう。
長時間のつけおきは
途中で水を交換する
長時間のつけおき洗いをする場合は、途中でこまめに水を交換しましょう。最初のつけおき洗いと同じように、水は40度以下のぬるま湯で、洗剤を溶かします。
きれいな水に交換してつけおくことで、がんこな汚れもぐっと落ちやすくなりますよ。一方で、長時間水を変えずにいると、衛生的にもよくなく、色残りすることがあるため注意が必要です。
汚れた布ナプキンを
途中で追加したいとき
布ナプキンは交換しながら使うため、つけ置きしている間に、汚れた布ナプキンを洗濯する場合もあるかもしれません。
途中で新たに予洗いした布ナプキンを追加しても問題ありませんが、最後につけ置きした布ナプキンのつけ置き時間は、把握しておくようにしましょう。
つけ置き時間が短くならないように、気をつけてくださいね。また、途中でつけ置きする場合でも、つけ置き用の水はこまめに取り替えましょう。
夜につけおきして
朝洗濯するのがおすすめ
仕事で忙しいときは、布ナプキンの洗濯も簡単に済ませたいものですよね。
おすすめは、夜の入浴時にお風呂場でもみ洗いしてそのままつけおき、翌朝ほかの洗濯物と一緒に洗濯機へ入れて洗う方法です。洗濯機で洗う際には、洗濯ネットに入れると布ナプキンが傷みにくいですよ。
これなら仕事や外出中に布ナプキンをつけおきして汚れを落とせるので、時間を有効活用しながら布ナプキンを簡単に洗えます。
つけ置き容器の選び方【素材編】
布ナプキンのつけ置き用に専用の容器を用意しておくと便利です。家族で共有していているお風呂の桶を使うのは抵抗がある、という方はぜひ参考にしてみてください。まずは、素材別にご紹介します。
ホーローやステンレス容器
ホーロー容器は、布ナプキンのつけ置き容器の定番です!価格は高めですが、経血の臭いがつきにくく、見た目もおしゃれなものが多いのでおすすめです。
アルカリ性の洗剤にも強い特徴があるため、布ナプキンで洗剤を使う場合も心強いですね。
ステンレス製の容器も丈夫で安定感があり、倒れにくいメリットがあります。種類も豊富にあるので、お気に入りの容器を見つけてみませんか。
プラスチックやチャックつきのビニール袋
プラスチック製の容器は、100均で安価に購入できるため、買い替えもしやすく衛生的に使えるメリットがあります。
色付きのプラスチック容器を選べば、中身が見える心配もありません。大きさや形も豊富にそろっているので、つけ置きするスペースや布ナプキンを洗う枚数によって適切なものを選べます。
ジップロックなどのチャックつきのビニール袋には、持ち運びできるメリットがあります。つけ置き容器を洗う手間をなくしたい方は、ビニール袋を活用して、都度交換するとよいでしょう。
つけ置き容器の選び方【お悩み編】
布ナプキンをつけ置きする際、「においや見た目が気になる」「洗うスペースが限られている」などのお悩みもでてくるかもしれません。そんなときにおすすめしたい容器をご紹介します。
布ナプキンのにおいが気になるとき
布ナプキンの臭いが気になるときは、蓋つきの容器を選びましょう。蓋をすることで中身が見えず、人の目を気にする必要がなくなります。
つけたまま忘れることがないよう気をつけてくださいね。洗面所やトイレの片隅に置いても違和感がない容器もあるため、置く場所のバランスを考えながら選ぶとよいでしょう。
布ナプキンを洗うスペースがないとき
置く場所が限られているときは、チャックつきのビニール袋がおすすめです。省スペースに対応でき、しっかりつけ置きできるため一石二鳥です。
nunonaの「浸け置きに便利な防臭チャック袋」なら、チャック部分でしっかり密閉できるため、布ナプキンの臭いや漏れの心配も軽減できます。
また、nunonaの「浸け置きに便利な防臭チャック袋」は自立式なので、そのまま立てて置けるのも魅力のひとつです。
旅行中のつけ置きはどうする?
旅行と生理が重なってしまったら、布ナプキンのつけ置きはどうしたらよいか困ってしまうこともありますよね。旅先でおすすめの布ナプキンのつけ置き法について見ていきましょう。
チャック袋を使えば場所を取らない
旅行中はただでさえ荷物が多いため、物を増やしたくない方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、布ナプキンはつけ置きする必要があるので、手入れは必要です。そこでおすすめなのが、チャックつきのビニール袋です。スリムな設計なので、旅行用のバックに入れても邪魔になりません。
nunonaの「浸け置きに便利な防臭チャック袋」は、防臭機能もあり、バックの中でにおいが漏れる心配も減るでしょう。中身が見えないので周りの目を気にせず使用できます。
軽くて持ち運びしやすいタッパーを活用する
長期間旅行を楽しむときは、100均などで購入できるタッパーを活用するのもおすすめです。色付きのタッパーを選べば見た目も気になりません。
蓋が閉まるので、臭い予防にもなります。タッパーは軽くて持ち運びしやすいので、長期旅行の洗濯用に準備しておくと安心です。
布ナプキンを始めてみよう!
ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に始められるのもうれしいポイントです。
布ナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、『布ナプキンの基礎知識』で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
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