防災に備える布ナプキン生活

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最終更新日:2022/04/27(水)

近年、東日本大震災を含めた大規模な自然災害により、わたしたちの防災への意識は非常に高まりつつあります。

防災について考える中、特に女性は生理に対する備えも必要です。実際に避難生活を強いられることになったとき、 ナプキンのような女性向け物資の不足はこれまでの災害の事例からいっても大いに起こり得ることで、それに対して日頃から自分でナプキンを確保しておくと、 いざというときに遭遇してもとても安心です。

そこで今回は「防災と女性向け物資」について詳しくご紹介します。

布ナプキンに普段から慣れ、
用意しておく

被災中に生理になった時の不安

防災と女性向け物資

ただ、生理というものは非常にデリケートなものです。そのときの自分の体調がダイレクトに反映されるため、生理の状態がだいたい一定という人もいれば、乱れがちという人もいるでしょう。

では仮に、自分が災害に遭い、避難をすることになったとき、あなたの生理が日頃から乱れがちであったらどうでしょう。

生理痛が重い、経血量が多い、生理がダラダラと続いている…そんな悩みを抱えたまま被災してしまったらと考えると、とても不安ではないでしょうか。 女性の体と防災について考えるときに、日頃から自分の生理の状態を整えていくことは、必要な物を備えることと同じくらいに大切だといえます。

生理を整えるって?

防災と女性向け物資

個人差はありますが、一般的に、正常な生理の期間は約5日前後、周期は25~38日間といわれています。これに近づくほど、自然な生理周期になり、生理が整ってきたということになります。

では、どのように生理を整えていくのでしょうか。

食事・呼吸法・アロマ効果・運動など様々な対策がありますが、最近は布ナプキンも口コミで話題になっています。布ナプキンを使われている方からは「生理の周期が安定してきた」「1週間以上続いていた生理が5~7日で終わるようになった」という声が多く寄せられています。

布ナプキンはオーガニックコットンなどの天然素材で作られているものがあり、下着と同じ、あるいはそれ以上の肌触りの良さが特徴です。布ナプキンをあてることは、普段の下着に1枚下着を重ねているようなものですので、紙ナプキンと比べかぶれが起きにくく、かぶれによる肌の痛みや肌ストレスがぐっと軽減されます。

生理中のストレスが減れば、それだけ体は自然な状態に近づきます。また、生理もトラブルの少ない自然なものに変わっていきます。生理が乱れずに続いていけば、次第により自然なサイクルで生理を迎えられるようになります。生理がきちんと始まり、きちんと終わる。そういった体づくりを布ナプキンはお手伝いすることができるのです。

布ナプキンを使って自分の生理を整えていきませんか?

布ナプキンを使用するメリット

きちんときれいな生理のいいこと

防災と女性向け物資

生理周期が乱れにくくなってくると、生理がダラダラと続くことがなくなります。経血の量が増えたり減ったりと安定していなかったり、また少量の経血が続いてようやく生理が終わったかなと思ったらまだ終わってなかった、といった経験はありませんか?

生理が安定してくると、経血の排出のムラがなくなり、自分の経血量も把握しやすくなります。そうすると、生理中も落ち着いて過ごせるわけで「服や下着を汚してしまうかも…」と不安に思うことも少なくなります。

布ナプキンを数年使われている愛用者の方の中には、自分の意志で経血を排出する経血コントロールができるようになったという方もいらっしゃいます。生理をきちんと整えることで、生理への不安や悩みがどんどん減っていくのです。

つらい生理痛が緩和する可能性も!

防災と女性向け物資

布ナプキンは下着を重ねるようなものなので、必然的に生理中のデリケートな部分が温められることになります。 冷えは血流を悪くし、生理痛を悪化させる原因にもなるので、この冷えが緩和されることで生理痛がやわらいできます。

また、生理痛の少ない生理を迎えることも、自分の生理をきもちのいいものへと整えることにつながってきます。

災害時に備えておくと安心!
布ナプキンがおすすめの理由

布ナプキンは災害時に備えておくと便利なアイテムです。普段使いでも便利な布ナプキンですが、災害時になぜおすすめなのか、詳しい理由をお伝えします。

下着の代わりになる

防災と女性向け物資

避難所では、プライベートな空間を確保しにくいため、着替えに気を使う場面もあるでしょう。更衣室が用意されていない場所もあり、トイレで着替える方もいるようです。

トイレ待ちの行列ができているなかで、ゆっくり下着を履き替えるのは難しい場合もあります。布ナプキンは、紙ナプキンのように簡単に装着できるので、下着代わりに使用することも可能です。下着に布ナプキンを装着するだけなので、清潔を保ちやすくなります。

また、支援物資が届いたとしても、自分に合うサイズの下着を探すのに抵抗がある方もいるようです。支援物資がきても、もらいにいきにくければ、あるもので対応するしかありません。

そんなときに役立つのが下着代わりにもなる布ナプキンです。数種類のサイズを用意しておけば、その都度状況に応じて柔軟に対応できます。

経血のにおいを軽減する

防災と女性向け物資

生理中は、経血の独特なにおいが気になりますよね。特に、知らない方と避難生活を送るときはなおさらです。生理用品をこまめに交換したくても、少ない生理用品を無駄にしたくないという思いから、長時間つけっぱなしにしてしまうことも考えられます。

紙ナプキンの場合はゴミになるため、捨てるときもにおいの問題もでてくるでしょう。ビニール袋がなければ、においを閉じ込めることも難しいものです。

布ナプキンは、通気性が良くムレにくい構造なのでにおいを抑えることができます。ナプキンを交換するときもカサカサと紙ナプキンのような音がでないので、交換していることを周囲に気づかれずに済みます。

肌トラブルに役立つ

防災と女性向け物資

避難所では今までのように洗濯できない場合があります。周りが気になり下着の洗濯を躊躇してしまうこともあるでしょう。下着の代わりに紙ナプキンを使い続けていた方の中には、ムレやかぶれなどのトラブルに悩まれている方もいます。

だからこそ、ムレやかぶれが気になる方は、透湿防水布入りの布ナプキを用意しておくのがおすすめです。

nunonaの布ナプキンは、経血は逃さず湿気は通す透湿防水布を採用しています。布ナプキン選びに迷った際は、ぜひお試しください。

布ナプキンへのこだわり

洗って繰り返し使える

防災と女性向け物資

災害時は、ライフラインが使えなくなる可能性があります。洗濯をするにも水の供給量が決まっていれば、洗濯は後回しになってしまう場合もあるでしょう。布ナプキンは、下着を洗うよりも少ない水で洗うことができるので、貴重な水を有効活用できます。

また、布ナプキンは洗って繰り返し使えるので、普段から経血量が多い方でも安心です。避難所に支給される生理用品は、一般的な生理周期を想定して配られるため、経血量が多いなどの個人差は考慮されません。生理用品が不足しても、自分だけ余計にもらうのは気がひけるという方もいるようです。

支給されても先着順の場合は、確実に生理用品がもらえる保証はありません。その点、布ナプキンを備えておけば、物資が届かなくても安心です。

洗濯時に生理用品だと気づきにくい

防災と女性向け物資

避難所生活は今までよりも人の目が気になることがあるでしょう。洗濯しても生理用品を干しておくのは恥ずかしかったり、心配だったりしますよね。

布ナプキンには、ハンカチのようなプレーンタイプのものもあるので、布ナプキンだと気づかれにくいのです。見られたくない方は、干すときに布ナプキンの周りをタオルやハンカチで目隠しすると周りの目を気にせず干すことができます。

汚れが落ちにくいときは、粉タイプのアルカリウォッシュでつけ置きしましょう。つけ置き用の容器がない場合は、ジッパー付きの袋でも代用できます。nunoaでは、洗濯に便利な洗剤や防臭チャック袋も取り扱っています。この機会に防災グッズのひとつとして用意しておきませんか。

災害時のゴミの心配が減る

防災と女性向け物資

災害時は、トイレにゴミ箱が用意されていない場合があります。紙ナプキンやおりものシートを交換しても捨てる場所がないと、汚物を持ち歩かなければならないことも。

そのため、防災グッズの中にゴミ袋を用意しておくことをおすすめします。とはいえ、布ナプキンであれば、繰り返し洗って使いるのでゴミになりません。

初潮前の子どものため

防災と女性向け物資

初潮を迎えていない子どもがいる場合、まだ必要がなくても生理用品を用意しておくと安心です。災害時に生理がはじまってしまうことも考えられるため、布ナプキンを用意しておけば、いざというときでもすぐに対応できます。

避難生活はストレスがかかるものです。あらかじめ布ナプキンを用意しておけば、はじめて初潮を迎えても不安にならずに済むでしょう。

布ナプキン商品カテゴリ一覧

すぐに作れる!
防災用布ナプキンの作り方

防災と女性向け物資

防災用の布ナプキンは、古着やタオルなどを使って手作りできます。もし布ナプキンの用意が間に合わなかった場合は、手作りの布ナプキンを活用してみてください。

まず、不要な布を用意し、20~25㎝角に切ります。切った布を3つに折りたたみ、布の間にビニール袋を挟んで防水性を高めましょう。ビニール袋がない場合は、布を何枚か重ねたり折りたたんだりしながら吸収力を保持します。

紙ナプキンや布ナプキンがないときは、手作りの布ナプキンを作って対応しましょう。とはいえ、事前に準備しておけば手作りせず、いつもどおりに生理期間を過ごせます。災害に備えて今から少しずつ準備しておくと良いでしょう。

体をすこやかにして備えよう

布ナプキンを始めてみよう!

自分の生理=体の状態を整えておくことは、非常時を迎えたときでも、きっと心強くあなたを支えてくれるでしょう。

防災対策として必要な物資の確保はもちろん大切ですが、自分自身の体のことももう一度考えてみてはいかがでしょうか。

布ナプキンの基礎知識
この記事を書いた人
ゆみこ
ゆみこ

地球と環境に優しい生活を目指し、より快適に過ごせるよう心掛けているライターです。布ナプキン歴は約5年。現在、「管理栄養士&転妻ライターゆみこBLOG」を運営中。気になることは積極的に試す好奇心旺盛な一面もあり。知りたい情報を的確に届けられるよう日々執筆しています。

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