布ナプキンの「正しい」洗濯方法は?
「布ナプキンは洗うの洗濯が大変」「布ナプキンを洗濯したのに汚れやにおいが落ちない」と悩んでいる方、大丈夫ですか?
しかし布ナプキンは、ポイントを押さえて正しく洗濯することで、余計な手間を減らし汚れもしっかりと落とすことが可能なんです。
そこで今回は「布ナプキンの正しい洗濯方法」を3つのステップに分けて詳しくご紹介します!
洗濯方法01.
もみ洗い
布ナプキンを洗濯する際は、初めに「もみ洗い」で全体の経血を落としましょう!あらかたはじめに経血汚れを落としておくことで、その後のつけ置きの効果も高めます。もみ洗いをする際は、強くゴシゴシしてしまうと布ナプキンの生地を傷めてしまうので、やさしく内側の汚れを押し出すようにして洗いましょう。
分厚ければその分吸収できる経血量が増えます。最初の段階でしっかり内側まで入り込んだ経血汚れを落しておくのがきれいに洗うポイントです。
もみ洗いは
40℃以下のぬるま湯で
初めに、布ナプキンが吸収している経血をもみ洗いでざっと落とします。このとき、もみ洗いには40℃以下のぬるま湯を使うのがポイントです。
布ナプキンの汚れのほとんどである経血は、熱いお湯だと固まってしまいます。そのためお湯の温度が高いと、血液が布ナプキンの繊維についたまま固まるので、逆に汚れ落ちが悪くなることに。手が冷たくなるのが嫌だから、とお湯を使う場合は40度以下のぬるま湯がおすすめです。
また布ナプキンは、優しく経血を押し出すようにもみ洗いしましょう。ゴシゴシと擦ると、劣化が早まる可能性もあるので注意が必要です。
もみ洗いには
チャック袋が便利!
経血が付いた布ナプキンを手で洗うのに抵抗がある方は、nunonaで扱っている防臭チャック袋を活用するのがおすすめです。
チャック袋の使い方は簡単。チャック袋に布ナプキンと40℃以下のぬるま湯を入れ、袋を振ったり、袋の上から指で軽くもんだりしましょう。この作業を何度か行って、ぬるま湯が経血で汚れなくなったら、もみ洗いは完了です。
チャック袋は2種類あります。持ち運びに便利なローズピンク、がっつりつけ置きができるパールホワイト、それぞれ魅力が異なります。
洗濯方法02.
浸け置きとすすぎ
もみ洗いができたら、次は浸け置きです。浸け置きをすることで、布ナプキンの中に入り込んだ経血が溶け出し、汚れをしっかり落とせます。浸け置きはただ置いておくというだけではありません。時間や浸け置き液のことをしっかり勉強しましょう。
洗剤を使って浸け置きしよう
布ナプキンを浸け置きする際は、水1.5リットルに対しアルカリウォッシュ大さじ1程度を入れた水溶液を作り、布ナプキンを浸けます。はじめにしっかりと粉を溶かしておくことが重要です。頑固な経血汚れには、アルカリウォッシュの代わりに酸素系漂白剤を使うのも良いでしょう。
浸け置きする時間の目安は、3時間~半日です。それ以上浸ける場合は、雑菌の繁殖を防ぐためにも、途中で水溶液を交換しましょう。
基本的にはアルカリウォッシュで浸け置きし、汚れやにおいが気になったときのスペシャルケアとして酸素系漂白剤で浸け置きしましょう。毎回酸素系漂白剤を使うと布ナプキンを傷めてしまいます。
浸け置きの注意点
浸け置きする時間の目安は、3時間~半日です。それ以上浸ける場合は、雑菌の繁殖を防ぐためにも、途中で水溶液を交換してください。万が一浸け置きしたまま忘れていて、長時間放置してしまった場合は、一度浸け置きバケツの中身をすべて流しましょう。
浸け置き液を新たに作り直すのはもちろん、中に入っていた布ナプキン自体にも汚れた水が染み込んでいるのでしっかりと流して洗います。そうすることで嫌なにおいや雑菌をすっきり流せます。
浸け置きのときのにおいがどうしても気になるなら、アロマスプレーを2~3プッシュ吹きかけるのもおすすめです。天然成分のものならやさしく穏やかに香りがつくので、嫌なにおいを軽減できます。
すすぎ+洗濯機で
汚れを落とす
浸け置きが終わったら、40℃以下のぬるま湯で布ナプキンをすすぎます。すすいだ後、基本的にはそのまま絞って乾かしても大丈夫です。ですが、手洗いで絞って乾かすとなると、中の水分まで抜けきれないのでなかなかカラっと乾きません。一度洗濯機で脱水をする方がいいでしょう。
つけおき後にまだ汚れが気になる、というならもう一度浸け置きしましょう。ほぼ汚れがとれているようなら、洗濯ネットに入れて洗濯機で洗うのもいいですよ!ネットに入れることで型崩れを防ぎ、残った汚れもスッキリ洗い流せます。
洗濯機で洗う場合に注意してほしいのが柔軟剤を使わないこと。柔軟剤には水分を弾くようにする効果があるため、布ナプキンの吸収力に影響してしまいます。やわらかく仕上げるににはよさそうでも、使い勝手が悪くなるので気を付けておきましょう。
洗濯方法03.
乾かす
布ナプキンを気持ち良く使い続けるためには、乾かし方も重要なポイントです。
厚みがあればあるほど内側まで乾きにくく、上手に干さないとにおいが気になるトラブルも。しっかり乾かさないとにおいだけでなく、カビが生えて不衛生な状態になったりすることもあります。長く清潔に使うためにも、今一度乾かし方を見直しましょう。
布ナプキンは天日干しが理想
水気を切った布ナプキンは、天日干しで乾かすのが理想です。日光には天然の殺菌効果があり、日に当てて干すだけでも、布ナプキンを清潔に保ちやすくなります。
しかし、日当たりのいい場所は一目にも付きやすいことが多く、なかなか布ナプキンを広げて干すのは難しいですよね。部屋の中の日当たりのいい場所を探すか、外に干す場合は少し目隠しをして干すと人の目が気にならなくなるでしょう。洗濯ピンチで干すなら、周りをハンカチなどで囲むといいですよ。
また、布ナプキンの内部までしっかり乾かすことも大切です。生乾きで放置すると、においの原因になることもあるため注意しましょう。ちょっとでも乾いてないかな?と思ったら長めに干すと安心です。
部屋干しなら
空調設備やアイロンを活用しよう
布ナプキンは、どうしても外に干せない事情がある場合は、部屋干しでも問題ありません。浴室乾燥機やサーキュレーターなどの空調を活用すれば、効率よく乾かすことができるでしょう。
室内で干す場合は空気の流れを作ってあげると効率的に乾きます。乾かす時間が長ければ長いほどに雑菌が沸きやすくなってにおいの原因になるので、湿度の高い場所や密閉された空間は避けてくださいね。
ジメジメして乾きにくいときは、乾いたタオルなどで当て布をして、80~120℃の低温でアイロンをかける方法もおすすめですよ!ただし表面は乾きやすいですが、厚みのある布ナプキンの場合内側がなかなか乾きにくいことも。何度かアイロンをしてから通気性のいい場所に干しておきましょう。
乾燥機はNG?
布ナプキンによっては乾燥機にかけても大丈夫なものもあります。天気や湿度に影響されずにカラっと乾くので便利ですよね。ただし、縮んだり高温で布が傷んだりすることもあるので、様子をみながら使いましょう。
布ナプキンのよさはやさしい肌触りにあります。乾燥機をかけると風合いが保てなくなることもあるので、毎回はしない方が無難です。
洗濯におすすめなアイテム
ここまで「揉み洗い」「浸け置きとすすぎ」「乾燥」の3つに分けて紹介しましたが、どれもポイントをおさえれば簡単なことばかり。あとは洗濯に便利なアイテムを揃えることで、誰でも布ナプキンを清潔に使うことができます。
ここからはnunonaでおすすめの洗濯アイテムをご紹介します。
洗剤類
nunonaの洗剤は2種類あります。ひとつめは普段使いができるアルカリウォッシュです。粉末なので浸け置きする場合はしっかりと溶かしましょう。
もう一つはしつこい汚れやしみに使える酸素系漂白剤。こちらも粉末なので使い方は同じです。アルカリウォッシュは50g・500g・1㎏の3種類、酸素系漂白剤は50g・500gの2種類を用意しているので、ちょうどいい量が選べますよ。
浸け置き用袋
チャック袋も2種類あります。ローズピンクは持ち運びに適した大きさで、布ナプキンが4枚入ります。さらに布ナプキンを入れたまま揉み洗いも可能です。
パールホワイトは大きめタイプなので布ナプキンが最大24枚も入るんです。しかも自立するのでバケツ代わりになり、生理中だけ出して置けばいいので収納の場所にも困りません。どちらも口がしっかり閉じ、中身が見えないので重宝しますよ。
アロマもおすすめ
アロマは洗濯には使いませんが、布ナプキンライフをちょっと楽しく変えてくれる便利アイテムです。においが気になるときにシュッとしておけば、優しい香りで嫌なにおいを軽減します。浸け置き液にいれたり、持ち帰るチャック袋の中にシュッとしたり、使用済みの布ナプキンのにおい消しにぴったり。
他にはお部屋のリフレッシュナーや枕の香り付け、車やトイレの空間にもスプレーすると心地よくすごせますよ。nunonaのアロマオイルは天然成分のものを使っているので、安心して取り入れられるのも魅力です。ぜひお気に入りの香りを見つけてみてはいかがでしょうか。
布ナプキンを始めてみよう!
ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に始められるのもうれしいポイントです。
洗うのも慣れてしまえば簡単なので、コツをつかんで清潔を保っていきましょう。長く使えば使うほど経済的でもあるため、日ごろのケアが重要になってきます。
布ナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、『布ナプキンの基礎知識』で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
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