知っておきたい!布ナプのお手入れ方法
「布ナプキンを使ってみたいけど、洗い方がわからない」「収納はどうやってすると便利なんだろう」そんな風に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
生理中の肌トラブルを防いだり環境にもやさしいなどといったメリットがたくさんあるのに、洗い方やお手入れの方ばかりが気になって布ナプキンがなかなか始められないのは、とてももったいないですよね。洗い方や収納に関する詳しいお手入れ方法を理解できれば、布ナプキンのある生活がイメージしやすく安心して使い始めることができるはずです。
そこで今回は、布ナプはじめてさん必見の「布ナプキンの洗い方や便利な収納方法」についてご紹介します。知っていると便利な小ワザについても紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
布ナプキンの洗い方の手順
まずは多くの方が疑問に思う、お洗濯の方法から紹介していきます。慣れてしまえばとても簡単で、入浴のついでに揉み洗いやすすぎ洗いをしてしまう方も多いですよ。布ナプキンの洗い方の手順に沿って解説していくので、この流れを真似しながら洗濯してみてくださいね。
まずはもみ洗い
布ナプキンのお洗濯方法は「浸け置き」が基本ですが、浸け置き用のバケツに入れる前にまず「もみ洗い」をしておく必要があります。
布ナプキン表面の経血を大まかに落としておくことで、繊維の奥の汚れまで洗剤の成分が行き届くため、浸け置きの効果がより高くなります。熱すぎない40℃以下のぬるま湯で、経血を押し出すようにもみ洗いしましょう。この時に注意したいのが、雑巾を洗うときのように布同士をゴシゴシ擦り合わせてしまうことです。布ナプキンが傷む原因となり、長期間使えなくなるので注意しましょう。
浸け置きしてからすすぐ
もみ洗いが終わったら、バケツに水とセスキ炭酸ソーダ(アルカリウォッシュ)を入れて、布ナプキン全体が浸るように浸け置きしましょう。セスキ炭酸ソーダの使用量は、1.5Lの水に対して大さじ1程度が目安となります。ポイントは、経血のついた面を上に向けておくこと。分解された汚れがだんだんと浮いてきます。経血がついた面を下に向けていると布ナプキンに汚れがまた付着してしまうので注意しましょう。
3時間~半日程度そのまま置いておけばたいていの汚れが浮いているので、あとは軽くすすいで絞ればOK。 浸け置きは自宅の中のどこでもいいですが、浴室や脱衣所でする方が多いようです。揉み洗いやすすぎ洗いもそのままできるので便利ですね。
小さなお子様やペットの手が届くのが気になる方はトイレや、洗濯機の中に浸け置きしたバケツを隠しておく方もいるようです。 家族と一緒に住んでいる場合はフタつきのバケツなどを準備しておくと視線やにおいが気になりにくく、便利ですよ。
天日干しでしっかり乾燥させる
浸け置き・すすぎ洗いの後は乾燥させるだけ。風通しのいい場所で、中が完全に乾くまで乾燥させましょう。しっかり乾かすことで雑菌の繁殖を抑え、においの原因になりづらくなります。
布ナプキンは殺菌のために天日干しするのがおすすめですが、難しい場合は陰干しでも構いません。乾かす時間を短くしたいときは乾いたタオルで布ナプキンを包み、水気を吸い取るようにギュッと握れば、水分がタオルに移って乾かしやすくなります。また、nunonaの布ナプキンには当て布をすれば低温のアイロンを使ってもかまいません。短時間でしっかりと乾かしたいときには使用してみるといいでしょう。
布ナプキンの洗濯を
簡単にするコツ
布ナプキンの洗い方は上記で説明した方法の通りです。しかし、それでも続けられるか不安のある方のために、布ナプキンの洗濯をより簡単にするコツをご紹介します。ちょっとした工夫をするだけで、よりラクにお手入れが続けられるようになりますよ。
洗濯機を使ってもOK
使用済みの布ナプキンをそのまま洗濯機に入れるのはNGです!ほかの洗濯物に経血汚れが移ってしまうことや、布ナプキンの中に染み込んだ経血までは落ちきらないことが考えられるためです。 しかし、浸け置きしたあとの布ナプキンであれば、サッとすすいで洗濯ネットに入れて、洗濯機に入れて回してしまいましょう。
手で水気をしっかり切るのが面倒に感じたり、何枚もまとめて洗うととても疲れますよね。他の洗濯物と一緒に脱水まで済ませれば時短にもなり、布ナプキンをより簡単に洗うことができます。
使用後の布ナプキンを
湿らせておく
さらに洗濯を簡単にするには、外出先で交換した使用後の布ナプキンを水で湿らせておくという方法もあります。
布ナプキンについた経血は乾けば乾くほど固まり、落としにくくなります。そのため、経血が乾くのを少しでも遅らせるために、水で湿らせておくことが有効なのです。
水にプラスして経血汚れを分解する作用のあるセスキ炭酸ソーダを混ぜるとさらに効果的。帰宅するまでに経血が乾くのを防ぎながら、汚れをゆるめて落としやすくします。水300mlに対してセスキ炭酸ソーダ小さじ1程度を入れたスプレーボトルを持ち歩き、使用後の布ナプキンにシュッとひと吹きするのを習慣にしましょう。ナプキンを入れているポーチにスプレーも一緒に入れておけば、持ち運びにも便利ですよ。
浸け置きは防臭チャック袋でもOK
布ナプキンの浸け置き用に準備したバケツ、使わないときはどこに置いておこう?と疑問に思う方も多いでしょう。入浴に使うための洗面器を使うのはなんとなく気が引けるという方も少なくありません。
浸け置き用のバケツを浴室に置いたままにしておくとカビの原因にもなり、掃除の手間が増えてしまいます。そんな方は、防臭チャック袋で浸け置きしてしまうのがおすすめです。
外出先で交換した使用済みの布ナプキンの持ち運びにも使える便利なアイテム。スタンド式のチャック袋ですが、使わないときは折りたたんで収納しておけます。小さいので何枚もまとめての浸け置きには向きませんが、おりもの用や1.2枚の生理用布ナプキンなら、十分浸け置きできるでしょう。
おりもの用の
布ナプキンの洗い方は?
生理用として使う布ナプキンは、つけ置きをすることが望ましいことをお伝えしましたが、おりもの用として使った場合はどうなのでしょうか。経血汚れとはまた少し違うので、洗い方も迷ってしまいますよね。
おりもの用なら
つけ置きは必要なし!
布ナプキンをおりもの対策として使用する場合は、つけ置きが要らない場合がほとんどです。おりものは経血とは異なり量が少なく、また色もついていないことが多いので、手洗いのみでも簡単に落とすことができます。
おりもの用の布ナプキンを洗うときは「もみ洗い」「すすぎ」の2STEPでOKです。
もちろん洗濯機の使用も可能!
おりもの用布ナプキンはつけ置き要らずなだけでなく、洗濯機でも洗うことができます♪大まかな汚れを軽く揉み洗いしたら、ネットに入れて洗濯しましょう。
このとき、布ナプキンの型崩れや摩擦を防ぐために、洗濯ネットには必ず入れるようにしましょう。
おりもの用の布ナプキンであれば通常の下着と同じ感覚で洗濯を行えるので、布ナプ初心者さんでも抵抗なく使い始めることができます。
つけ置きするのが難しい方はまず、洗い方が簡単なおりもの用布ナプキンから試してみてはいかがでしょうか?生理期間よりも長い間つけるおりものシートこそ低刺激にこだわると、かぶれやかゆみといったストレスも軽減できるかもしれません。
布ナプキンの収納方法
洗って繰り返し使う布ナプキンは、収納のイメージがイマイチ湧かないという声も頂くことがあります。ここからは布ナプキンを上手に収納する方法について、ほかの布ナプキンユーザーの方の意見を参考にご紹介します。
コンパクトにたたむ
布ナプキンはハンカチや靴下と同じようにコンパクトにたたむと、数が多くてもかさばりにくくすっきりと収納できます。スナップボタンがついた一体型の布ナプキンなら、ボタンを留めるだけで小さくなるので収納がより簡単です。
また、ボックスに収納するときはプラスチックケースやブックエンドなどで仕切りをつけ、種類ごとに立ててしまうのがおすすめ。パッと見たときに必要なものが見つけやすく、急な生理でも慌てずに済みます。サイズごとに違う色や柄の布ナプキンを購入しておけば、たたんだ状態でも簡単に見分けられるので、必要な布ナプキンを手に取ることができますね。
トイレの中に置く
布ナプキンは使い捨てナプキンと同じようにトイレの中に置くと、いざというときにすぐに取り出せて便利です。トイレ内の収納が少なく布ナプキンを置く場所がない場合は、トイレ近くの洗面所に収納しても良いでしょう。下着と一緒に脱衣所に収納する方もいますよ。
たんすの中などに長期間ストックをしまっておきたいときには、虫がつかないよう防虫剤も一緒に入れるのがポイント。デリケートゾーンに直接使うものなので、靴下や洋服などほかの衣類以上に注意しましょう。自分の身体を優しくいたわってくれる布ナプキンだからこそ、丁寧なお手入れで長く愛用したいですね。
布ナプキンを始めてみよう!
ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に始められるのもうれしいポイントです。
布ナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、『布ナプキンの基礎知識』で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
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