妊娠と流産の確率をご存知ですか?

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最終更新日:2020/09/15(火)

妊娠の仕組みをちゃんと知っていますか?

子どもが欲しい…そう考えている夫婦のために、妊活にまつわる情報が多く発信されていますが、妊娠のことを調べると全然知らなかったと驚かされることも少なくないのではないでしょうか。

子どもは授かりものという言葉があるくらい、妊娠はとても複雑でデリケートなことです。本格的な妊活を始める前に、妊娠の仕組みを一度おさらいしてみましょう。

排卵と受精のタイミング

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女性の卵巣では卵子が約28日間の周期で作られていきます。この卵子が卵管から吸い上げられ、子宮で精子と出会ったときに受精します。

卵子と精子にはそれぞれ寿命があり、卵子は排卵されてから24時間、精子は2~3日しか生きられません。さらに卵子と精子が受精可能な時間は、約8時間とも言われており、受精卵はさまざまなタイミングが重なってできることがわかります。

それゆえ、女性が排卵日をチェックすることは、受精の確率を上げるためにとても重要なのです。

受精から着床、妊娠へ

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受精卵は子宮の中で何度も細胞分裂を繰り返すと、卵管を通って約1週間で子宮内腔に移り、やがて子宮内膜と結びつきます。

これを着床といいます。

着床した受精卵は細胞分裂を繰り返し、やがて赤ちゃんの形に成長していきます。着床により、女性の体は赤ちゃんを受け入れるよう変化していきます。

流産の確率

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妊娠しても、出産し赤ちゃんを抱けるまでにさまざまな問題を心配することになります。中でも妊婦さんが一番心配することが流産です。

流産というと非常に怖いイメージがありますが、実は妊婦さんの10人に1人が経験するといわれているほど身近なものです。

女性の年齢が上がるにつれて、流産の確率も上がっていきます。流産の確率は、25歳~30歳では10%、35歳では25%、40歳では40%になり、45歳では50%にまで上がってしまいます。

妊娠中に起こる流産の約75%は、妊娠初期である4~15週に起こるといわれており、うまく着床できずにそのまま流産してしまう化学流産や、胎児が確認された後、胎児の発育が止まり流産する稽留流産(けいりゅうりゅうざん)があります。

卵子と精子の質を高めるには

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実は女性の卵子は、男性の精子とは違い、その数が一生のうちに限られています。

卵巣の中にある卵子のもととなる卵母細胞は、生まれた時には100万個ありますが、その数は10代では一気に30万個になり、年齢を重ねるごとに減っていきます。さらに卵母細胞の中でも卵子として排卵されるのは一生でも400個ほどです。

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また、卵子は老化していきます。大きくは年齢に左右されますが、特に卵子の老化を早めるのは生活習慣の乱れや、過度のストレスです。

これは男性の精子にもいえることで、心身ともに健やかでいることが卵子や精子の質の良さに繋がっていくのです。

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心身の健康は流産の予防にもつながります。妊娠後期の流産は母体側に問題がある場合があり、子宮のトラブルやストレスが流産に繋がるため、心身を健康に保つことが大切になってきます。

特に妊娠中はデリケートゾーンのトラブルが増え、それがストレスにつながることもあります。

尿漏れやおりものによるかぶれなど、デリケートゾーンのトラブルは、通気性のいい布ナプキンを使用することで軽減したという声もよく聞かれますので、一度試してみるといいかもしれません。

排卵から着床までの間、体の中で赤ちゃんの元となる卵子と精子はめまぐるしく変化します。その変化に耐え、元気な受精卵になるには卵子と精子も元気であることが大切です。

妊娠を前に夫婦で生活習慣や食生活を見直し、妊娠しやすい体を作っていきましょう。

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