布ナプキンの臭いが取れない時の対処法
「しっかり洗っているのに、なんだか生臭い……」「使っていると臭いが気になる……」布ナプキンを使っていて、そんなことはありませんか?もしかするとそれは、布ナプキンの内部で雑菌が繁殖しているのかもしれません。
布ナプキンは直接肌に触れるものだからと気を使ってお手入れしている人も多いと思いますが、目には見えない汚れが残っていると、どうしても布ナプキンは雑菌が繁殖しやすくなります。雑菌が繁殖した布ナプキンなんて、使いたくないですよね。
そこで今回は「布ナプキンの気になる臭いを消す方法」について詳しくご紹介します。
布ナプキンの臭いの原因は?
布ナプキンは洗って繰り返し使えるのが魅力ですが、長く使っていると汚れが取れなくなったり、臭いが気になってきたりします。まずは布ナプキンが臭う原因を突き止めましょう。
原因その1
汚れが残っているから
しっかり洗っているのに布ナプキンから臭いがする……という場合は、布ナプキンの繊維に汚れが残っているのかもしれません。繊維に経血の汚れが入り込んでいると、残った経血をエサに雑菌が繁殖して、嫌な臭いがしてしまうんです。
そもそも、布ナプキンをはじめとした布製品の嫌な臭いは、布の内部にしみこんだ汚れをエサに雑菌が繁殖することで発生します。したがって、臭いを発生させないためには、徹底的に汚れを落として清潔に保つことが重要なのです。
布ナプキンを洗うときは、まず揉み洗いである程度汚れを落としてから、セスキ炭酸ソーダを溶かした水で2時間~1日程度浸け置きすると、セスキ炭酸ソーダで血液汚れが分解されて汚れが落としやすくなりますよ。この時大切なのは、お湯(熱湯)を使わないことです。経血汚れはタンパク質の汚れなので、40℃以上のお湯を使って洗うと、経血が固まって落ちにくくなってしまいます。布ナプキンを洗うときは水または30℃程度のぬるま湯で洗うようにしてくださいね。
原因その2
布ナプキンの中までしっかり乾いていないから
厚みのある布ナプキンの場合、乾くまでに結構な時間がかかります。表面は乾いていても、中心部は生乾き……ということが珍しくありません。もし生乾きの布ナプキンを使うことがあるのであれば、それが臭いの素になっている可能性があります。
というのも、水分が残っているとどうしても雑菌が繁殖しやすくなるからです。普通の洗濯ものでも、生乾きのものは嫌な臭いがしますよね?布ナプキンも布製品である以上、生乾きの状態では嫌な臭いがしやすくなります。使うときはしっかり中心部まで乾かして使うようにしましょう。
布ナプキンの臭いが気になる時の
対処法~洗い方編~
ここからは、布ナプキンの臭いが気になる時の洗い方をお伝えします。ちょっとした工夫で臭いが気にならなくなるので、ぜひ試してみてくださいね。
対処法その1
セスキ炭酸ソーダスプレーを使う
汚れをしっかり落とすためには、できるだけ早く洗うのが肝心です。でも、外出先などで交換した布ナプキンをすぐに洗うのは難しいですよね?そんなときは「セスキ炭酸ソーダスプレー」を使いましょう!セスキ炭酸ソーダスプレーは、セスキ炭酸ソーダを溶かした水をスプレーボトルに入れただけのものですが、使い終わった布ナプキンにスプレーすると、帰ってからの洗濯が楽になりますよ。
セスキ炭酸ソーダはアルカリ性で、血液の汚れを分解して落としやすくしてくれます。外出先で交換した際にスプレーして密封バッグに入れておけば、家に帰るまでに浸け置きができるので汚れが落ちやすくなるんです。よりしっかり浸け置きしたいのであれば、密閉バッグに少量のセスキ炭酸ソーダ水を入れておき、使い終わった布ナプキンを入れて軽く揉むという方法もおすすめです。密閉バッグに入れて揉むことで、より汚れが落ちやすくなります。
対処法その2
酸素系漂白剤を使う
汚れがなかなか落ちない、どうしても臭いが気になるというときは、酸素系漂白剤を使って漂白するという方法もあります。塩素系の漂白剤は布を傷めてしまうので使えませんが、酸素系の漂白剤であればその心配がなく、布ナプキンに使っても布が傷みませんよ。
酸素系漂白剤を使うときは、40℃以下のぬるま湯に溶かすのがポイント。酸素系漂白剤は、30~50℃程度のお湯で使うと最も効果が高まるとされています。しかし、40℃以上のお湯に溶かすと経血が固まってしまうので、40℃以下のぬるま湯を使ってくださいね。定期的に酸素系漂白剤で漂白・除菌することで、清潔な状態をキープしやすくなりますよ。
対処法その3
アロマアイテムを使う
nunonaでは、体にやさしい成分だけで作られた「アロマスプレー」も販売しています。布ナプキンの臭いが気になるときは、アロマの香りでマスキングするというのも一つの方法です。
このとき注意したいのが、肌に刺激が強いアロマスプレーは使わないこと。布ナプキンの吸収面にスプレーすると、デリケートな肌に直接成分が触れることになるので、刺激が少ないものを選びましょう。成分が気になる際は、洗濯時、すすぎのタイミングでアロマオイルを加えるとやさしく香り付けできます。
布ナプキンの臭いが気になる時の
対処法~乾かし方編~
布ナプキンの臭いが気になる時は、乾かし方にも一工夫しましょう。乾かし方のポイントをお伝えします。
対処法その1
天日干しでしっかり乾燥・殺菌する
「布ナプキンはいつも室内干し」という人は、天日干しすることも検討してみましょう。紫外線には優れた殺菌・消臭効果があるので、天日干しすることで嫌な臭いの原因菌をしっかり殺菌できます。
でも、布ナプキンを人目につく場所に干すのは少し抵抗がありますよね……。そんなときは、ハンカチなどで目隠しをすると人目に付きにくいですよ。天気が悪かったり、どうしても外に干せないときは、扇風機やエアコンの風を当てるのも良いでしょう。または次にご紹介する方法を試してみてくださいね。
対処法その2
アイロンでしっかり中まで乾かす
どうしても外に干せない・急いで乾かしたいというときは、乾燥機やアイロンを使って乾かす方法もあります。nunonaの布ナプキンは乾燥機が使えるので、急いでいるときは乾燥機を使いましょう。乾燥機を使えば、中までしっかりスピーディーに乾かせるので、生乾きの臭いがしにくくなりますよ。
アイロンを使って乾かす場合は、肌面にのみ乾いたタオルを当てて低温(80~120℃)でアイロンを掛けましょう。アイロンをかけることで、中心部までしっかり乾かせます。
よく「煮沸消毒が良い」などと言われることがありますが、nunonaの布ナプキンは煮沸消毒NGです。煮沸消毒には優れた殺菌・消臭作用がありますが、下記の可能性があるためできるだけ避けましょう。
- 専用の鍋を用意しなければならない
- 布地が傷む
- 色落ちする恐れがある
どうしても布ナプキンの臭いが
取れない時は寿命かも
繰り返し使っていると、どうしても布ナプキンが劣化してきます。きちんと洗っても汚れが落ちない・臭いが取れないというときは、布ナプキンの寿命かもしれません。
布ナプキンは、きちんとお手入れすれば3年程度なら問題なく使えるとされています。もし長く愛用している布ナプキンの汚れや臭いが気になるのであれば、思い切って新しい布ナプキンに変えてみるのもおすすめです。肌触りが悪くなってきた・汚れが落ちなくなってきたときが買い替えのタイミング。お手持ちの布ナプキンをチェックしてみましょう。
nunonaの3Dタイプなら
洗いやすい・乾きやすい!
「少しでも洗いやすくて、乾きやすい布ナプキンが欲しい!」という人におすすめなのが、nunonaの「3D布ナプキン」です。その魅力をご紹介します。
裏返して洗えるから洗い残しなし!
nunonaの3D布ナプキンは、吸収体の中心部が防水布に縫い付けられていないユニークなかたちの布ナプキンです。吸収体が縫いつけられていないため裏返して洗えるんですよ。
一体型の布ナプキンは、プレーン型・ホルダー型の布ナプキンに比べると、どうしても中心部の汚れが落としにくいと言わざるを得ません。その結果、汚れが残ってしまいやすいんです。でも、3Dタイプなら布ナプキンを裏返して洗えるので、吸収体の中心部までしみこんだ経血もしっかり落とせます。
通気性が良いからしっかり乾く!
3D布ナプキンの魅力は、洗いやすいだけではありません。吸収体と防水布の間を風が通るので、中心部までしっかり乾きやすいんです。
干し方のポイントは、ハンガーを使って下向きに干すこと。布ナプキンの吸収面が下になるように干すことで、より風が通りやすくなります。厚みのある布ナプキンであれば、乾燥機やアイロンも併用するとより確実に中心部まで乾かせますよ。
布ナプキンを始めてみよう!
ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に始められるのもうれしいポイントですよね。
布ナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、『布ナプキンの基礎知識』で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
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