酸素系漂白剤で布ナプキンをピカピカに!

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最終更新日:2023/03/24(金)

布ナプキンを洗うとき、汚れが落ちないとゴシゴシ擦っていませんか?実はゴシゴシ洗いはNGなんです。汚れや臭いが残ったときに、無理に取ろうとするのではなく「酸素系漂白剤」を使うのがおすすめ!

そこで今回は、布ナプキンの頑固なシミや臭い対策におすすめの「酸素系漂白剤でのお洗濯」についてご紹介します。

酸素系漂白剤の特徴

漂白剤というと、ツーンとした臭いで有名な塩素系漂白剤を思い浮かべる人もいますよね。同じ漂白剤でも塩素系と酸素系ではその性質が少し異なります。

では、酸素系漂白剤はどのような特徴があるのでしょうか。

塩素系漂白剤と
酸素系漂白剤の違い

塩素系漂白剤と酸素系漂白剤の違い

塩素系漂白剤の主成分は次亜塩素酸ナトリウムです。これは強い漂白作用がある成分なので汚れだけでなく染料まで落としてしまうことも。とても強いアルカリ性なので色柄物には向かず、布を傷めてしまう恐れもあるので使うアイテムには気を付けましょう。

対して酸素系漂白剤は主成分が過酸化水素や過炭酸ナトリウムです。同じアルカリ性なのですが塩素系漂白剤ほど強力ではないので、染料を脱色しません。

そのため色柄物にも使うことができるのが魅力です。同じような作用ですが、まずは酸素系漂白剤を試してみることをおすすめします。

経血のシミ汚れを
落とす力が高い

経血のシミ汚れを落とす力が高い

酸素系漂白剤はタンパク成分の経血を落とすアルカリ性。そのため経血のシミの他に、悪露やおりものなどの分泌物を落とすのにもおすすめです。

普段は洗浄効果が穏やかで素材を傷めにくいアルカリウォッシュやセスキ炭酸ソーダを使用して、頑固なシミや臭いに悩んだときに酸素系漂白剤を試してみましょう。使い分けをすることで、布ナプキンを長くきれいに保てます。

除菌・殺菌効果に
優れている

除菌・殺菌効果に優れている

酸素系漂白剤は通常の洗剤よりも、除菌・殺菌効果に優れています。布ナプキンを繰り返し使っていると、衛生面が心配になりませんか?

酸素系漂白剤は雑菌の繁殖を抑えてくれるので、布ナプキンのカビや、雑菌が気になる時にもおすすめです。

布ナプキンに
酸素系漂白剤を使う方法

布ナプキンを洗う時に、酸素系漂白剤はどのタイミング使うのが効果的なのでしょうか。酸素系漂白剤の使い方を見ていきましょう。

酸素系漂白剤をぬるま湯に
混ぜつけ置きする

酸素系漂白剤をぬるま湯に混ぜつけ置きする

粉タイプの酸素系漂白剤をぬるま湯に混ぜて、布ナプキンをつけ置きします。ぬるま湯1.5Lに対して酸素系漂白剤は大さじ1程度が目安です。

酸素系漂白剤は色柄ものの布地にも使えるので、つけ置きしても布ナプキンの色や柄が漂白される心配はありません。

30分~2時間放置する

30分~2時間放置する

酸素系漂白剤を入れたぬるま湯でつけ置きしたら、30分から2時間ほど放置しておきましょう。

長時間浸けると、布ナプキンの生地が傷んで肌触りがゴワゴワになる可能性があります。時間が経ったら、ぬるま湯でしっかり濯ぎ後は乾すだけでOKですよ。

簡単3ステップ!布ナプキンの洗い方

酸素系漂白剤を
使う時の注意事項

酸素系漂白剤を布ナプキンの洗濯に使う時に、注意しておきたいポイントをまとめてみました。

草木染めやウール・シルクの
布ナプキンは避ける

草木染めやウール・シルクの布ナプキンは避ける

酸素系漂白剤は、動物性の繊維との相性が悪いので要注意です。特に草木染め・ウール・シルクなどの素材は、生地が傷む可能性が高いので使用しない方が良いでしょう。

酸素系漂白剤は、綿100%などの植物性の布ナプキンに使うのがおすすめです。

水に混ぜて
つけ置きしない

水に混ぜてつけ置きしない

酸素系漂白剤は、塩素系漂白剤よりもやや効果が穏やかです。布ナプキンのつけ置きに使う時は冷たい水ではなく、ぬるま湯に混ぜて使うのがポイント。

水温の低い水に混ぜると、期待した効果が発揮されないケースがあるので注意しましょう。

酸素系漂白剤を
毎回使うのは避けよう

酸素系漂白剤を毎回使うのは避けよう

アルカリウォッシュやセスキ炭酸ソーダと比べると汚れ落としができる酸素系漂白剤ですが、それだけ布にも負担をかけてしまいます。汚れをどうしても落としたいから、と毎回使っていると通常よりも早く布ナプキンが劣化する可能性もあるんです。

肌触りがゴワゴワして使用感が損なわれるのは悲しいですよね。そうならないように、毎回使うのではなくどうしてもリフレッシュしたいときに使用するようにしましょう。

酸素系漂白剤の
頻度を減らす技

酸素系漂白剤はとても便利で使いやすいですが、頻度が多くなればなるほど布ナプキンに負担をかけてしまいます。

できたら頻度は減らしたいもの。基本的に毎回経血がきちんと落ちていれば頑固なシミや汚れは残らないので洗い方を見直してみましょう。

経血汚れを乾かさない

経血汚れを乾かさない

経血汚れは乾いてしまうとより汚れ落ちが悪くなってしまいます。そのため出先でナプキン交換をするなら、持って帰るまでに乾いてしまわないようにする工夫が必要です。

小さなスプレーボトルに水にアルカリウォッシュを溶かしたものを入れておけば、交換するときに汚れた面に吹き付けておくだけで経血汚れの乾きを防げます。

洗う温度に注意

洗う温度に注意

経血汚れは高温のお湯で洗うと固まってしまいます。そのため予洗いやつけ置きのときのお湯の温度にも注意が必要です。かといって水では汚れがなかなか落ちにくいもの。

かといって水では汚れがなかなか落ちにくいもの。40℃以下のぬるま湯を目安に洗いましょう。毎回ではありませんが、適度に酸素系漂白剤を使用して布ナプキンの清潔を保ってみてくださいね。

布ナプキンお洗濯のよくあるQ&A
この記事を書いた人
ひいらぎ
ひいらぎ

元エステティシャンの経歴を活かした記事作成をメインに、ジャンルを問わず幅広く活躍する30代のWebライター。スキンケア・脱毛・コスメ・片付けなど、読者の「きれいになりたい!」気持ちに寄り添う記事を心がけて制作している。ちなみに布ナプキン歴は5年ほど。ブルーな生理時期を快適に過ごせるように日々奮闘中。

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