布ナプキンのつけ置き容器の選び方
布ナプキンを使うのに必要な「つけ置き容器」。使用済みの布ナプキンはつけ置きすることで汚れがとれやすく、きれいな状態が保てます。置き容器は多種多様なので自分にあったものをみつけたいですよね。
そこで、今回は布ナプキンのつけ置きに便利な「つけ置き容器の選び方」をご紹介します。
素材で選ぶつけ置き容器
まずはつけ置き容器の素材に注目してみましょう。素材によってメリット・デメリットがあるので、自分にぴったりなタイプを選んでくださいね。
丈夫さなら
ホーローやステンレス
布ナプキンのつけ置き容器の定番はホーロー容器。少し価格が高いのがデメリットですが見た目もかわいく、さらにアルカリ性の洗剤にも強いのでつけ置き容器によく使われています。嫌な臭いがつきにくいところもメリットです。
ステンレス製も同じく、重さがあり丈夫で倒れにくいのが特徴。ホーローやステンレスは見た目のデザインもおしゃれなものが多いので、お気に入りを長く愛用したい人にぴったりです。
100均などで手軽に購入できるプラスチック素材の容器は、経血の汚れが付きやすいので、容器の汚れが気になる方はホーロー容器がおすすめです。汚れが付きにくいホーロー容器なら、安心して浸け置き洗いができます。
手軽さならプラスチックや
チャックがついたビニール袋
100均にも売っているようなプラスチック製のバケツは、手軽に手に入るところがメリットです。中身が透けそうで心配な人は色付きタイプを選ぶといいでしょう。大きさや形の種類も多く、使いにくいと感じたらすぐに買い替えできるのも魅力。
ジップロックなどのチャックがついたビニール袋なら、持ち運びができるのはもちろん、つけ置き容器を洗いたくないときに使い捨て出来る手軽さが◎。チャックで密閉すれば、経血の匂いや水漏れも気になりません。いろんな容器があるので、あなたに合った使いやすいタイプを選んでくださいね。
形で選ぶつけ置き容器
つけ置きするときに気になるのが、においや見た目。蓋つきの容器やチャック袋なら気になるにおいを防止するほか、中身が見えないので人の目を気にせず使えます。
においが気になるなら蓋つき
蓋つきのつけ置き容器を選ぶと、においの予防ができるのがメリットです。中身が見えないので、つけたまま忘れることもあるのがデメリットですが、人の目を気にせず置けるのがポイント。
洗面所やトイレに置いていても蓋が締まるので、すっきりとインテリアの一部として馴染みやすいですよ。蓋つきのつけ置き容器でにおい対策をする以外にも、アロマオイルでもにおいが予防できます。蓋つきのつけ置き容器の中に、アロマオイルを数滴垂らすだけなので、においが気になる方は試してみてください。
アロマの種類によっては、におい予防のほかにも殺菌や抗菌などの効果も見込めます。ただし、におい予防のために洗濯用の柔軟剤をいれるのはNGです。柔軟剤を使用すると、布ナプキンの吸収力が落ちる可能性があるので、におい対策をするときはアロマオイルを使用しましょう。
場所がないならつけ置き袋
置く場所がない場合は、つけおき容器の代わりにチャック袋を活用するのがおすすめ。nunonaの「浸け置きに便利な防臭チャック袋」なら、しっかり口が締まるので気になるにおいはもちろん漏れないところが魅力です。
さらに袋なのに自立するのでそのまま置けるところがメリット。自立式なので水を入れても倒れる心配がなく、限られた狭いスペースでもつけ置き洗いができます。カラーもシンプルに白なのでどんなインテリアにもマッチ。
nunonaの防臭チャック袋は110円(税込)から販売しているので、布ナプキンの購入と合わせて揃えておくと外出時に便利ですよ。
外出や旅行はどうする?
自宅以外でのつけ置きはいつもの容器だとかさばりますよね。そんなときはスリムなものや、荷物になりにくい容器を選ぶといいでしょう。
チャック袋なら
コンパクトに持ち運べる
外出時の使用済み布ナプキンの持ち運びにはチャック袋がぴったりです。スリムに収まるのでカバンの中でも邪魔になりにくく、におい漏れの心配もありません。
nunonaの「持ち運びに便利な防臭チャック袋」なら中身が見えず、素材も丈夫なため安心して使用できます。とはいえ、外出時は交換した布ナプキンを長時間持ち歩くこともあるでしょう。布ナプキンの汚れがきちんと落ちるのか気になる方もいますよね。
そんなときは、100均で購入できる小さなスプレーボトルを用意しておくと◎。水約150mlに対してアルカリウォッシュなどの洗剤を小さじ1/2混ぜて作った液を、スプレーボトルに入れて忍ばせておきましょう。
交換した布ナプキンにシュッとひと吹きしておけば、汚れが落ちやすくなるので帰宅後の洗濯が楽になります。布ナプキンについた経血の乾燥も防げるので、試してみてくださいね。
旅行ならタッパーを活用
旅行先で長期滞在するなら、100均などのタッパーも使えます。しっかり蓋がしまる中身が見えないタイプを選ぶと、部屋に置いていても気になりにくいでしょう。
タッパーなので軽く、つけ置き容器として使っていないときは布ナプキン入れとしても活用できるので荷物になりにくいのがメリットです。
ホーロー容器より軽く、旅行には便利な反面、汚れが付きやすいので交換頻度は高めになるかもしれません。旅行時にはタッパーを使用して、ふだんはホーロー容器を使うなど、シーンに合わせて使い分けるのもおすすめです。
つけ置き容器のお手入れ方法
つけ置き容器はお手入れの仕方によって、劣化を早めてしまう場合があります。これからご紹介するつけ置き容器のお手入れ方法について、ぜひ参考にしてみてください。
しっかり乾燥させておく
ホーロー容器はサビやすいため、布ナプキンをつけ置きが終わったらしっかりと乾燥させることが大切です。
ホーロー容器に、水分や酸、塩分をつけたままにしておくとサビが生じてしまいます。もしサビが発生してしまったら、キズがつかないスポンジで洗い、水分を取り除けば問題ありません。
プラスチック容器の場合も、使用後に水分が残った状態で放置していると、雑菌が繁殖しやすくなってしまうので、しっかり乾燥させておきましょう。
丁寧に取り扱う
ホーロー容器は衝撃に弱く、落とすことにより表面のガラス質にヒビ割れや破損が起こるので注意が必要です。
一方、プラスチック容器やチャック袋は、うっかり落としたとしても割れる心配はありません。また、容器を洗うときにたわしや研磨剤を使うとキズがつきやすくなるため、やわらかいスポンジを使って洗うようにしましょう。
つけ置き容器の汚れが
取れないときの対処法
汚れがつきにくいホーロー容器ですが、汚れがこびりついてしまうこともあるかもしれません。汚れがつきにくい性質ではありますが、長い間使っていると汚れが気になることもありますよね。
そんなときは、重曹を活用するのがおすすめです。こまめにお手入れをすることで、衛生的に使えます。簡単にきれいになるので試してみてくださいね。
つけ置きしたら正しい洗い方をマスターしよう!
つけ置き容器を揃えても洗い方が間違っていると、布ナプキンの汚れが落ちにくくなってしまうかもしれません。正しい洗い方をマスターして、長く使い続けるためのポイントをお伝えします。
布ナプキンの
正しい洗い方
布ナプキンの洗い方はとっても簡単です。基本は、もみ洗い・つけ置き・すすぎの3ステップでOK!正しい洗い方を知れば、布ナプキンの劣化が防げます。生地は使い続けるとダメージを受けやすくなるので、正しい洗い方で布ナプキンを大切に扱っていきましょう。
ポイントは熱すぎるお湯で洗わないことです。お湯で洗うと経血が落ちにくくなってしまうため、布ナプキンを洗うときは水または40度以下のぬるま湯で洗いましょう。ゴシゴシ洗うと生地が傷みやすくなってしまうので、汚れを押し出すように、優しくもみ洗いするのがポイントです。
もみ洗いが終わったら、お好みのつけ置き用の容器に洗剤入りの液を作り、布ナプキンをつけ置きします。つけ置き水の作り方は、ぬるま湯1.5ℓ程度に対して、アルカリウォッシュなどの洗濯洗剤を大さじ1程度溶かすだけなのですぐに作れます。
ただし、洗剤を入れすぎると色落ちの原因になってしまう場合があるので注意しましょう。つけ置き時間の目安は3時間~半日程度です。半日以上放置する際は、新しい浸け置き水を作って交換してください。
つけ置きした布ナプキンは、水かぬるま湯ですすぎ、ゆっくりと絞ってから水気を切って干しましょう。干すときは布ナプキンの形を整えてから干すのもポイントです。もし、経血が残っていた場合は、布ナプキンを洗濯ネットに入れてから、いつも通りに洗濯機にかけましょう。もちろん、ほかの洗濯物と一緒に洗っても大丈夫です。
効率良く布ナプキンを洗いたい方に
おすすめの方法
布ナプキンは繰り返し洗いながら使うため、洗濯は必須です。ただ、毎日仕事で忙しかったり、家事で時間が取れなかったりすると、洗濯が面倒くさいと思うこともあるでしょう。
そんなときは、お風呂タイムを有効活用してみませんか。お風呂タイムと布ナプキンの洗濯をセットにしておけば、わざわざ洗濯の時間を作らなくても、お風呂に入るついでに洗濯ができます。
もみ洗いをしてつけ置きまで済ませておけば、翌朝つけ置きした布ナプキンをすすいでから洗濯ネットに入れて洗濯機にお任せで大丈夫!あとは、洗濯物と一緒に干して乾燥させるだけなので、ふだんのルーティンに加えてみるのもおすすめです。
布ナプキンを洗うときの注意点
布ナプキンを洗うときの注意点をご紹介します。つけ置きするときのポイントも確認していきましょう。
熱湯消毒はしない
布ナプキンの消毒をしたいときに、熱に強くて直火にかけられるホーロー容器を使って煮洗いする方法もありますが、布ナプキンを煮洗いするのはおすすめできません。
熱いお湯をかけて熱湯消毒をすると、布ナプキンが傷んでしまう可能性があります。布ナプキンの素材によって煮洗いができないものがあり、nunonaの布ナプキンも透湿防水布を使用しているため煮洗いはNGです。
そのため、汚れやシミが気になるときは、酸素系漂白剤がおすすめ。酸素系漂白剤を使えば、除菌や消臭もできるので、布ナプキンの衛生面が気になるときにもぴったりです。
つけ置き液は長時間使用しない
つけ置き液は、長時間使用することで雑菌が繁殖しやすくなります。夏場は特に雑菌の繁殖に気をつけなければなりません。半日以上つけ置き液を使う場合は、衛生面を考えて都度つけ置き液を交換しましょう。
また、長時間汚れた布ナプキンをつけ置きしていると、プラスチック容器などににおいが移ってしまうことがあるかもしれません。におい移りが気になる人は、ホーロー容器を使ったり、新しい容器を新調したりしながら対処しましょう。
布ナプキンを始めてみよう!
ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に始められるのもうれしいポイントですよね。
布ナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、『布ナプキンの基礎知識』で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
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