エコになる!布ナプキンの作り方とコツ
「いらない布で布ナプキンを作れたらもっと数を揃えられるのに…」と思うことはありませんか?市販のものもいいけど、自分で作るのも楽しいですよね。手作りの布ナプキンは意外と簡単に作れるものです。好みのデザインや素材を使って、世界にひとつのオリジナルの布ナプキンを作りましょう。
そこで今回は、エコになる!布ナプキンの作り方とコツについてご紹介します。裁縫がはじめての方でも安心して試せる布ナプキンの作り方も、ぜひ参考にしてみてください。
布ナプキンを作る前に確認したい
3つのアイデア
デリケートな肌に当てる布ナプキンは、ハギレやタオル・着古した洋服など身近にあるいらない布を使って、簡単に作る方法がおすすめです。では、布ナプキンを手作りする際のアイデアについて、詳しく見ていきましょう!
使い捨てタイプの布ナプキンは
ミシンなしですぐ作れる
布ナプキンというと防水シートや、留め具部分などが必要で、手作りするには難易度が高いと感じる人も多いですよね。しかしミシンで縫う必要のない使い捨てタイプの布ナプキンは、いらない布と裁断バサミを使って簡単に作れます。
作り方はいらない布を裁断して折りたたむだけなので、裁縫が苦手な人にも挑戦しやすいでしょう。
着古した洋服を使って作る
布ナプキンを手作りする時は、肌に良い高級布地にこだわる必要はありません。着古したTシャツや、洋服・タオルは水分を弾きにくいので、経血の吸収性に優れています。
また何度もお洗濯した洋服は布のハリが少なく、肌に当たる部分がやわらかいという嬉しいメリットもあります。
子どもの洋服を
アップサイクルする
子どもの成長に合わせて洋服をそろえていくと、サイズアウトした洋服の処分に困ってしまうこともありますよね。
おさがりとしてリユースする方法ありますが、布ナプキンにアップサイクルしてみるのも良いでしょう。アップサイクルすることで、洋服に新しい価値が加わります。さらに、布ナプキンとして再利用できるためエコになります。
コットン100%の洋服は、お肌にも優しいのでアップサイクルにおすすめの布地です。薄手の洋服は、吸収力が期待できないため、おりもの用の布ナプキンとして使ってみたり、何層かに重ねて作ってみたりアレンジしてみてくださいね。
※アップサイクルとは、不用品に新しい価値を見出し、そのもの自体の価値を高めることです。
布ナプキンを手作りするコツ
いらない布を使って手作りするなら、使い勝手の良い布ナプキンを作りたいもの。いらない布で使い心地の良い布ナプキンを作るコツを見ていきましょう!
通気性の良い布地を選ぶ
通気性の良い布ナプキンはショーツの中のムレを防ぎ、においやかゆみなど生理時の肌トラブルを軽減させてくれます。コットン100%のタオルやTシャツ、麻・シルクなどの天然素材100%の布地は通気性に優れているため、布ナプキンにおすすめです。
反対にレーヨンや、ポリエステルなど化学繊維が多く含まれた布は、湿気がこもりやすいため、布ナプキンを作る時は布の素材をよくチェックしてみましょう。
自分が使いやすい形を選ぶ
布ナプキンの使いやすい形は、生活スタイルによって変わってきます。使い捨てタイプの布ナプキンでも、デリケートゾーンにフィットするように布の幅や、折りたたみ方を自分好みに変えてみましょう。
生理期間中の経血量や、生活パターンに合わせて自分が使いやすい形を研究してみるのもおすすめです。
3種類の布ナプキンの作り方
布ナプキンの型は、大きくわけて3種類のタイプにわかれています。それぞれに特徴があり、手作りの難易度も変わります。作りやすいタイプの布ナプキンから、チャレンジしてみましょう!
プレーンタイプの布ナプキン
シンプルな形のプレーンタイプは、裁縫が苦手な方でも作りやすく、ハンカチのような四角い布を折りたたんで使うタイプの布ナプキンです。ハンカチのように干せるので、布ナプキンだと気づかれずに洗濯ができます。
プレーン型の布ナプキンは、ショーツの幅に合わせて折ってから、布の周りを手縫いするだけで簡単に作れます。タオルハンカチやハンドタオルを利用すれば、型紙も必要ありません。
縫い方も直線縫いでOKなので、初心者の方でも作りやすいですよ。もちろん、好みの布を四角に裁断してから縫い合わせることも可能です。
ホルダータイプの布ナプキン
ホルダータイプは、ショーツに固定するホルダーに、折りたたんだプレーンタイプの布ナプキンを重ねて使う布ナプキンです。
吸収体だけ交換すればホルダーはそのままで大丈夫です。ホルダータイプの布ナプキンを使うときは、透湿防水布を使って作るのがおすすめ!透湿防水布は、水を通さず湿気は逃す構造なので、経血がしみ込むリスクが軽減できます。
初心者の方は、ひし形のホルダータイプの布ナプキンが作りやすいですよ。型紙は、ネットで無料公開されているものを参考にすると良いでしょう。
一体型の布ナプキン
一体型ナプキンは、1枚で使える紙ナプキンのような作りの布ナプキンです。
一体型の布ナプキンは、型紙や布の準備が必要なことに加え、縫う場所が多く初心者の方には少しハードルが高いかもしれません。チャレンジするときは、ミシンを使って、強度の高い布ナプキンを作りましょう。
一体型の布ナプキンの型紙に合わせて裁断したら、布を裏表にしてミシンで縫います。裏返す部分を考慮して、全部縫い合わせないのがポイントです。裏返したらアイロンをかけ、スナップボタンをつければ完成です。
プレーンタイプのフィット感を高める方法
プレーンタイプの布ナプキンは、一体型の布ナプキンよりもフィット感がいまいち。ズレたりヨレたりして、布ナプキンをつけていても気になってしまうかもしれません。
そこで、クロッチ(デリケートゾーンに二重に縫い付けられた布地の部分)に固定できるよう、作ってみるのがおすすめです。クロッチに対して布がひし形(◇)になるように置いてから、紙ナプキンの羽のようにクロッチを包みスナップボタンで留めましょう。
クロッチ部分にひし形で固定すれば、経血を受け止める部分も前後に長くなるため、漏れが心配な方にもおすすめの方法です。
手作りの布ナプキンを
使う時の注意点
最後に、手作りの布ナプキンを使う時の注意点をまとめてみました。
使い捨て布ナプキンは
しっかりと肌に当てる
特に裁断して折りたたんだだけの使い捨てナプキンは、留め具のホックがないので動きが多いと、位置がズレやすくなります。経血漏れを防ぐためにも、デリケートゾーンに密着する位置にしっかりと合わせましょう。
折りたたんだ布を重ねて厚みを出すと、凸凹の多いデリケートゾーンの隙間がカバーして肌に密着しやすくなりますよ。
経血量が多い日は
市販の布ナプキンと併用する
経血量が多い日は、いらない布を使った手作りナプキンだけだと心もとなく感じることもあるかもしれません。ですが、手作りナプキンと市販の布ナプキンと併用して使えば、経血漏れやデリケートゾーンのかぶれの心配も軽減されます。
市販の布ナプキンには防水シートが挟みこまれているタイプや、伝いモレを防ぐ3D構造のものもあるので、経血量によって選び分けてみるのもおすすめです。
手作りが難しいと感じたら
nunonaの布ナプキンがおすすめ
「手作りに挑戦したいけど時間がない」「挑戦したけど、つけ心地がイメージと違う」など、手作りをしてみて気づくこともあります。そんなときは、nunonaの布ナプキンがおすすめです。
オーガニックコットンを使用しているので
お肌に優しい
nunonaの布ナプキンは、肌面に100%オーガニックコットンを使用しています。
世界基準認証のオーガニックコットンの糸からつむいだ生地のみを使用しているので、厳しい基準をクリアしたコットンのみで作られている特長があります。
優しい肌触りなので、ムレやかぶれが気になる方などにも安心してお使いいただけるでしょう。
ノーマルタイプと
3Dタイプがある
nunonaの布ナプキンは、バリエーションが豊富です。薄さが魅力のノーマルタイプは、紙ナプキンと同じ感覚で使えます。軽いつけ心地なので、洋服に響きにくいメリットがあります。
3Dタイプの布ナプキンは、立体構造なので洗いやすく、厚みはノーマルタイプの2倍もあり漏れが気になる方向きです。
スリムでふわふわなつけ心地と厚めでふわふわなつけ心地から、好みの布ナプキンを選択しましょう。布ナプキンを自分で作ることで、布ナプキンに愛着がもてたり、自分好みの布ナプキンが作れたりするメリットはありますが、作ることが苦痛になってしまっては残念ですよね。
作るのが難しいときは、既製品の布ナプキンを上手に活用しましょう。時間に余裕ができたときなど、作りたいタイミングがきたら今回の記事を参考に作ってみてくださいね。
布ナプキンを始めてみよう!
ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に始められるのもうれしいポイントです。
布ナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、『布ナプキンの基礎知識』で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
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