おりもの用布ナプキンの洗い方
肌触りの良い布ナプキンは生理期間だけでなく、おりものが多い日も使える便利なアイテムです。使用頻度の高いものだからこそお手入れには気を使いたいもの。そんなおりものシートとして使った布ナプキンは生理のときと同じ洗い方で本当にいいのでしょうか。
そこで今回は「おりものシートとして使ったときの布ナプキンの洗い方」について詳しくご紹介します。
おりものシートを
布ナプキンにするメリット
生理中に使うものというイメージが強い布ナプキンですが、おりものが多く下着を汚したくないときなどにも使えるんですよ。
気性が良くムレにくいこと
布ナプキンは肌触りがいいことはもちろん、通気性が良いのも魅力の一つ。湿気を逃しやすいので蒸れにくい、というのが特徴です。デリケートゾーンが蒸れにくいと、 気になる肌トラブルを軽減してくれます。
さらに、じめじめしないので快適に過ごすことができるんです。においで悩んでいる人にもおすすめです。
繰り返し使えてエコなこと
洗えば繰り返し使えるので、ゴミが出ないところもメリットです。
そのためエコでサスティナブルな暮らしをしていきたい人にも布ナプキンは人気があります。長く使えば使うほどに経済的でお財布にも優しいところも見逃せません。
粘着テープを使わないから下着にやさしい
使い捨てのおりものシートは、下着皮の面に粘着テープがついているのが一般的。そのためどうしても直接下着に貼り付ける必要があり、何度も貼ったり剥がしたりを繰り返すことでだんだんと下着の肌面にダメージを与えます。
シルクなどのデリケートな素材の場合は、特に扱いを気をつけたいもの。できたら粘着テープは使いたくないですよね。布ナプキンをおりものシート代わりにすることで、装着時のダメージをなくします。
一回二回では変化はなくても、頻度が多くなると確実に下着にダメージが出るので意外と重要なポイントなんです。
布ナプキンを洗うのに
必要なアイテム
布ナプキンを洗うのには専用の洗剤が必要になります。さらに浸け置きする場合はつけ置き用のバケツも用意しましょう。経血にもおりもの残りにも使えるアイテムならたくさん揃える必要はありません。ここからはnunonaでのおすすめアイテムをご紹介します。
nunonaの洗剤
nunonaで購入できる洗剤は2種類です。一つ目はメインで使う洗剤、アルカリウォッシュ。話題のセスキ炭酸ソーダ100%の洗剤で経血はもちろん、おりもの残りも落としてくれます。
もう一つの洗剤は、 なかなか落ちない経血に効果的な酵素系漂白剤です。これは布に染み付いたしみや黄ばみを 落としたり、匂いが気になったときに活用できます。アルカリウォッシュと比べて強めの洗剤なので、使う頻度には気をつけましょう。
nunonaの便利アイテム
nunonaには持ち運びや浸け置きが簡単にできる便利なチャック袋も用意しています。こちらも2種類あって、一つはピンクの持ち運びに便利な防臭チャック袋。しっかり密閉するので気になる匂いを防ぐ他、幅広なので出し入れしやすいのもポイント。
もう一つは少しサイズの大きい浸け置きに便利な防臭チャック袋。たくさん布ナプキンが入れられる他、自立して立てておけるのも魅力のアイテムです。便利なアイテムを揃えることで面倒な洗濯をストレスフリーに変えてくれます。
布ナプキンの洗い方
使用済みの布ナプキンは布の奥までしっかりと経血が染み込んでいるので、もみ洗いは欠かせません。おりもの用として使った場合は経血とは違うため洗い方も変わってきます。
ここからは経血の場合とおりもの場合で布ナプキンの洗い方に違いがあるのか見ていきましょう。
生理中に使った場合の洗い方
生理中に布ナプキンを使った場合、しつこい経血を落とすためにまずはもみ洗いが大切になってきます。そのとき、お湯でゴシゴシ洗うと落ちやすいイメージがありますが、それはNG。
経血はタンパク質が含まれているので温度の高いお湯で洗うと、固まって余計に落ちにくくなってしまいます。
粗方経血が落ちたら、アルカリウォッシュを溶かした浸け置き液に浸して放置します。経血のついた布ナプキンはこの「浸け置き」の工程が必須です。これをすることで繊維の奥についていた経血が取れやすくなり、洗い残しを防げます。 浸け置きである程度が落ちたら、後はネットに入れて洗濯機で洗いましょう。
おりものシートとして
使った場合の洗い方
おりものシートとして 使った場合、経血を落とすときとは洗い方が変わります。おりものは子宮や膣、汗腺からの分泌物が混じりあった粘性のある液体です。そのため経血のように布の奥まで染み込んでいくことが少なく、浸け置きの必要はありません。
基本的にネットに入れてそのまま洗濯機で洗濯できます。あまりにもおりものが多いというときは、ネットに入れる前に軽く手洗いしておきましょう。普段のお手入れはとても簡単ですが、少しずつ蓄積されて黄ばんできた場合はその部分に酵素系漂白剤をつけて落としをしてあげるといいですよ。
そうすることで長く綺麗な布ナプキンをキープできます。おりものシートとして使用した場合は、手入れもとっても簡単になるんですね。
洗濯した布ナプキンが
乾きにくいときは
厚みがある分、乾きにくさに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そんなときは次のことを試してみましょう。 おりものシートとして使う場合は薄手のものを利用するので乾きやすく初心者でも使い始めやすいもの。ですが稀に乾きにくいこともあるようです。そんなときは次のことを試してみましょう。
乾きやすい
布ナプキンを選ぶ
布ナプキンの乾きにくさに悩んでいるなら、乾きやすい布ナプキンを選びましょう。当然重なる布の枚数が少なければ少ないほど乾きやすくなります。おりものは表面にしか付着しないことが多いので極力薄手のものを選ぶのが正解なんですね。
nunonaで選ぶ場合は、やすさで選ぶ他にタイプで選ぶことができます。シンプルなノーマルタイプで乾きにくいと感じたなら、3D立体タイプを試してみるといいですよ。
3D立体タイプは真ん中が防水布に縫い付けられていないので、干す際に開いて干せばクロッチ部分の通気性が良くなります。そうすることでそのまま乾かすより素早く布ナプキンが乾くんです。 ちなみに洗うときもクロッチ部分を裏返して洗えるので、生理のときでも重宝します。
脱水をしっかり
乾かし始める前に水分が過剰に残っていないかチェックしてみましょう。絞って見て水分は出ませんか?ちょっとでも水分が出てきた、という場合は脱水がきちんとできていません。
いつも脱水をしても乾きにくい、と感じるなら脱水の時間を5分長くしてみて様子を見ましょう。それだけでも少しは乾きやすくなるはずです。
アイロンで乾かす!
nunonaの布ナプキンは、頻繁にかけるわけでなければ、乾燥機も使用できます。しかし、縮んでしまうおそれがあるので、できるだけほかの方法で乾かしましょう。
特におすすめなのがアイロンで乾燥させる方法。湿ったナプキンの上に乾いた布を当てて、低温(80~120℃)でアイロンをかければあっというまにしっかり乾きます。アイロンで乾かすとしわになりにくいというメリットもあるんですよ。
扇風機やエアコンを使う
乾きにくい洗濯物は風がよく当たる場所に干す、というのが一般的。ですが布ナプキンを堂々とベランダなどの人目につく場所に干すのはちょっと気が引けてしまいます。
できたら室内でこっそりと干したいですよね。そんなときは、扇風機やエアコンを活用してみましょう。扇風機の場合、風向きを調整して布ナプキンを干しているところに風が流れるようにします。
常に風が巡回するようにしているとカラッと乾きやすくなりますよ。エアコンの場合は、エアコンの風が来る場所に干しましょう。常に風が当たり続けることになるので、何もせずに干すよりもかなり早く乾きます。
布ナプキンを始めてみよう!
ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に始められるのもうれしいポイントです。
布ナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、『布ナプキンの基礎知識』で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
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