布ナプキンをめんどくさいと感じる理由
布ナプキンは、体と環境に優しいと人気の一方で、使うのがめんどくさいという評判を耳にする機会も多いのではないでしょうか。
確かに、使い捨てナプキンと比べると、布ナプキンの使用には多少の手間がかかります。しかしそれ以上に、布ナプキンにはたくさんのメリットもあるんですよ!
今回は、布ナプキンをめんどくさいと感じるおもな理由と手間を減らすコツ、布ナプキンを使うメリットについてまとめてご紹介します。
布ナプキンをめんどくさいと
感じる理由とは?
初めに、布ナプキンを使用する方が、布ナプキンをめんどくさいと感じてしまうおもな理由を2点ご紹介します。
洗濯がめんどくさい
布ナプキンは、1度使用したらその都度洗濯しなくてはなりません。
そのため、生理期間中に毎日洗うのがめんどくさいと感じる方も多いです。
使い捨ての紙ナプキンならば汚れたらそのまま捨てるだけ、ですのでまだ布ナプキンを使ったことがない人からみれば「洗う」という工程は今までなかったものなのでめんどくさく感じるもの。
また、そもそも自分の経血が付いた布ナプキンを洗うのに抵抗があるという方もいます。
出先に持ち運ぶのがめんどくさい
洗って繰り返し使う布ナプキンは、使用後も家まで持ち帰る必要があります。
そのため、使用済みナプキンの管理がめんどくさいと感じる方も多いです。
一枚一枚のナプキンが使い捨て紙ナプキンよりも多少厚みがあるのも、持ち運びをめんどくさいと感じさせる理由のひとつなのかもしれません。
ただし、のちほど紹介する布ナプキン用のチャック袋を活用すれば、布ナプキンの持ち運びは実はそれほど大変ではありませんよ。
また、いつも布ナプキンだけを使う必要はないため、外出中は使い捨てナプキンを使うなど、臨機応変に使い分けるのもおすすめですよ!
本当にめんどくさい?
布ナプキンの使い方を知ろう
布ナプキンを使うことは本当にめんどくさいのでしょうか?知らずにイメージだけでそう思っている人は、まずは基本的な使い方、洗い方を知っておきましょう
布ナプキンの使い方
布ナプキンは使い捨て紙ナプキンと使い方は変わりません。
下着に装着して、ある程度の時間が経てば経血が染み込んでいるので新しい布ナプキンと交換するだけ。
交換頻度は普通の使い捨て紙ナプキンと同じで大丈夫です。
使い方に関しては全くめんどくささは感じない人が多いでしょう。
むしろ、肌触りがよいことや通気性のよさで使い捨てよりいいと感じる人も少なくはありません。
布ナプキンによって形や厚み、素材が異なるので自分にフィットするお気に入りを見つけられるところも魅力のひとつです。
布ナプキンの洗い方
布ナプキンを洗うのがめんどくさいと感じる人は多いです
ですが意外と慣れるにつれめんどくささは軽減されていくものです。
使用済み布ナプキンは、まず経血汚れを水またはぬるま湯で落としてから浸け置き液に入れます。
3時間~半日ほど浸け置き液につけることでほとんどの経血汚れが取れます。
最後によくすすいで乾燥させるだけで完成。意外とめんどくさくないですよね。ポイントは浸け置き液にアルカリウォッシュを溶かしておくこと。
それによって浸け置きの間に経血汚れが分解されて汚れ落ちしてくれます。浸け置きで大半の汚れが落ちるので、案外洗うのも簡単なんです。
汚れ落ちをよりよくするテクニック
汚れが落ちにくいと、よりめんどくささを感じてしまいます。ここからは汚れが落ちやすくするための布ナプキンの使い方を紹介します。
使用済みは乾かさない
使用済みの布ナプキンは持ち帰る必要があります。
そのときに、そのまま袋に入れておくのはNG。経血は乾いてしまうと汚れが落ちにくくなってしまいます。
ですので、帰って乾いている状態なら通常より汚れを落とすのが厄介に。これがより、めんどくさいと感じさせてしまうでしょう。
使用済み布ナプキンは持ち帰る袋に入れる前に、アルカリウォッシュを混ぜた水で軽くスプレーして濡らしておきます。
小さなスプレーボトルにアルカリウォッシュ水を入れて持ち歩くだけで対応できます。そのひと手間が汚れを落ちやすくしてくれるため、必ずおこないましょう。
お湯の温度に注意
経血はタンパク質のため、50℃以上の温度で固まる性質があります。
洗うときに水よりもぬるま湯の方が汚れ落ちはいいのですが、あまり高すぎる温度は危険。経血が固まってしまうと生地の奥の汚れが落ちにくくなり、結果的にすごく洗わないと綺麗になりません。
なかなか落ちない経血汚れにめんどくささを感じてしまうことに。経血汚れを落すときは必ずぬるま湯にしましょう。
浸け置きも同様にあまり高温のお湯にならないように注意してくださいね。
布ナプキンのめんどくささを
軽減するコツ
布ナプキンの「めんどくさい」ことは洗うことと持ち運ぶこと、ということがわかりました。ここまで、布ナプキンがめんどくさい理由を紹介してきました。しかし布ナプキンは、コツを押さえて使用することで、ある程度使用する際の手間を減らすことができます!めんどくささが軽減すると使いやすくなりますよね!
入浴と同時に洗濯を済ませる
布ナプキンの洗濯の手間を減らすなら、入浴するときに布ナプキンを一緒に洗う方法がおすすめです。
洗濯方法は簡単!入浴時にぬるま湯で全体的にもみ洗いをして、その後は容器に入れて一晩浸け置きします。
翌朝は、布ナプキンをさっとすすいで他の洗濯物と一緒に洗濯機へ。洗濯後に干せば、布ナプキンの洗濯は完了です!
わざわざ洗う時間をとらずに、自分が身体を洗うついでに布ナプキンも洗うだけなので、わずらわしさを感じにくいでしょう。
洗剤スプレー&チャック袋を活用
使用済み布ナプキンの持ち運びには、洗剤スプレーとチャック袋を活用するのがおすすめです。
洗剤スプレーは、洗濯洗剤を水に溶かして、小さめのスプレーボトルに詰めて作ります。出先で布ナプキンを交換した後、肌面に洗剤スプレーを吹きかけておけば、帰宅後の洗濯時に経血が落ちやすくなりますよ!
また、nunonaで扱っている防臭チャック袋は、経血のにおいや漏れを防ぎ、密閉状態で布ナプキンを持ち運べます。そのまま浸け置きにも使える優れモノです。
nunonaの3D立体タイプを使用する
nunonaのオリジナル、3D立体タイプはクロッチ部分が開く仕組みになっています。
そのため、内側まで洗いやすく汚れを落としやすい構造です。
また、パカッと開く構造を利用して、干すときに開いて干せば乾かす時間も少なくて済みます。
3D立体はノーマルタイプと比べてデリケートゾーンに密着しやすくなり、漏れを防ぎます。
厚みはありますが、付けていてフィット感が心地いいでしょう。お手入れのしやすさからも、はじめての方にもおすすめのアイテムです。
布ナプキンを使用するメリット
めんどくささが気になりやすい布ナプキンですが、実はメリットもたくさんあります。最後に、布ナプキンを使用するメリットの一例を見ていきましょう。
デリケートゾーンの
肌トラブルを予防できる
nunonaの布ナプキンは、オーガニックコットン100%の生地を使用しており、デリケートゾーンに優しいことが魅力です。
布ナプキンは使い捨てナプキンよりも通気性がよく、下着内のムレやかぶれ、不快なにおいを最小限に抑えてくれます。
使い捨てナプキンでデリケートゾーンの不快感を感じたことがあるという方は、ぜひ肌に優しい布ナプキンの使用を検討してみてください!
ゴミの削減に貢献できる
使い捨てナプキンを布ナプキンに変えることで、ゴミの削減につながる点もメリットです。
使い捨てナプキン1枚は小さなゴミに見えても、1人の女性が1回の生理中に使う使い捨てナプキンは数十枚、1年間では数百枚にも上ります。
その点、同じ製品を3~5年程度使える布ナプキンは、余分なゴミをほとんど出さない、地球環境に優しい生理用品と言えるでしょう。
経血で体調管理できる
自分の排出した経血を見る、という行為が嫌だという声も少なからずあります。
ですが、実は経血の状態や量から体調管理にも役立つって知っていましたか?
生理は自分の身体を知るためのバロメータ。使い捨ての紙ナプキンだとほとんど何も見ないまま汚れたらポイっと捨ててしまいますが、布ナプキンは経血を見るきっかけになるんです。
はじめのうちは慣れないこともあり、とにかく経血汚れを落とさなきゃと必死になるとは思いますが、何回か周期を繰り返していくと、「今回は少なかったな」「期間が短くなった」「生理が終わると思ったのにまた量が増えた」など些細な変化にも気付くようになります。
「洗う」のがめんどくさい、と思っていたものを、「体調管理ができる」から必要なこと、という認識にかえることで、わずらわしさが軽減しますよ。
布ナプキンを始めてみよう!
ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に始められるのもうれしいポイントです。
布ナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、『布ナプキンの基礎知識』で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
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