重曹で吸水ショーツをきれいにする方法

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最終更新日:2023/03/22(水)

掃除や洗濯に便利なアイテムのひとつとして、「重曹」はよく知られていますね。自宅に常備している方も多いのではないでしょうか。しかし、実際には重曹は床やキッチン周りの掃除に向いているイメージが強く、洗濯物にはあまり使ったことがない方も多いようです。重曹がどんな種類の汚れと相性がいいのか、布ナプキンや吸水ショーツの洗濯にも使えるかどうかを詳しく知っている人はあまりいないかもしれません。

今回は意外と知らない重曹について、どんなものなのかや吸水ショーツの洗濯に使う場合の使い方をご紹介します。吸水ショーツの簡単な洗濯方法を探している方や、自宅の重曹を有効活用したいと考えている方には、ぜひ注目していただきたい内容ですよ!

重曹ってなに?
重曹で吸水ショーツを洗うメリット

重曹とは、塩を電気分解してつくられる「重炭酸ソーダ」のこと。パンやお菓子づくりに欠かせないベーキングパウダーの主成分としても知られています。掃除や洗濯などによく使われるイメージが強いですが、環境への負担が少ないことから雑草の処理や、ゴミのにおいを抑えたりとさまざまな場面で使われています。重曹は弱アルカリ性。弱アルカリ性の洗剤は素材を傷めにくく、アルカリで汚れを分解する力があるという特徴があります。

 

衣類に使用する場合も、生地は傷めにくいのに汚れは分解して落とすという、大切な衣類やデリケートなものを洗うのにはとても便利な性質を持っています。そんな重曹のはたらきについて、より詳しく見ていきましょう。

01.

皮脂汚れが落ちる

皮脂汚れが落ちる

重曹は弱アルカリ性のため、酸性の汚れを落とすのに向いています。

酸性の汚れは油、吸水ショーツでいえば皮脂や汗といった汚れが該当します。皮脂汚れがしっかり落とせていないまま放置すると、空気に触れることで酸化が進み、吸水ショーツが黄色くシミになることがあります。粉の重曹をしっかり揉みこみながら洗うと、汚れが落ちやすいですよ。日中に汗をかきやすい方や、寝ている間に使用した吸水ショーツなどに、重曹があると便利ですね。

02.

消臭できる

消臭できる

置いておくことで消臭剤としても使用できる重曹。洗濯に重曹を使うと、においの軽減にも役立ちます。

弱アルカリ性なので酸性のにおいを中和し、汗などの悪臭を消してくれるんです。とくに吸水ショーツは皮脂やおりもののにおいが気になることがあります。汚れを落とすだけではなく、においまで抑えてくれるのはかなりありがたいですよね。靴のにおいの予防や、ゴミの処理などにも役立つアイテムです。

03.

漂白できる

漂白できる

布の黄ばみの原因は、皮脂汚れや汗が酸化して現れるもの。黄ばみは酸性の汚れが大きくかかわっています。

皮膚と布が擦れたときに繊維の奥に汚れがついたものが、だんだん空気に触れて酸化し、気がついたときには蓄積された黄ばみ汚れに。布ナプキンや吸水ショーツを長く使えば使うほど、汚れは目立ちやすくなります。そんな汚れの分解に、重曹が役立ちます。

ただし、重曹はあくまで弱アルカリという小さいパワーで汚れを落としていく洗剤。長年蓄積された頑固な黄ばみやシミなどは、落としきれないこともあります。

ですので重曹で漂白できるとはいっても、毎日の汚れをしっかりと落すように心がけるようにすることが大切です。

重曹での
吸水ショーツの洗い方

では実際に、「重曹でどんな風に吸水ショーツを洗えばいいの?」という疑問について解説していきます。布ナプキンと吸水ショーツの洗い方は、ほとんど同じで大丈夫。【揉み洗い→浸け置き→すすぎ】の3STEPでOKです。ちょっと違いがあるとすれば、吸水ショーツには汚れていない部分の面積が多いというところ。揉み洗いでは、汚れがついている股のクロッチ部分を中心に洗いましょう。

01.

まずは揉み洗い

まずは揉み洗い

汚れた吸水ショーツをはじめに揉み洗いしていきます。吸水ショーツには厚みがあるので、奥にも汚れが溜まっています。そのため洗うときは経血汚れを手で優しく押し出すようにして汚れを落としましょう。

流水で流しながら汚れを押し出していくと、はじめは血の色が濃くでていたものがだんだんと薄くなっていきます。流れ出てくる水がほぼ透明になれば揉み洗いは完了。このとき表面にまだ汚れが残っていても、浸け置きで落ちるので大丈夫です。

02.

浸け置き

浸け置き

浸け置き用のバケツに浸け置き液を用意します。ここで重曹が登場。水1.5リットルに対し、重曹は大さじ1くらいでOK。重曹は粉末で少し溶かしにくいので、しっかりかき混ぜておくのがポイントです。浸け置き液は吸水ショーツがしっかり浸かるよう、たっぷり作っておきましょう。

浸け置き時間は短くて3時間、長くても半日で一回様子を見ることをおすすめします。3時間で既に汚れがきれいに落ちているようなら、軽くすすいで洗濯機で洗います。洗濯機では、洗濯ネットを使用します。

このとき、柔軟剤を入れてしまうと吸水性が悪くなる場合があるので気をつけましょう。半日浸け置きしたにもかかわらず汚れが落ちていない場合は一度取り出して、新しい浸け置き液に取り替えます。

吸水ショーツを軽くすすぎなおしてから新しい浸け置き液に入れ、さらに3時間から半日おいて汚れ落ちを見ていきます。大抵の汚れは二度も浸け置きをすれば取れるものですが、どうしても落ちないシミがある場合、洗剤を強いものに変える必要があります。色落ちさせずに漂白ができる「酸素系漂白剤」などを試してみるといいでしょう。

重曹を浸け置きに使う場合、浸け置き用のバケツの素材も確認しておきましょう。布ナプキンの浸け置きに使われることの多いプラスチックやホーローであれば問題ありません。しかしアルミや銅といった素材の場合、容器が黒ずんだりする場合もあるため注意が必要です。

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賢い重曹の使い方

重曹を買ってはみたけど、布ナプキンや吸水ショーツに使うだけで使い道がない、という人に重曹の賢い使い方をご紹介します。普通の洗濯はもちろん、ピンポイントの汚れ取り剤や洗濯以外にも使用できるので、知っておくと便利ですよ。

溶かし具合で部分汚れにも対応

溶かし具合で部分汚れにも対応

例えば下着や洋服だけでなく靴やキッチンマットのように、汚れの程度はものによってそれぞれです。軽い汚れの場合は、粉末の重曹を水に溶かしてよくかき混ぜましょう。浸け置きのときは特に重曹が溶けていないと十分な効果が期待できなくなります。

頑固な汚れや部分的な汚れを落したいときには、重曹を少なめの水で溶いてペースト状にしたものを塗るのがおすすめです。ただしペースト状にすると表面部分にしか重曹がつかないため、布の奥に染み込んだ汚れには適していません。

布に染み込んだ汚れを落とそうと思ったら、ペースト状の重曹をのせた上から液体の洗剤を垂らして浸透させましょう。その後30分ほど放置して汚れの取れ具合を確認します。汚れに合わせて使い方をアレンジできるため、幅広いアイテムに使えるのが魅力のひとつです。

洗剤と混ぜて使う

洗剤と混ぜて使う

重曹は単品でももちろん洗濯に使えますが、洗濯洗剤や洗濯石けんと混ぜて使うこともできるんです。

使い方は簡単。洗濯する際に既定の量の洗濯洗剤にプラスして重曹を投入するだけです。いつもの洗濯の泡立ちがよくなり、汚れ落ちやにおい予防のアップにも期待できます。

重曹は溶けにくいことがあるため、洗濯物を入れる前にぬるま湯などで溶いてから、洗濯槽に入れておきましょう。

重曹を溶かすときはぬるま湯で

重曹を溶かすときはぬるま湯で

重曹を溶かすとき、普通に水に混ぜているだけでは溶けきれなくて効果がいまいちの場合も。容器の下に溜まってしまっていた、という経験はありませんか?基本的に重曹は溶けにくいので、先述したように水と混ぜるときはぬるま湯を使うといいでしょう。

溶け残りがあると吸水ショーツについたままになってしまうことがあります。乾いたあとに粉のようなものが付着している場合があるので、しっかりと混ぜて溶かす、または重曹を少し少なめの量から始めるといいですよ。すすぐときにもきちんと洗い流せているかを確認しましょう。

重曹スプレーで消臭

重曹スプレーで消臭

重曹を水で薄めた重曹スプレーを作っておけば、シュッと一吹きするだけで消臭スプレーとして活用できます。

夏場の汗や皮脂の嫌なにおいは酸性の場合が多く、弱アルカリ性の重曹が気になるにおいを打ち消してくれます。生ごみを入れておくゴミ箱や、洗う前の靴や衣類にシュッと吹きかけておくのもおすすめですよ。手軽で簡単に作れるので、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

重曹よりアルカリウォッシュ?

重曹と同じような使い方の、「アルカリウォッシュ」という洗剤もよく耳にすることと思います。似ているから同じじゃないの?と思う人もいるかもしれませんが、少しだけ違いがあります。ここからはアルカリウォッシュについて解説します。

アルカリウォッシュの特徴

アルカリウォッシュの特徴

アルカリウォッシュとは、セスキ炭酸ソーダともいわれる界面活性剤不使用の洗剤のこと。弱アルカリ性の重曹とアルカリ性の炭酸ナトリウムの複塩、phは約9.8の弱アルカリ性。重曹はph約8.2なのでアルカリウォッシュは重曹よりも若干アルカリが強い洗剤ということです。

この、ちょっとだけ重曹よりアルカリが強いところがポイントです。重曹は「皮脂汚れが落ちる」「消臭できる」「漂白できる」といった魅力がありましたが、その魅力をそのままに、洗浄力が少しアップした洗剤がアルカリウォッシュということになるんです。

皮脂汚れはもちろん、経血などを含むタンパク汚れも落せるのでサニタリー用品の洗濯にもピッタリです。アルカリウォッシュ自体は布を傷めるほどに強力ではないので、毎日の洗濯にも使用できます。重曹よりも水に溶けやすく、使い勝手がいいというメリットもありますよ◎

吸水ショーツには重曹?
アルカリウォッシュ?

吸水ショーツには重曹?アルカリウォッシュ?

吸水ショーツを洗うときには、重曹をとアルカリウォッシュのどちらを使えばいいのでしょうか。まず、どちらも粉タイプなので使い勝手はほとんど同じです。ですが、既に家に重曹があるというなら重曹でも問題はありません。

どちらも布を傷めにくく、経血汚れをやさしく分解して落としてくれるので吸水ショーツにはおすすめの洗剤です。しかしアルカリウォッシュの方が汚れ落ちが良く水に溶けやすいため、吸水ショーツの洗濯用としてこれから新しく購入するなら、アルカリウォッシュを選ぶのがおすすめです。

布ナプキンお洗濯のよくあるQ&A

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この記事を書いた人
いまむらゆかこ
いまむらゆかこ

大阪市在住のフリーライターです。エステティシャンとスキンケアメーカー勤務を経て、肌や美容・ライフスタイルに関わる記事を中心に執筆。おとな女性に向けたコンテンツを日々作成し、届けています。野良出身の足が短いねこと暮らしています。

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