出産の兆候を見逃さない6つのサイン
出産は何度も経験することがなく、毎回傾向が異なるので、産まれるタイミングがなかなか判断しにくいものです。ただ、臨月に入るころから、お産が近くなってきたという体のサインが色々出てきます。では、どのような兆候が見られるのでしょうか?一般的に多く見られる6つのお産のサインを紹介していきましょう。
胃のあたりがすっきりする
それまで胃を押し上げていた子宮が、赤ちゃんの下降とともに下がり、胃への圧迫がとれてきます。食欲も少し増してくるかもしれません。
恥骨が痛くなる
ホルモンの影響で恥骨の結合部分がゆるみ始めているため、痛みを伴うことがあります。また、赤ちゃんが下がって頭を骨盤に入れてくるため、恥骨や足の付け根が圧迫されるような感じを受けます。こうして骨盤が開いていくことで、お産に備えていきます。
おなかが張る
これまでとくらべておなかの張りが頻繁になってきます。間隔が不規則なうちは「前駆陣痛」といって、まだほんものの陣痛ではありません。「あれ来たかな?」と思っても、静かにしていると、そのうちなくなってしまいます。陣痛の予行演習でもあり、こうした刺激が子宮口や産道を柔らかくしていきます。
トイレが近くなる
赤ちゃんの頭が下がって、膀胱を圧迫するようになるせいで、トイレの回数が多くなります。また、残尿感がある人も多くいます。
腰が痛い
赤ちゃんの頭が下がって腰を圧迫するようになります。これまで腰痛とは無縁だったという人でも、痛みを感じることもあるでしょう。
お産が近づいてくると、子宮が収縮したり子宮口が開き始めます。すると、赤ちゃんを包んでいる卵膜と子宮の壁がこすれ合って、出血することがあります。これが「おしるし」です。子宮頸管から出たおりものにその血液が混じって出てくるため、少し粘りけがあるのが特徴です。
色は赤やピンクですが、少し時間が経って出てくるときには、生理の終わりごろのような茶掲色の出血になっていることも。一般に、自然に見られる出血がおしるしですが、健診時の内診の刺激でおしるしがみられることもあります。
おりものが増える
産道を赤ちゃんが通りやすいよう、なめらかにするために、白くて水っぽいおりものが増えてきます。おりものやおしるしのチェックは、おりもの・ライナーを使用して、実際に目で見て確認すると良いでしょう。
以上が、6つのお産のサインになります。これらは代表的なものになるので、他にも症状がいくつかあります。これらのうちのいくつかを感じるようになったら、「そろそろお産だな」と心の準備をしておきましょう。
いずれも共通しているのが、ママはもちろん赤ちゃんもお産へ向けて準備を進めている現れなのです。生理的な現象が多くて心配する人もいるでしょうが、その不安は赤ちゃんにも伝わってしまうので、リラックスして当日を迎えられるようにしましょう!
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