布ナプキンが緑色に変色する原因は?
布ナプキンを使用していると、まれに緑色に変色するケースがあるそうです。
布ナプキンは、体の中でもデリケートな部分に当たるものですから、変色や不衛生な状態になるのはできるだけ避けたいですよね。
そこで今回は「布ナプキンが緑色に変色した場合に考えられる原因」と「布ナプキンの正しい洗濯方法」についてご紹介します。
布ナプキンが
緑色に変色する原因は?
布ナプキンが突然緑色になったら、誰でも驚きますよね。カビ?雑菌?この緑の正体はなんなのか気になってしまいます。少なくても気持ちがいいものではないのは確か。最初に、布ナプキンが緑色に変色する原因を考えてみましょう。
はっきりとした
原因は不明
実は、布ナプキンが緑色に変色する現象について、はっきりと根拠のある原因はわかっていません。
しかし、布ナプキンの変色は、洗濯する際の浸け置き洗いの時間が関係している可能性があります。
変色の原因は
長時間の浸け置き洗い!?
布ナプキンの変色には、長時間の浸け置き洗いが関係している可能性があります。
布ナプキンの浸け置き洗いは、通常3時間から半日程度行いますが、うっかり長時間放置すると、雑菌やカビが繁殖して緑色になる場合があるのです。
浸け置き液に洗剤が入っているからと、放置しすぎはNG。長く置くときは途中で水を入れ替える必要があります。
特に夏場など雑菌が繁殖しやすい時期は、水に浸けた布ナプキンを長時間放置しないよう注意しましょう。
経血の古い汚れ
経血を毎回きちんと洗えていないと、だんだんと汚れが蓄積していきます。
経血汚れといえば赤いものを想像しますが、古くなった経血汚れは黒く酸化していきます。
それがだんだんと溜まっていき、目に見えて気になるときには黒ずんだ緑っぽい汚れにも見えなくもありません。
緑に変色させない
洗濯のコツ
布ナプキンが変色したり早く劣化したりすると、何度も繰り返し使えるという布ナプキンのメリットを活かせなくなることに……。そこで次に、布ナプキンをきれいに使い続けるための洗濯のコツをご紹介します。
正しい手順で洗濯する
布ナプキンが緑になる原因は様々考えられますが、どれもいいものではありません。普段のお手入れをきちんとすることで、緑への変色は防止できます。
布ナプキンは、正しい手順で洗濯をしましょう。布ナプキンの洗濯は「もみ洗い」「浸け置き洗い」「すすぎ」の3ステップで行います。
もみ洗いとすすぎの工程では、力を入れてゴシゴシ擦るのではなく、経血を押し出すように優しく洗うのがコツです。
【ポイント】
布ナプキンの経血汚れを流すのに、水でもいいですがぬるま湯の方がより汚れが落ちやすくなります。
ですが、暑ければいいわけではありません。
経血は50~60℃の高温になると固まってしまう性質があります。そのため熱すぎるお湯で洗おうとすると、生地の中に入り込んだ経血がそのまま固まってしまい、汚れが落ちづらくなってしまいます。
必ず40℃以下のお湯で洗うように心がけましょう。
浸け置き洗いは
3時間~半日程度!
浸け置き洗いの工程では、布ナプキンを浸けたまま長時間放置しないよう気を配りましょう。布ナプキンの浸け置き洗いの適切な時間は3時間~半日程度です。
半日以上浸けたままにする場合は、雑菌が繁殖しないよう水を取り換えましょう。水を取り換えずに放置すると、雑菌の繁殖により、布ナプキンが緑色に変色する可能性があります。
【ポイント】
浸け置き液にはアルカリウォッシュを溶かしておきましょう。つけている間にアルカリウォッシュの働きで汚れを浮かせてくれますよ。
しっかり乾燥しよう
変色の原因にはカビも含まれます。
布ナプキンをしっかり洗ったとしても、その後の乾燥がちゃんとできていなければ、十分カビの生える条件に。
しっかり乾燥しないまま収納してしまうこともカビの原因になります。
干す前に洗濯機の脱水機能を使って水分をなるべく減らしておきましょう。
乾かす場所は風通しのよい場所にします。人目が気になるときはハンカチなどで周りを目隠しして干すといいですよ。
室内干しの場合は扇風機やエアコン、浴室乾燥機などを活用するのもおすすめです。
【ポイント】
乾いたかな?と思っても実は内側が乾いていない場合もあります。
しっかり内側まで乾かないまま収納してしまうと、カビが生えてしまうことに。どっちかな?と思ったら長めに乾かしておくといいでしょう。
変色やこびりついた
汚れを落とすには?
変色した布ナプキンを、簡単に捨ててしまうのはもったいないですよね。そこで最後に、布ナプキンの変色や汚れを落とす方法をご紹介します。
ただし、変色や汚れが100%落ちるとは限らないため、どうしてもきれいにならない場合は買い替えも検討しましょう。
洗濯機で洗う
布ナプキンの変色や汚れが気になるときは、手洗いに加えて洗濯機でも洗ってみましょう。手洗いですすぎまで済んだ布ナプキンは、他の洗濯物と一緒に洗濯できるので、わざわざ個別に洗濯機を回す手間もありません。
ただし、布ナプキンを洗濯機で洗うときは、洗濯ネットに入れるのを忘れないようにしましょう。
洗濯機で洗う場合にも少し気を付けて欲しいことがあります。
それは柔軟剤を使うことです。柔軟剤は香りもよく、手触りや質感をフワフワにしてくれるので、むしろ使ったほうがいいのでは、と思う人も多いかと思います。
ですが、実は柔軟剤は衣類に薄い油膜を張ることで衣類の静電気を防止したり、手触りをフワフワにさせたりしているんです。
その油膜で経血を吸収しにくくしてしまうので、布ナプキンにはあまり使わないほうがいいでしょう。
酸素系漂白剤を使う
布ナプキンの洗濯用洗剤には、通常セスキ炭酸ソーダ100%でできた「アルカリウォッシュ」をおすすめしています。
しかし、アルカリウォッシュで汚れが落ちない場合は、頑固な経血残りに効果的な「酸素系漂白剤」を使ってみるのも1つの手です。
布ナプキンの洗濯に使える酸素系漂白剤は、nunonaでもお手ごろ価格で販売していますので、布ナプキンと合わせてぜひチェックしてみてください!
酸素系漂白剤はアルカリウォッシュよりは強いですが、色柄物にも使えます。汚れが特に気になる部分に揉みこんで、そのまま浸け置きしてみてくださいね!
捨てる前に塩素系漂白剤
それでも取れない、もう捨てるしかないかも。
そんなときの最終手段は塩素系漂白剤です。
酸素系漂白剤でも取れなかった汚れやシミを強力な洗浄力で落すことができます。
ですが、その強力さ故に、布ナプキンの柄面の色まで落してしまうので、本当に捨てるしかないくらいの最終手段で使いましょう。
強力な洗浄力なので布も傷めてしまいます。何度も繰り返すとゴワゴワでせっかくの布ナプキンの風合いが悪くなるので、普段は使わないようにしてくださいね。
洗いやすい3D布ナプキンがおすすめ!
ここまで経血残りや頑固な変色残りを落とす方法をご紹介していましたが、そもそも布ナプキンのお洗濯がもっと簡単にできれば…と思いますよね。
そこでおすすめなのが、布ナプキンのお洗濯の手間を少しでもなくしたい!という想いから開発された、業界初のめくって洗える3D立体構造の布ナプキンです。
パカッと開く立体構造という特徴から、洗い方も通常のノーマル布ナプキンとは異なり、吸収面をひっくり返して表裏両面からもみ洗いをすることができます。
布ナプキンを始めてみよう!
ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に始められるのもうれしいポイントです。
布ナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、『布ナプキンの基礎知識』で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
この記事を読んだ人へ
おすすめ商品
nunonaのおすすめ商品
-
おすすめ特集
-
布ナプキン
-
布ナプキン吸水ショーツ
-
その他グッズ