二十歳過ぎても生理不順って大丈夫?
「10代のうちはまだ生理が安定しない」と広く言われていることもありあまり心配していなかった生理不順も、20代まで続くと「もしかして病気なのでは?」と不安になりますよね。
そこで今回は、20代でも生理周期が安定しない方のために「生理不順」について詳しくご紹介します。生理不順について知り、自分の体を見直してみましょう。
生理不順の2つの原因
生理不順になる原因は、大きくわけて2つです。体と心のストレスは生理不順と密接に関わっています。日常生活で思い当たることがないか考えてみませんか。
体のストレス
体へのストレスによって、生理周期が乱れることがあります。例えば、冷えや睡眠不足、疲労や体調不良など。風邪をひいたあと、生理周期が乱れてしまった経験はありませんか。体調不良により体に負担がかかると、生理周期に影響してしまいます。
寒い日に体が冷え切ってしまった際、生理痛がいつもより強く感じることがあるのも体に負荷がかかっているからです。体へのストレスは血流を滞らせてしまうため、血の巡りが悪くなってしまわないよう、しっかりと体を温めて体調管理に努めましょう。
心のストレス
生理不順は、心の揺れ動きにも左右されることがあります。仕事でミスをしてしまい落ち込んでしまったときやイライラしていて物事がうまく進まないときなど、些細な心のストレスが生理不順を招いてしまうこともあります。
心のストレスは、女性ホルモンのバランスや排卵のリズムを崩してしまう可能性があるため、心のケアも大切です。生理がこない不安は心のストレスにも繋がってしまいます。穏やかな気持ちで過ごせるように楽しみや熱中できるものを探してみるのも良いでしょう。
生理不順のタイプ
ひと言で生理不順といっても、実は生理不順にはタイプがいくつかあります。それぞれ原因や疑うべき病気が異なるため、自分がどのタイプに当てはまるのかをチェックしてみましょう。
月経の周期は通常25~38日のサイクルになっています。このサイクルが大きく乱れている場合は病気が潜んでいる可能性もあるため、まずは自分のサイクルをチェックしてみましょう。
1ヶ月に何度も生理が来る【頻発月経】
1ヶ月に2回以上生理が来るような月経を、頻発月経といいます。
頻発月経とは月経周期が24日以下という短いサイクルになっている状態で、原因としてはホルモンバランスの乱れ、卵巣の機能低下などが挙げられます。
長い間生理が来ないことがある【稀発月経】
何ヶ月も生理が来ないということが頻繁にある状態を稀発月経といいます。稀発月経とは39日以上の月経周期になっている状態で、原因として卵巣の機能低下やホルモンバランスの乱れ、無排卵になっている可能性があります。
ストレスなどにより生理がとまることはありますが、しばらくしても月経周期が安定せず60日以上生理が来ない場合は、何らかのトラブルを抱えている場合があります。また、ダイエットなどの急激な体重減少によって生理がとまることも考えられるため、無理なダイエットはしないよう気を付けましょう。体重減少性無月経は治療に時間がかかる場合があるので、早めの対処が大切です。
生理の期間が長い【過長月経】
生理が8日以上続く場合は、過長月経といいます。原因としては子宮の病気や、脳下垂体、卵巣、視床下部など女性ホルモンに関わる器官に問題がある場合があります。
出血が多い【過多月経】
経血が多く、レバー状の塊が混じるときや生理痛が重い場合は過多月経といいます。このとき、子宮の病気やポリープが原因になっていることがあるため注意する必要があります。
出血が少ない、生理がすぐ終わる
→【過少月経・過短月経】
経血の量が極端に少ないことを過少月経とよび、生理が2日以内という短い期間で終わってしまうことを過短月経といいます。原因としては女性ホルモンの分泌が少ないことや、子宮の発育不全が原因として挙げられます。
生理不順から考えられる病気
それぞれの生理不順の症状によって、疑うべき病気がわかります。実は重大な病気が隠れていたという場合もありますので、一度チェックしてみましょう。
- 頻発月経
- 黄体機能不全など
- 稀発月経
- 多嚢胞性卵巣症候群、脳の視床下部や下垂体の機能障害など
- 過長月経
- 子宮筋腫、子宮内膜症、子宮内膜ポリープ、子宮、卵巣がんなど
- 過多月経
- 子宮筋腫、子宮内膜炎など
- 過少月経・過短月経
- 子宮発育不全、アッシャーマン症候群、子宮内膜炎など
病院に行く目安が知りたいとき
病気が隠れているかもしれないけれど、病院に行く目安がわからないときはありませんか?気になる方は、以下の基準を参考にしてみてください。
- 【様子見でも大丈夫】
- ・生理は規則正しくきているが、今回だけ遅れている
今回だけ生理が遅れている場合は、様子見でも大丈夫です。ただし、生理がこなくて不安なときや旅行などで生理をずらしたいときは、受診をオススメします。
- 【受診しましょう】
- ・3ヶ月以上生理がこないことはないが、不規則なことが多い
・3ヶ月以上生理がこない
・急激なダイエットや激しい運動により生理が止まってしまった
排卵していなかったり、女性ホルモンのバランスが乱れていたりする可能性があるので、病院で調べてもらいましょう。
生理不順の改善方法
生活習慣を見直そう!
病院で診てもらって何も異常がないのに生理不順が治らないという場合は、生活習慣の見直しが必要となります。この場合、原因としてはホルモンバランスの乱れやストレスによって卵巣の働きが低下していることが多く、生活を見直すことでそれらが改善する場合があるためです。
バランスの良い食事を摂る、湯船に毎日つかるようにする、ストレス解消を行う、体を冷やさない、無理なダイエットをしない、十分な睡眠をとるなどのことに気をつけるだけでも体の働きは良くなります。
布ナプキンで身体からのサインを受け取ろう!
自分の体の調子はおりものや経血の様子を観察することでわかります。おりものや経血を見るには布ナプキンを使用するとわかりやすくなり、物理的に温めることで体の冷えも防げるでしょう。
女性の体は自分で思っているよりもデリケートです。生理不順を放置していると不妊の原因になることもあるため、しっかりと自分の体をケアし、少しでもおかしいなと思ったらすぐに婦人科へ行くことをオススメします。
布ナプキンがおすすめな5つの理由
おりものの状態などチェックしやすい
おりものは月経周期によって変化しますので、排卵周期をチェックする一つの目安となっています。
nunonaの布ナプキンは、おりものの状態を確認しやすいよう肌面を「真っ白」に仕上げているので、身体の変化に気付きやすくなっております♪
布ナプキンは体の冷えを防ぎやすい
布ナプキンは、経血をしっかり吸収できるよう、布を何層にも重ねて作られていることが特長です。生理中に布ナプキンを着けていれば、何枚もの布が重ね着した服のように体を寒さから守ってくれます。
寒さから血行が悪くなると生理痛の悪化にも繋がりますので、デリケートな部分を温めるのは非常に大切なことになります。
ムレやかぶれが気にならなくなる
生理不順はストレスで起こることもあります。毎月くる生理は少しでもストレスをなくしたいですよね!だからこそ生理用ナプキンを見直して、ムレやかぶれなどの肌トラブルをできる限り対策しておきましょう。
布ナプキンの多くはオーガニックコットンなどの、体に優しい素材を使用しています。肌触りも柔らかく、通気性も良いため、経血やおりものを吸収しても、ムレにくくかぶれにくいのが特徴です。
化学物質を使っていないので安心♪
市販の使い捨てナプキンには、様々な化学物質が使用されている一方で、布ナプキンはオーガニックコットンなどの天然素材をメインに作られています。
使い捨てナプキンが直接身体に影響を及ぼすというわけではありませんが、当たり前のように使っているナプキンを見直すことも必要です。
臭いが気にならない
生理中に気になる臭いの問題も、布ナプキンを使えば軽減できます。生理中の不快な臭いは、ムレによる雑菌の繁殖が原因です。
布ナプキンは通気性が良くムレにくい構造なので、余分な水分を蒸発させて細菌の繁殖も防ぎやすくなります。使い捨てナプキンに比べて通気性が良い布ナプキンのメリットともいえるでしょう。
布ナプキンを始めてみよう!
ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に始められるのもうれしいポイントですよね。
布ナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、『布ナプキンの基礎知識』で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてください!
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