布ナプキンは後ろにもずれる?対策方法は?
布ナプキンや布ライナーの使用を検討するときに、「布ナプキンのずれで経血が漏れたらどうしよう。」「紙ナプキンよりも布ナプキンの方がずれやすいんじゃないか?」などというのは、誰もが気になるポイントのひとつではないでしょうか。出先などで布ナプキンがずれてしまい、経血の漏れにつながったらとても大変です。布ナプキンのずれを防ぐための布ナプキンの選び方や、予防法はあるのでしょうか。
今回は、2年以上布ナプキンを愛用している筆者の実体験をもとに、「布ナプキンがずれるのを防ぐための方法」や「布ナプキンのよくあるデメリットとその解決方法」についてご紹介します。布ナプキンや布ライナーを試してみたくても、ずれが心配でなかなか始められないという方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
布ナプキン・布ライナーは
ずれる?
布ナプキン初心者の方に多い質問のひとつが、布ナプキンはずれやすいのかどうか?という質問です。結論から言うと、布ナプキンや布ライナーの選び方やショーツの種類によっては、ずれやすくなることがあります。
しかし、紙ナプキンの場合はずれにくくするための粘着シートがショーツを傷めてしまうことがあり、紙ナプキン・布ナプキンのそれぞれにメリットやデメリットがあります。筆者自身も実際に2年以上布ナプキンを愛用していますが、何度か布ナプキンのずれを経験したことがあります。しかしそれと同時に、布ナプキンのずれはちょっとした工夫で簡単に予防ができることもわかりました。
実際の経験をもとに、布ナプキン・布ライナーがずれやすくなる理由と、その予防法について解説します。
布ナプキン・布ライナーは
後ろにずれやすい
布ナプキン・布ライナーはスナップボタンでパチンと留めるものがほとんどです。粘着テープでショーツに固定する紙ナプキンに比べるとショーツを傷めなくて済む反面、多少ずれやすいようにも感じます。とくに、スナップボタンとショーツの幅が合っていない場合は注意が必要です。
特に、1枚の布を折りたたんで使うハンカチタイプの布ナプキンは、後ろにずれやすい傾向にあります。歩いている最中や、姿勢によって徐々に布ナプキンが後ろにずれてきてしまうことも。
nunonaの布ナプキンは
幅広設計でずれをカバー
同じ布ナプキンでも種類はたくさんあり、それぞれに特徴やメリット・デメリットが存在します。布ナプキンのずれを防ぐためには、できるだけずれにくい布ナプキンを選ぶことが重要です。
nunonaの布ナプキンは一般的な紙ナプキンのサイズと比べると、横幅・長さが少し大きめに作られている幅広設計。デリケートゾーン全体をしっかりとカバーするので、布ナプキンのずれが気になりにくいのが特徴です。
布ナプキンの大きさがある分ショーツへの接地面も大きくなり、ショーツとナプキンの布同士の摩擦によってずれにくさがよりアップします。また、スナップボタンが複数ついていることで幅の調節も可能に。ショーツのサイズに合わせてしっかりフィットし、布ナプキンのズレやすき間漏れを防いでくれます。
布ナプキンがずれる悩みは
ショーツで解消!
布ナプキンの選び方以外にも、ずれを防ぐためにはショーツ選びにもこだわってみましょう。布ナプキンとショーツの相性によって、布ナプキンのずれの悩みは簡単に解消できる場合があります。ショーツの素材をチェックして、オーバーパンツをプラスで活用すればさらに安心感がアップします。
ずれるのを防ぐための
ショーツの選び方
布ナプキン・布ライナーのずれは、ショーツの選び方によって、意外と簡単に対策できる場合があります。生理用のショーツには、経血などの汚れが落ちやすいようにナイロンやポリエステル素材が使われることが多くあります。しかし、そういったシャカシャカ・サラサラとした素材の場合、布ナプキンがショーツの上で滑ってしまい、ずれる原因になることがあります。
布ナプキンのずれを防ぐためには、綿素材のショーツを選ぶことでナプキンとショーツの間で摩擦が起こり、ずれにくくなります。通気性が良くありながら身体を冷やしにくい素材のため、冷えやデリケートゾーンのムレが気になる方にもおすすめの素材です。
また、ショーツの形はボクサータイプよりもビキニタイプがおすすめ。スナップボタンが留めやすく、布ナプキンや布ライナーとの相性が良い形状です。羽根付きナプキンの羽の部分をしまい込めるようにクロッチ部分が2重になっている生理用ショーツを選べば、布ナプキンのずれがより気になりにくくなりますよ。
オーバーパンツで
ずれる・漏れるを予防
布ナプキンのずれは「オーバーパンツ」によっても軽減できます。オーバーパンツとは、ショーツの上から重ねて穿くパンツのこと。丈の長いものもありますが、ぴったり身体にフィットする短めのショートパンツのようなイメージです。サラッとした肌触りの綿や伸縮性のよい生地など、バリエーションが豊富。お気に入りの穿き心地で選ぶのも、生理期間がより快適に過ごせそうですね。
デリケートゾーンやお尻をしっかりとつつみ込むオーバーパンツをショーツの上から穿くことで、布ナプキンが肌にフィット。布ナプキンのずれや、すき間漏れを防止します。冬ならオーバーパンツの代わりに毛糸のパンツを重ねるもおすすめですよ。レギンスなどでも代用できるので、その日のファッションに合ったアイテムをチョイスするのもいいですね。
オーバーパンツを穿くことでずれを予防するのはもちろん、万が一経血が漏れたときに服に付かずに済む場合があります。生理のときの安心感や生理痛の軽減にも期待できるので、経血量の多い方や運動量の多い方はぜひ取り入れてみてくださいね。
布ナプキンのよくあるデメリットと対策方法
ここではずれること以外に、布ナプキンのデメリットとして挙げられやすいポイントと、その対策方法について解説します。
デメリット01.
使用後の洗濯が面倒
仕事やお出かけのときには、外出先で布ナプキンを交換する機会が多くあります。使用済みナプキンは持ち歩き用の袋に入れて持ち帰りますが、疲れて帰った後は洗濯が面倒に感じることもあるでしょう。
帰宅してからの洗濯をできるだけ簡単に済ませるために、出先では洗剤を水で溶かした「洗剤水スプレー」を使用後の布ナプキンに吹きかけるのがおすすめです。水で薄めた洗剤を小さめのスプレーボトルに入れて持ち歩いておき、交換後にシュシュっと吹きかけるだけ。時間が経っても経血のついた肌面が乾きにくくなり、経血が落ちやすくなるのです。
洗剤水スプレーは使用前のナプキンと一緒にポーチに入れておけば、お手洗いに行くときにも簡単で便利ですよ。帰宅後は表面の経血を軽く水で流して、もみ洗い・つけ置き洗いをするだけ。少しの工夫で、布ナプキンや布ライナーの洗濯にかかる手間を減らすことができます。
デメリット02.
布ナプキンにシミが残る
布ナプキンは、あくまでも布で作られているため、何度も使っているうちに経血がシミのように残ってしまう場合があります。
これは経血がこびりついて残っているわけではなく、布に色素が残りシミ汚れになっている状態なので、使用上の問題はありません。しかし、デリケートな部位に当てるものなので、できるだけきれいな状態を保ちたいと考えるのは当たり前のことですよね。
シミが残ってしまった布ナプキンのお洗濯には「酸素系漂白剤」が効果的です。液体や粉末の酸素系漂白剤を水に溶かしてつけ置きすることで、布ナプキンの頑固なシミも落ちやすくなります。汚れが気になったタイミングで取り入れると、布ナプキンを長く清潔に使うことができますよ!
布ナプキンを始めてみよう!
ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に始められるのもうれしいポイントですよね。
布ナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、『布ナプキンの基礎知識』で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
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