布ナプキンが乾かないときは?
布ナプキンを使っていると、欠かせないのが洗濯です。洗濯は慣れてしまえば簡単ですが、季節柄や天気などによってはなかなか乾かない日もあるのが困りごと。
生乾きのままだと臭いの原因にもなるため、乾燥はしっかりさせてあげたいところです。しっかりと内側まで乾かすにはどうしたらいいのでしょうか。
そこで今回は「布ナプキンがが乾きにくいときにおすすめな乾かし方」について詳しくご紹介します。
布ナプキンが乾かない原因
乾かし方をみていく前に、まずはなぜ乾かないのか原因を把握しておきましょう。そもそもの洗い方が悪いのか、環境が悪いのか、原因を知ることで対処の仕方も変わってきます。
水分が残りすぎ
布ナプキンを洗った後、脱水はどうしますか?手洗いすることの多い布ナプキン、洗うついでに手で絞って終わり、という人も少なくはありません。ですが、手で絞る場合は布ナプキンの内側に水分が残りやすく、干す段階でもしっとりとしていることも。
ギュッと絞ってもなかなか水分をとるのは難しいのです。その場合、ネットに入れて洗濯機の脱水機能を使うと手軽に水気がきれます。
洗濯機をどうしても使いたくない場合は、乾いたタオルに挟んで何度も押さえつけるように両側から水分をとってから干しましょう。それだけでも、かなり水気が少なくなるので乾きやすくなります。
湿度が高い
もうひとつの乾かない原因は、布ナプキンの水分の問題ではなく周りの環境の問題になります。晴れの日と雨の日では当然晴れの日の方が洗濯物も早く乾きますよね?
空気中に湿気が多いと、布ナプキンの持っている水分も蒸発しにくくなるのでどうしても乾くのが遅くなります。
また、布ナプキンを一目につかせたくないからといって、お風呂場に干している場合も注意が必要です。お風呂場は水気の多い場所。当然湯船にお湯を溜め手入れば、湯気で湿気も多くなりますよね。もしお風呂場で乾かしたい場合は、しっかり換気をしながら乾かすことをおすすめします。
空調を利用して
すばやく乾かす
雨が続く梅雨の時期や冬は、なかなか布ナプキンが乾かないことも。そんな日は、お家の空調を利用することで乾かす時間を短縮できます。様々なアイテムを駆使してしっかりと乾かしていきましょう。
エアコンを使う
一年を通して室内を温度を保つのに役立つエアコンは、布ナプキンを乾かすときにも役立ちます。とくに部屋の湿気が気になるときは、「除湿モード」がおすすめ。部屋の湿気をできるだけ取り除くことで、布ナプキンを干したときにも乾きやすくなるんですね。
布ナプキンのためだけにエアコンの設定を変えたくないというときは、エアコンの風が当たる場所に干すだけでも違います。部屋の空気も循環するので快適にすごしながらも、布ナプキンの乾燥を助けられます。
浴室乾燥機も
エアコンを使うとなるとどうしてもリビングやお部屋の中に布ナプキンを干すことになってしまいますが、見えるところに干したくないという方もいますよね。
そんなときに便利なのが、浴室乾燥機。乾燥機を使うことで、見えにくい浴室内で布ナプキンを乾燥させることができます。浴室乾燥機を使う場合は、湯船にお湯が溜まっていないかチェックしてくださいね。
屋外ですばやく
乾かす方法
空調が利用できないとき、室内よりも屋外の方が風の流れもあるので早く乾くもの。雨の日は例外ですが、屋外で乾かすにあたって注意することをご紹介します。
風通しのいい場所に干す
布ナプキンを干すときに他人からはみえないようにしたいものですが、あまり奥まった場所に干すと乾きが悪くなる場合があります。
せっかく干すならば風がきちんと当たる場所、できれば日の光も当たるところがいい環境です。紫外線があたることで殺菌作用も期待できるので、気持ちよく干せます。
目隠しも忘れずに
風通しがいい場所を見つけたら、そのまま干すのはちょっと待って。一目で布ナプキンだとわかる干し方はNGです。洗濯ピンチで干しているのなら、まわりを囲むように薄手のハンカチやタオルで目隠しを作ってあげるといいでしょう。
ぐるっと1周囲うのですが、ハンカチやタオルとの空間があれば問題なく乾きます。上側、下側は囲まれていないので風もちゃんと流れるはずです。
夜は取り入れて
日中干してみたけどもう少し乾かしたい、と夜も干し続けるのはNGです。夜は昼間と比べると温度が低くなっているので、当然布ナプキンが乾きにくくなります。
乾くのに時間がかかればかかるほどに生乾き臭が発生してしまうので、夜まで乾かなかった場合は一度室内の風当りのいい場所に移動しましょう。
夜の外干しは防犯上もおすすめできません。女性ならではの布ナプキンを干しておくことで、そこに女性が生活していることを外部に知られる恐れがあるからです。そういった面でも一度取り込むことがいいといえるでしょう。
乾燥機やアイロンも
たまにはOK
布ナプキンも、他の衣類と同じように乾燥機やアイロンを使っても大丈夫です。ですが、頻繁には布にダメージを与えてしまうことになるので気を付けて使いましょう。
乾燥機を使うときは
一番手っ取り早い方法は、洗濯機をした後に乾燥機で乾かす方法です。スイッチひとつで放置していればそのうち乾くほか、かなり時間も短縮されて乾きます。家に乾燥機があれば使いたくなりますよね。ですが、乾燥機で乾かしてしまうと縮んでしまったり、つながるのであまり頻繁には使わないようにすると良いでしょう。どうしても乾かないときには使ってみると良いですね。
布ナプキンはデリケートな部分に使うアイテムのため、素材にもこだわりがあります。オーガニックコットンは縮まないようにする化学処理をしていないため、乾燥機には向いていないんです。どうしても早く乾かしたいから使う、というときは「ネットに入れる」、そして「風量を弱に設定する」などできるだけ弱いパワーで乾かしましょう。
アイロンも活用して
乾燥機だけでなく、アイロンを使って乾かすこともできる布ナプキン。低温でゆっくりあて布をして乾かすことで、布ナプキンの生地が傷みにくい状態でお手入れが可能ですよ。
ただし、内側まで熱が届きにくく中が乾きづらいという問題も。内側まで乾かしたいあまりに、同じところにずっとアイロンをあてたり、何度も何度もアイロンをあて続けたりすることで肌触りのフワフワ感が失われます。シワ伸ばしにはいいかもしれませんが、限度はあるので注意しましょう。
乾きやすい布ナプキンはコレ!
すばやく乾かす方法を試してみるのはもちろんですが、布ナプキン自体乾きやすいものを選ぶのもおすすめですよ。
nunonaにもタイプが2種類あるので、乾かしやすいのを考慮して選んでもいいかもしれません。
布ナプキンのつくりをチェック
布ナプキンは吸収力を上げるために布が何層にも重なるため、乾かすときには少し大変なものも。そのため、できるだけ布の部分を広げて干せるようなタイプだと比較的早く乾かすことができます。
当然、分厚いものよりも薄いものの方が乾くのが早いです。しかしその分経血の吸収量も少なくなるので、多い日などは選ぶことができません。
おすすめは
「3D布ナプキン」
nunonaの布ナプキンはノーマルタイプと3Dタイプの2種類から選べます。ノーマルタイプはスッキリした付け心地で、着用時のごわつきが少ないのが特徴。対して、3D立体タイプはノーマルよりも吸収量が多く、立体的な構造で伝い漏れがしにくいのが特徴です。
ちなみに吸収力もノーマルタイプと比べて1.2倍もあるんです。厚みがあるので乾きにくそうだと思いそうですが、実はクロッチ部分に秘密が。クロッチ部分がパカッと開くような構造なので、洗うときに内側までしっかり洗いやすい他、乾かすときに開いて干すことで通気性もアップします。
「洗濯がめんどう」「なかなか乾かない」という悩みに加えて、「漏れが心配」という布ナプキンはじめてさんならではの不安も解決してくれます。
布ナプキンを始めてみよう!
ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に始められるのもうれしいポイントです。
布ナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、『布ナプキンの基礎知識』で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
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