布ナプキンの捨て方と捨てどき

投稿日:
最終更新日:2023/03/22(水)

布ナプキンは、何年も繰り返し使えるものだからこそ、捨てどきに迷ってしまうことがありますよね。

物を大切に使うのはすばらしいことですが、劣化した布ナプキンを使い続けるのはあまり良くありません。ですが、どこからが劣化したといわれるラインでしょうか……。

今回は、布ナプキンの捨てどきと捨て方、布ナプキンを長持ちさせる洗濯のコツについてご紹介します♪


布ナプキンの寿命は?

布ナプキンの捨てどきとは?

布ナプキンは長期間繰り返し使えるので、捨てどきがわからないという人も多いでしょう。まずは、布ナプキンの寿命を知っておきましょう。そうすることで捨てどきを見極めるヒントになりますよ。

布ナプキンの寿命は
3年前後

布ナプキンの捨てどきとは?

一般的に布ナプキンの寿命は、3年前後といわれています。布ナプキンは、頻繁に洗って繰り返し使うことを前提に、丁寧に作られています。

捨てどきに迷ったら、購入してから3年経っているかどうかを判断材料にすると良いでしょう。

しかし長期間使っていると、どうしても生地が傷み、毛羽立ちや肌触りの劣化を感じることがあります。

布ナプキンの肌触りが悪くなってきたと感じたら、3年待たずに交換してしまうのもありですよ!


布ナプキンの寿命が短くなる場合

3年といわれている布ナプキンの寿命ですが、短くなる場合もあります。それは、使用回数が多い、強い洗剤を頻繁に使う、など布ナプキンへの負荷を与える回数が多い場合です。誤った扱いをすると、それだけ早く買い替えないといけなくなるので、注意が必要です。NG行動を改めて、長く大事に使いましょう。

使用回数が多い

布ナプキンの捨てどきとは?

布ナプキンを必要最低限しか持っていない場合、それだけ使用回数が多くなります。

例えば、1回の生理で30回布ナプキンを使うとします。手持ちの布ナプキンを5枚しか持っていない場合、洗って繰り返し使うので同じ布ナプキンを6回使うことになりますよね。

1ヵ月に6回使うとしたら、1年で72回使用しています。

では、元々の手持ちの布ナプキンが10真依あれば、1回の生理で洗って繰り返し使っても3回の出番で済みます。

1ヶ月で3回、1年で36回の計算です。72回使用した布ナプキンと36回使用した布ナプキンでは当然72回の方が劣化していることでしょう。

元の枚数を抑えていると早く交換する原因になってしまいます。

浸け置きをしない

布ナプキンの捨てどきとは?

浸け置きをせずにすぐに洗う人は要注意。

布ナプキンは表面の汚れだけでなく、内側まで汚れが染み込んでいる場合が多いからです。

染み込んだ汚れは何度手洗いをくり返してもなかなか取りきることは難しいでしょう。

しっかりと先に浸け置きをしておくことで、内側の汚れを浮かして後の手洗いで取れやすくしてくれます。浸け置き液にはアルカリウォッシュなどの穏やかな洗浄力の洗剤を使いましょう。

時間はかかりますが、布ナプキンの生地に負担が少ない方法なので推奨されています。

ゴシゴシ洗いはNG

ゴシゴシ洗いはNG

布ナプキンは、つけ置きの前に手洗いをするのがお約束。ですが、この手洗いのときに布同士を擦り合わせるようにゴシゴシ洗ってしまっては、すぐに傷んでしまいます。

手洗いのときには、経血をやさしく揉み出すように洗ってください。経血の色が出なくなるくらいまで手洗いができたら、次のつけ置き洗いで中に残った汚れもしっかりと落とせます。

簡単3ステップ!布ナプキンの洗い方

紫外線の当たる場所に
長時間干すのはNG

紫外線の当たる場所に長時間干すのはNG

布ナプキンの手洗いやつけ置きをしたあとに、天日干しをするのは殺菌効果もあるのでとてもおすすめです。

ですが、あまりに長時間干したままにしておくと、布ナプキンが傷んでゴワゴワになってしまうこともあります。天日干しをするときは、乾いたらすぐに取り込むようにしましょう。

強い洗剤を頻繁に使う

強い洗剤を頻繁に使う

こだわりの生地で作られている布ナプキン、洗うときも素材を大切にすれば長持ちするんです。

布ナプキンに使用する洗剤はアルカリウォッシュやセスキ炭酸ソーダが主流ですが、シミがとれない場合は漂白剤を使用する場合もあります。

漂白剤にも種類があり、布ナプキンに使うには酸素系漂白剤が推奨されています。

これはアルカリウォッシュではとれないシミ汚れがとれる洗剤なので少し強いのですが、色柄を落さないのが特徴です。

同じ漂白剤でも塩素系漂白剤はさらに強い成分になっています。酸素系漂白剤ではどうしても落ちないシミ汚れに対して使用することはあるのですが、色柄も落ちるだけでなく生地にもダメージを与えてしまいます。

ですので、汚れが落ちるからといって頻繁に使うのはやめましょう。どうしても落ちない汚れを落としたいときや、失敗したら捨てても大丈夫というときにだけ使用してくださいね。

布ナプキンのやわらかい風合いを守るためにも、普段から使う洗剤は気をつけましょう。

煮洗いはNG

煮洗いはNG

がんこな汚れを落とす方法として煮洗いをする人は素材に注意。煮洗いに適していないものだと、素材が傷む可能性があるからです。

ちなみにnunonaの布ナプキンは透湿防水布を採用しているため煮沸洗いは推薦していません。

レースや色柄のある生地、またプラスチックのスナップボタンなどがある場合も煮洗いは避けた方がベターです。

布ナプキンお洗濯のよくあるQ&A

布ナプキンのメリット

素材にこだわって作られた布ナプキンは、着け心地の良さが大きな魅力です。ここからは布ナプキンの魅力について紹介します。

デリケートゾーンの
肌トラブルを予防できる

布ナプキンの捨てどきとは?

布ナプキンは、体に優しいオーガニック素材を使っていることが多く、デリケートな肌をいたわってくれます。中でも、nunonaの布ナプキンの肌面は100%オーガニックコットン素材!

オーガニックコットン素材の布ナプキンは、紙ナプキンよりも肌触りが優しく通気性も良いので蒸れやかぶれが起きにくいことがメリットです。

オーガニックコットンへのこだわり

体の冷え予防・温活に役立つ

布ナプキンの捨てどきとは?

布ナプキンは、体の冷え予防・温活にも役立つ便利なアイテムです。布を何枚も重ねて作られている布ナプキンは、着けている間まるで服を重ね着しているかのようにじんわりと体を温めてくれます。子宮の冷えを防止しやすくなることから、妊活の一環として布ナプキンを使用する方もいますよ!

おりものシートとしても使える

布ナプキンの捨てどきとは?

布ナプキンは、生理中の経血を吸収するだけでなく、平常時のおりものシートとしても使えます。nunonaではおりもの用のコンパクトな布ライナーを販売しており、ごわごわしないスリムな着け心地で人気を集めていますよ!

おりもの用の布ライナーももちろん肌に優しいオーガニックコットンで作られているので、おりものシートによるかゆみやかぶれが気になるという方にもおすすめです。

長く使えて経済的

布ナプキンの捨てどきとは?

布ナプキンは、1度買えば平均3年程度は同じ製品を使い続けられます。そのため、布ナプキン1枚当たりの価格は紙ナプキンと比べて高めですが、何度も買い足す必要がない分、長期的に見てコストが安く済みやすい点が魅力です。

また、使用後に洗って繰り返し使うことで、ゴミの排出量を減らせるというメリットもあります。

布ナプキンの効果とメリット

布ナプキンの捨てどき
サインは?

どんな状態になったら布ナプキンは買い替えどきなのでしょうか?ここでは気になる布ナプキンの買い替えどきのサインを紹介します。知っておくと、悩まずにスムーズな買い替えができるでしょう。

肌当たりが良くないと感じたら

肌当たりが良くないと感じたら

布ナプキンの大きな魅力のひとつとして、やわらかで心地よい肌あたりが挙げられます。

布ナプキンを何年も使用していると、少しずつ布が硬くなることによって肌あたりが変わってくるんです。硬くなったかも、と感じたら買い替えどきのサインかもしれません。丁寧に扱っていても、何年も繰り返し使うことでどうしても布の劣化は少しずつ起こるんですね。

とはいっても、だんだんと劣化していくものなのでいきなり気付くということはありません。

新しいものを購入して、はじめて色の変化や手触りの変化に気付く人が多いのが現状です。対策としてストックとして1枚新しい布ナプキンを持っておくと変化に気付きやすいですよ。

下着側の布が破れてしまったら

下着側の布が破れてしまったら

下着側の面の内側には「透湿防水布」が使用されています。

透湿防水布は、水分を漏らさずに湿気を逃がす働きがあり、経血を漏らさないようガードする重要な布です。これが破れると経血は漏れてしまいます。

したがって下着面が破れてしまったり、こまめに布ナプキンを交換しても経血が漏れてしまう場合は、布ナプキンの買い替えどきと言えるでしょう。

汚れが残るようになったら

汚れが残るようになったら

しっかりつけ置き洗いや揉み洗いをしているのに黄ばんできた、カビのような黒い点がとれなくなった、という人は要注意。

きれいに洗ったつもりでも、汚れが残っているのかもしれません。

黄ばみなどは漂白剤でとれるので、どうしてもとれない場合たまに使用するのはOK。しかし頻繁にすると布を傷めるので注意が必要です。

なんだか汚れ落ちが悪いと感じることが多くなれば、布に汚れが蓄積されて落ちにくくなっています。 汚れがスッキリしない日が多いなら 買い替えを検討しましょう。

防水性と吸収力で選ぶ

布ナプキンのおすすめの捨て方

捨てどきが分かっても、使い古した布ナプキンをそのまま捨てるのに抵抗があるという方も多いでしょう。そこで次に、布ナプキンのおすすめの捨て方をご紹介します。

布ナプキンに染み込んだ経血を
落としてよく乾かす

布ナプキンの捨てどきとは?

布ナプキンを捨てるときは、面倒でも染み込んだ経血をしっかり洗って乾かすのがポイントです。

経血がついたまま捨てると、雑菌が繁殖して不快なにおいが発生します。捨てる予定の布ナプキンでも、事前に経血を落としたほうが衛生的です。

また、濡れたままの布ナプキンもにおいが出るので、布ナプキンはよく乾かしてから捨てるのがベストでしょう。

ビニール袋や新聞紙で
包んで捨てる

布ナプキンの捨てどきとは?

布ナプキンを捨てるときは、不透明なビニール袋や新聞紙で包みましょう。長く使った布ナプキンは、肌に当たる部分が変色しているケースが多いためです。

新聞紙などで隠してから捨てれば、ゴミ出しの際に近所の人に見られる心配がありません。

布ナプキンを捨てるときは、地域ごとのゴミの分別ルールも忘れないようにしてくださいね♪


布ナプキンの買い替えどきを
早めるNG行動

布ナプキンの捨てどきとは?

布ナプキンが長持ちしたり、買い替えどきが早まったりするのには、扱い方が大きく関わります。

誤った扱いをすると、それだけ早く買い替えないといけなくなるので、注意が必要です。NG行動を改めて、長く大事に使いましょう。

布ナプキンを買うなら
セットがおすすめ

布ナプキンを買うならセットがおすすめ

布ナプキンを揃えよう、と思ったら洗い替えが必要なので何枚か買わなければいけません。1枚1枚お気に入りを揃えてもいいですが、初期投資がかかってしまうのが難点です。そこで、これから使いはじめたいという人にぴったりなのがセット販売。nunonaではお得なセットがたくさん用意されています。

【おすすめポイント①】
セットなら1枚あたりが安い

布ナプキンはサイズや厚みによってそれぞれ価格が異なります。

nunonaではおりもの用布ナプキンが約1000円、昼用ノーマルタイプの布ナプキンが約1300円、夜用ノーマルタイプが約1600円です。

1枚ずつ気に入ったものを購入するのもいいですが、 まとめ割りを利用すると1枚あたりの価格が安く抑えられます。

【おすすめポイント②】
セットなら一気に揃えられる

布ナプキンをはじめようと思ったら1枚ずつ厳選するのは難しいもの。

セットになっているのもなら、必要なものがある程度揃うので選ぶ手間がいりません。

サイズ違いがお得に手に入るほか、アルカリウォッシュもついているセットもあるのでどれを使ったらいいのか迷っている人にはぴったりです。

布ナプキンを始めてみよう!

布ナプキンを始めてみよう!

ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に始められるのもうれしいポイントです。

布ナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、『布ナプキンの基礎知識』で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!

布ナプキンの基礎知識
この記事を書いた人
sakuranbo
sakuranbo

元美容師として働いていた知識を元に美容系やトレンド、お得情報など様々な記事を執筆しているママライターです。『やらない後悔よりもやって後悔』をモットーに、体当たり人生を謳歌しています。生理痛に悩み、布ナプキンの虜になってから数年にわたって愛用中。快適な布ナプキンライフの紹介ができたらと思います。

オーガニック生理用品専門店nunona

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