タイミング法での妊娠で大切なこと

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最終更新日:2020/09/15(火)

そもそも「妊娠」とは

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男性から放出された精子が女性の体内に入り、排卵された卵子と出会うと受精卵になります。この受精卵が子宮内に着床し、はじめて「妊娠」が成立します。この「排卵」「受精」「着床」の流れを成功させるためには、とにかく女性に排卵が起こり、そこで精子と出会う必要があるのです。

この排卵は、健康な女性の場合で月に1日のみ。そのため、タイミングを合わせて精子を送り込む、つまり性交を行う必要があるのです。

このように女性の排卵日に合わせて性交する日を指定するのが、いわゆる「タイミング法」であり、妊娠を目指すカップルにとっては最も基本的なことです。

妊娠しやすい時期とは

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「排卵日にしか妊娠しないの?」とお思いの方も多いでしょうが、実はそんなことはありません。

排卵された卵子は、卵管膨大部というところにとどまります。ここで精子と出会うことで受精が可能になります。卵子の寿命はおよそ24時間。対して精子の寿命はおよそ5日間と言われています。精子と卵子の寿命の差から、排卵日のみならずその前後が妊娠可能期間となります。

精子の寿命と卵子の寿命から、排卵日前5日間と排卵後1日の計6日間が妊娠可能時期と言えます。

排卵日を予測するにはどうしたらいいの?

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排卵日前後に妊娠することはわかりましたが、ではその肝心の排卵日を予測するにはどうしたらいいのでしょうか?

最も一般的なものが、基礎体温の測定です。しかし、基礎体温だけでは、おおまかな生理周期はわかっても、排卵日を特定するのは難しいものです。より簡単に排卵日を知るためには、頸管粘液、いわゆる「おりもの」をチェックすると良いでしょう。

おりものは、排卵期になると粘り気と量が変化してきます。排卵が近づいてくると、粘液はネバネバと粘性が強くなり、指にとって伸ばしてみると約10cmほど切れずに伸びるようになります。これが排卵日が近いサインで、この時期が一番妊娠しやすいと言われています。おりものの粘り気と量をチェックして、排卵日を予測しましょう。

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おりもののチェックは、排卵日の予測だけでなく、病気やトラブルの早期発見にもつながります。おりものの粘り気と量以外にも「色」を確認できるとさらに良いので、肌面が白いおりものシートやナプキンを普段から使用して、おりものの状態をチェックしましょう。

排卵日を予測してタイミングをとればばっちり?

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卵子が排卵された卵管膨大部に精子を送り込めば妊娠しますが、卵子の寿命は上記の通り24時間ほど。しかも、排卵された瞬間を特定することは困難であり、完璧にタイミングを合わせて性交するのは非常に難しいものです。

また、精子の寿命は約5日間と長いので、先に精子を送り込み、その後卵子が排卵されるのを待つ形にした方が、妊娠確率が上がると言われています。つまり、排卵日当日よりも前、できれば前日か前々日に性交するのが、最も妊娠しやすいと考えられています。

妊娠の近道、タイミングをとるためには

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妊娠を望む妊活中のカップルにとって、一番近道なのがこのタイミング法といえます。

しかし、いくら妊娠のためとはいえ、タイミングにばかり気を取られてしまうと、性交が義務的なものになってしまいがちです。特に男性はデリケートなので、日にちを指定されると、プレッシャーを感じて性交できなくなってしまうことも少なくありません。

排卵日を意識しつつ、その日周辺だけではなく、できるだけ自然に多く性交するのがより確実でしょう。女性は、おりもののチェックを意識し、めでたく赤ちゃんを授かれるように、自分の身体のリズムを知っておくと良いでしょう。

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