2人目不妊?身体のためにできること
最近では晩婚化の影響もあり、年齢に関わらず多くの方が不妊に悩まされています。子どもを授かりたいと望んでいても思うようにいかず、 不妊治療を長く続けている方も少なくありません。不妊と聞くとなんとなく、出産をしたことのない夫婦が悩んでいることをイメージしがちですが、 実はそんなことはありません。実際に不妊治療を行う病院へ行くと、小さな子どもを連れた方をよく見かけます。
1人目はすぐに授かったのに、2人目、3人目がなかなか授からないことを「2人目不妊」とも呼び、 不妊に悩む方の3割以上が2人目不妊であるとも言われています。
そこで今回は2人目不妊になりやすい原因や、すぐに始められる「身体のためにできること」について紹介します。 今まさに不妊に悩んでいる方や、いずれ2人目3人目を授かりたいと考えている方の参考になれば、嬉しく思います。
2人目不妊かも?と思ったら
「2人目不妊」とは過去に妊娠・出産の経験があり、2人目以降の妊娠がしづらい場合を指しますが、「続発性不妊」とも呼びます。 そして一度も妊娠したことがなく、不妊に悩むことを「原発性不妊」と言います。年齢や考え方によって個人差はありますが、子どもを望んでいながらも2年間授からない場合、 不妊を疑うひとつの目安になるようです。
しかし1人目との年齢差や両親の年齢などにより、2人目以降の妊娠を望む時期は人それぞれですよね。2年という目安にとらわれず、 気になることがあればなるべく早いうちに病院で検査を受けることをおすすめします。不妊治療をする・しないに関わらず自分の身体を知ることや、 妊娠しやすいタイミングをより正確に理解するきっかけにもなります。
2人目不妊の原因は?
卵子の元になる「卵現細胞」は女性が胎児である頃に、既に一生分を卵巣に蓄えています。 卵原細胞は決して増えることはなく、蓄えられているストックを少しずつ消費します。そして卵原細胞の在庫がほぼ尽きたら閉経し、生殖機能を失います。
卵子の数には個人差がありますが自分が30歳である場合、胎児の頃から数えると30年以上経っている状態。 妊娠には卵子の数よりも、年齢との相関関係のほうが大きいと言われるのにも頷けますね。そしてこのほかにも、2人目不妊になりやすいあらゆる要因が考えられます。
「出産時のトラブル」が原因になるケースも
2人目不妊の原因には、1人目を出産したときのことが影響することもあります。帝王切開後の傷の影響で不妊症を引き起こしやすくなることも。
また、1人目の妊娠時に太りすぎてそのままの場合、2人目が妊娠しづらくなるケースも考えられます。
生活リズムの変化
1人目を出産した後、これくらいの時期には2人目を授かりたい、となんとなく考えている方も多いでしょう。 しかし、出産後の生活リズムが思った以上にハードな場合も考えられます。初めての子育てをしながら仕事や家事をこなす生活の中で、 2人目を考えられるようになったときには、予定よりも何年も過ぎている場合も少なくありません。
子育てに忙しい中での性交渉はタイミングも難しく、セックスレスに悩んでいる夫婦も多くいます。 そして、中には職場での同僚の産休のタイミングなども考慮している方もいるようです。
「ホルモンバランスの乱れ」には要注意
妊娠を大きく左右するものはやはり「ホルモンバランス」です。初めての妊娠・出産、そして育児。心身とも疲れ果てている方も多いのではないでしょうか。 ホルモンバランスの乱れには、加齢だけでなくストレスも大きく影響します。
思うように睡眠がとれず、うまくいかないことも多い生活。リラックスしたいと考えていても、なかなかそうはいきません。 また、母乳を与えている間は「プロラクチン」というホルモンの分泌が増加します。このホルモンには妊娠しづらくするはたらきがあることもわかっています。
そして産後の無理なダイエットもまた、ホルモンバランスの乱れの原因になるので、過度な食事制限や運動には注意が必要です。
2人目不妊の対策
2人目不妊の重要な対策は、婦人科で検査を受けることです。
不妊治療を専門にしている病院であればより詳しく検査が受けられ、不妊に悩んでいる原因をある程度絞ることができるかもしれません。
しかし、中には「2人目不妊かどうかわからない。」「まだ1人目を出産したばかり。」という方もいるかもしれません。授乳中の場合は不妊治療が受けられないことが多く、そんな方はまず、すぐに始められることからおこなっていきましょう。
パートナーと相談しておく
小さな子どもがいるうちは、思うように病院に検査に行けないこともあります。そして、2人目不妊がわかった場合は治療をするのかどうかや 、かかる費用について悩むこともあるでしょう。
妊娠・出産には年齢も大きく関わるので、そうなったときに素早く行動できるよう、あらかじめパートナーと相談しておく必要があります。
通院のために仕事の休みを取ったり家事をしたりと、どちらかひとりにだけ大きく負担がかからないようにしておきましょう。
栄養バランスの良い食事
2人目不妊を引き起こす原因のひとつとしてホルモンバランスを挙げました。 できるだけ日々の生活のストレスを軽減させたいものの、完全になくすことはできません。まずは食事から、身体を整えるよう意識しましょう。
女性ホルモンに似たはたらきをするイソフラボンの含まれた大豆製品、たんぱく質などを積極的に摂ることが大切です。「バランスの良い食事」が理想的ですが、そう考えすぎるとかえって負担になってしまうこともあります。難しいことは考えず、食べる食材の種類を多くすることを意識しましょう。
忙しい子育て中はとくに、簡単に食べられる炭水化物だけなどに偏ってしまいがち。毎日の食事は、パートナーと相談して強力しながら分担することや、お店なども上手く活用しましょう。家事代行サービスや、栄養バランスの整ったお弁当を届けてくれるサービスなどを利用している方も多いですよ。
適度な運動やストレッチ
ダイエットや健康にも運動が推奨されるのと同じように、不妊を防いで妊娠しやすい身体づくりのためにも、運動はとても大切です。 しかし出産直後は無理は禁物。最低でも産後1.2カ月から、様子を見ながら行うようにしましょう。
運動の時間がなかなかとれない方は、歯磨きや家事をしながら背伸びの体勢をキープしてふくらはぎを動かしたり、いつもよりも少し大きな歩幅で歩くウォーキングなどがおすすめです。
また、ストレッチは身体全体をしっかり伸ばして、肩こりや身体の疲れを癒すことにも役立つので、こまめに行うようにしましょう。
身体の冷えと向き合う
1人目のときは自然に妊娠ができた方も、2人目、3人目もそうとは限りません。むしろ男性も女性も年齢をかさねて、より妊娠しづらくなっている場合も多くあります。
食事や運動以外にも身体のためにできることは、「身体の冷えを防ぐこと」です。 冷たい飲み物や露出の多い服装で身体を冷やすのを防ぐ以外にも、身体の中心部分をできるだけ温めるようにしましょう。 私たちの身体は、まず身体の中心を冷えから守るようにできています。身体の中心が十分に温まれば、手足などの末端の血行が良くなり、冷えが少しずつ軽減されます。
腹巻きの着用や、布ナプキンの使用もおすすめです。「生理のときは使い捨てのナプキン派。」という方の中にも、 生理のとき以外は防寒の目的で布ナプキンを使用する方もいます。衣類をただ、重ね着をするだけではデリケートゾーンが蒸れてしまう場合があるので、 通気性が良く、ふんわりと身体を温める布ナプキンがおすすめですよ。2人目不妊を防ぐためにも、できることから始めていきましょう!
布ナプキンを始めてみよう!
ハードルが高そうと思われがちな布ナプキンですが、実は意外と簡単に始められるのもうれしいポイントです。
布ナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、『布ナプキンの基礎知識』で詳しくご紹介しているので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね!
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