布ナプキンに黒ずみができる原因とは?
布ナプキンを何度も繰り返し使っていて、黒ずみができた経験はありませんか?
布ナプキンに黒いポツポツしたシミがあると、見た目が悪いだけでなく、衛生面でも心配になりますよね。
今回は、布ナプキンに黒ずみができる原因と対処法についてご紹介します♪
布ナプキンの黒ずみの原因
「布ナプキンはコスパがいいから」と使いはじめたのに、まだ少ししか使ってないにもかかわらず黒ずみが気になるなんてことになればショックなもの。そんなとき使っていいのか捨てた方がいいのか迷ってしまいますよね。最初に、布ナプキンに黒ずみができる原因を詳しく紹介します。
黒ずみの原因.1
黒カビ
洗っても落ちない布ナプキンの黒ずみは、黒カビの可能性があります。黒カビはたんぱく質や皮脂が残っていると、それを栄養に繁殖してしまうのです。
きれいに洗っているように見えても、少し汚れが残っていれば格好の黒カビの餌食に。長く使い続ければ使うほどに汚れは蓄積されていくので、注意する必要があります。さらに、もう一つ黒カビを繁殖させないように気を付けることがあります。それは湿気です。
洗って繰り返し使える布ナプキンは、洗濯後に内部に水分が残りやすく、その湿気でカビが繁殖するケースがあるのです。黒カビは湿気の多い場所を好んで繁殖するので、洗濯した布ナプキンは 内側までしっかりと乾燥させることが大切です。
黒ずみの原因.2
経血のシミ
もう一つの原因は経血のシミによるもの。布ナプキンに付着した経血が残ると、酸化して黒っぽいシミになることがあるのです。経血は成分にタンパク質を含むため、40℃以上のお湯で洗うと、固まって落ちにくくなります。
したがって布ナプキンを洗うときはぬるま湯、もしくは水洗いするようにしましょう。また、同じ布ナプキンを長期間繰り返し使うことで生地が傷み、経血汚れが繊維に残りやすくなる場合もあります。
簡単に試せる!
布ナプキンの黒ずみ対策
布ナプキンに黒ずみが発生すると、最悪の場合布ナプキンが使えなくなってしまうことも。た目も何だか不衛生に見えるので躊躇してしまいますよね。ここでは、簡単にできる布ナプキンの黒ずみ対策について紹介します。
黒カビには酸素系漂白剤
カビは繁殖力が強いので、殺菌効果の高い酸素系漂白剤を使って布ナプキンのつけ置きをしてみましょう。つけ置きする時間は3時間~半日程度。長時間つけ過ぎるかえってつけ置き液が不衛生になりカビが繁殖しやすくなるので要注意です。
また、経血が凝固したシミにも、酸素系漂白剤は効果的ですよ!酸素系漂白剤は一般的に使われているハイターなどの塩素系漂白剤よりもおだやかに作用するので、色柄物にも使えるところが魅力です。デリケートな部分に直接つける布ナプキンには、なるべく優しい成分のものを選びたいですよね。
経血汚れを効率良く落とすには
チャック袋がおすすめ
経血汚れを効率良く落とすには、使用後の布ナプキンが乾く前に洗剤を薄めた水を吹きかけ、チャック袋に入れて持ち運ぶのがおすすめです。
布ナプキンに染み込んだ経血が完全に乾いてしまうと、つけ置きしても落ちにくくなり、シミの原因になるため注意しましょう。チャック袋はしっかり口が閉じるので、持ち運びのさいに臭いが気になることもありません。中身が見えないようになっているのもポイントです。
持ち運び以外に、つけ置きバケツの代わりとしても使えます。チャック袋は自立するので、中に水とセスキ炭酸ソーダを入れればOK。持ち帰ってから、そのままつけ置き洗いができるので洗濯の手間も減らせますよ!
ローズピンクは布ナプキンが4枚、つけ置きに特化したパールホワイトはなんと最大24枚も入ります。しっかりした素材なのでバケツと同じように入れておけるところが魅力です。
黒ずみを予防する!
布ナプキンの正しい洗濯方法
布ナプキンの黒ずみを予防するには、正しい方法で洗濯をすることが大切です。最後に、布ナプキンの洗濯方法について解説します。
布ナプキンは3ステップで洗濯
布ナプキンは「もみ洗い→つけ置き→すすぎ」という3つのステップで洗濯するのが基本です。最初に、水またはぬるま湯でもみ洗いして、布ナプキンに付いた経血をざっと落とします。
このとき布ナプキンの内側まで経血が染み込んでいる場合が多いので、なるべく押し出すようにして経血を流しましょう。その後、洗剤を溶かした水で3時間~半日程度つけ置き。つけ置き後、水またはぬるま湯でしっかりとすすいだら洗濯は完了です。
万が一、つけ置き後にも汚れが気になる場合は、つけ置き液を新しいものに変えてもう一度つけおきしてみましょう。しっかりと隅々まで汚れを落とすことが、カビや黒ずみを防止することにつながります。
天日干しでしっかりと乾かす
布ナプキンは、何枚もの布を厚く重ねている分、内部に水分が残ってしまうことがあります。水分が残ると生乾きの嫌なにおいがしたり、カビが生えたりする原因になるため、布ナプキンは天日干しでしっかりと乾かしましょう。
どうしても天日干しが難しい場合は部屋干しでも大丈夫ですが、事前に洗濯機の脱水機能を使ったり、風通しの良い場所に干したりといった工夫が必要です。
乾きにくい時の対処法
湿気の多い日はとくに乾きにくく、表面が乾いていても内側が湿っている可能性もあるので、長めに干しておくことをおすすめします。そんなときは扇風機やエアコンの風を利用するのもいいですよ。収納場所もなるべく風通しのいい場所にしておくことで、黒カビの予防にもなります。
それでもカビや黒ずみができてしまったら、買い替え時だと思って新しいものに交換しましょう。酵素系漂白剤より強力な塩素系漂白剤で汚れを落とす方法もありますが、布を傷めたり色柄が抜けてしまうのであまりおすすめできません。そうならないように、毎回きちんとお手入れをしてみてくださいね。
布ナプキンを始めてみよう!
導入ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に購入できます。使い方も、使い捨てナプキンとほぼ変わらないので、サステナブルな生理用品を使い始める第一歩にぴったりです。
布ナプキンについてもっと詳しく知りたい!という方は、「布ナプキンの基礎知識」で布ナプキンについて詳しく解説していますので、ぜひそちらも参考にしてみてくださいね!
一度使うと、布ナプキンが手放せなくなる人は多いです。もし使い捨てナプキンを使っていて肌があれる・ムレが気になるのであれば、nunonaの布ナプキンを使ってみましょう。使い捨てナプキンとはまったく違うやさしい使い心地がクセになりますよ。
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