布ナプでムレ・かぶれ・かゆみを防ぐ!
布ナプキンを使ったことのない方からよく頂く質問には、「布ナプキンってどんなところが良いの?」「手入れが面倒くさいのに、それでも使うメリットを教えて!」などといった内容があります。
メリット…と思い浮かべてみると、いいことがたくさんありすぎて、何から話そうかと迷ってしまうくらいです。そこで今回は、意外と知らない紙ナプキンとの違いについて解説します。使い捨ての紙ナプキンと言えば価格が安くてすぐに手に入る、使い終わったら捨てるだけなど、手軽に使える点が最大のメリットですよね。しかし、そんな便利な紙ナプキンを使っている方から頂く悩みの中に多いのが、肌のトラブルです。
ムレ・かぶれ・かゆみによる不快感やにおい、肌のがさつきなどは、生理期間中の大きなストレスの要因になっています。それらのお悩みは、布ナプキンに切り替えることで軽減できるかもしれません。布ナプキンユーザーが布ナプキンを使い始めて、最も変化を実感したムレ・かぶれ・かゆみについて、肌への影響などとあわせて詳しくご紹介します。毎回の生理で肌のムズムズ感やにおいに悩んでいる方は、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
「ムレ・かぶれ・かゆみ」は
どんなことを引き起こす?
生理中の悩みとしてよく挙げられるムレ・かぶれ・かゆみですが、具体的には肌や身体にどんな影響を与えるのでしょうか。ここでは、これらの肌トラブルによって起こる肌の変化や、生理用品以外のところでできる対策について紹介します。
不快感だけじゃない!肌トラブル
紙ナプキンによる肌トラブルの原因や、緩和を目指す方法は後述するとして、なぜ「ムレ・かぶれ・かゆみ」を放っておくといけないのでしょうか?中には、生理中のムレやかゆみは多少気になっていても、仕方がないと我慢している方もいるかもしれません。
デリケートゾーンのかゆみは摩擦だけでなく、ショーツの中がムレが原因で起こります。湿気が多く肌がふやけているときは、肌のバリア機能が低下した状態です。摩擦などの刺激の影響をいつも以上に受けやすく、乾燥も起こりやすくなってしまいます。かぶれやかゆみは、生理が終わったら治まるし…と放置してしまっている方は、要注意です。デリケートゾーンの繰り返す肌トラブルは肌のがさつきや、黒ずみといった色素沈着の原因になるかもしれません。ムレ・かぶれ・かゆみは、生理中の不快感だけでなく肌にもさまざまな影響を及ぼすので、気になっている方はなるべく早いうちからの対策をおすすめします。
生理特有のにおいの原因
ナプキンを交換するとき、生理のときに感じる独特なにおいに悩まされたことはありませんか?出先のトイレでナプキンを交換するときには、特に気になることが多いですよね。ショーツの中に湿気がこもると、雑菌が繁殖しやすい環境が整います。本来、経血そのものにはにおいがなく、ほとんど無臭に近い状態です。ナプキンの気になるにおいは、繁殖した雑菌の影響によるものです。
湿気のこもりやすい紙ナプキンの場合は、ナプキンをこまめに交換することが大切です。また、通気性の良い布ナプキンの使用や、デリケートゾーンが湿った状態が続くのを減らすためにタンポンや月経カップを併用してみてもいいかもしれませんね。1日の中でいくつかの生理用品を使い分けてみることで、より自分に合った生理用品が見つかることや、健やかな肌を守ることに繋がります。
普段の生活でできること
ナプキンの種類を見直す以外でできる対策は、デリケートゾーンのことをよく知ることです。最近では「フェムケア」「フェミニンケア」「フェムテック」などとも呼ばれ、デリケートゾーンの洗い方や保湿などに関心が高まってきています。
デリケートゾーンは、まぶたよりも薄い皮膚でできています。アイメイクは擦らずやさしく落とすのに、デリケートゾーンはナプキンの摩擦にさらされっぱなし。肌トラブルが起こりやすいのにも、頷けますね。
お風呂ではタオルやスポンジでゴシゴシ洗うのは避け、指でやさしく撫でるように洗いましょう。デリケートゾーンの脱毛なども、ムレによる雑菌の繁殖を防ぐのに役立つので、まだしていない方は検討してみるのもおすすめです。
ムレ・かぶれ・かゆみはなぜ起こる?
布ナプキンを使い始めた方が最も変化を実感するのは、ムレ・かぶれ・かゆみなどの不快感の緩和です。肌への負担を軽減することで肌トラブルが減り、生理期間中が快適に過ごせるようになることも。ここでは、紙ナプキンと布ナプキンの特徴を比較しながら、解説していきます。
紙ナプキンは雨ガッパを
着た状態?
紙ナプキンがムレやすい原因のひとつには、使用されている素材が関わっています。経血漏れを防止するために、紙ナプキンには高分子ポリマーが使用されています。吸水性が高まる一方で、通気性が悪くなり、ムレの原因になることがあります。
濡れた肌の上からさらに雨ガッパを着ることを想像すると、肌がムレてふやけるのは簡単に想像がつきますね。経血だけでなく、暖かい季節や運動によっては汗をかくので、さらにムレが引き起こされやすくなります。湿度が高い状態が続くことで、雑菌の繁殖や、かぶれの原因にもなります。
また高分子ポリマーには、経血を吸収することでジェル状に固まり、冷たくなる性質があります。デリケートゾーンの冷えは身体全体の冷えにもつながるので、注意が必要です。冷え症や生理痛が重い方はとくに、こまめなナプキンの交換を心がけることをおすすめします。
布ナプキンの透湿防水布が
ムレ緩和のカギ!
布ナプキンは漏れそうで不安という声を、たまに聞くことがあります。布ナプキンには高分子ポリマーではなく「透湿防水布」という特別な防水布が使われています。さらに布をいくつも重ねて作られているので、紙ナプキンと同じように、漏れを気にせずに過ごすことができますよ。
「水を通さない=通気性が悪そう=ムレそう」とイメージを持つ方もいるかもしれませんが、nunonaで採用している透湿防水布は表地にポリエステル、裏地にポリウレタンエラストマーシートを採用。汗や経血による湿気はしっかり逃がして、ナプキン内に湿気を溜め込みません。ショーツ内のムレによる雑菌の繁殖を抑えて、生理のとき特有のにおいの発生を防ぎます。同じ水を通さない素材なら、通気性が良い方がいいですよね♪湿気は逃がすのに、経血は逃がさない不思議な防水布である「透湿防水布」なら、ムレにくさと漏れにくさの両方を実感できるんです♪
紙ナプキンの肌面素材は
換気扇フィルターと同じ
紙ナプキンの肌に触れる素材は「不織布」で作られています。不織布とは、私たちの生活にとても身近な素材。キッチンでは換気扇フィルターとして、お部屋では主に洋服カバーとして使われています。マスクにも使われているので、不織布という言葉を最近耳にする機会が多くなった方もいるのではないでしょうか。不織布の製造方法は、繊維を織らずに熱を使って繊維を接着するというもの。大きさを自由に変えたり、大量生産できることがメリットとして挙げられます。しかし、生理用品としてデリケートゾーンに直接当てるとなると、使用するには硬く、ガサガサとした肌触りが気になる方も多いようです。
不織布の肌触りが歩くたび、動くたびに擦れて、ヒリヒリとしたりかぶれやかゆみの原因にもなります。生理中は常に軟膏を携帯し、生理後もデリケートゾーンのケアをしているという方は、一度生理用品の見直しをしてみてもいいかもしれません。
布ナプキンの肌面素材は
下着や洋服と同じ
布ナプキンの肌に触れる素材は、普段みなさんが着ている下着や、洋服と同じコットン素材で作られています。コットンは木綿植物の種子につく綿毛から作られた素材のことで、製造方法は、繊維を織って作られています。素材そのものの特徴を活かして吸湿性や速乾性が良く、やわらかい肌触りが特徴です。
下着や洋服の多くがコットン素材で作られているのは、私たちの肌がコットンの肌触りや通気性を心地よく感じているから。布ナプキンは普段の下着と同じように、コットンがデリケートゾーンを保護している状態なので、かぶれ・かゆみの緩和へつながりやすいですよ。
nunonaの布ナプキンには、コットン素材の中でもさらに厳しい条件をクリアした「オーガニックコットン」を使用。ふんわり柔らかいだけでなく、通気性の良さや環境へのやさしさが魅力的です。ただでさえ、ナプキンの交換や生理痛に悩まされる生理期間。長くつき合っていく大切な肌を守り、不快感を和らげたいですよね。布ナプキンの魅力のひとつであるやさしいつけ心地も、ぜひ実感してみてくださいね♪
布ナプキンを始めてみよう!
ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に始められるのもうれしいポイントです。
布ナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、『布ナプキンの基礎知識』で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
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